詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

世に倦む日日 @yonium戦後復活した1946年メーデ-ニュース映像。日本ニュース制作と配信

2020年04月30日 | 歴史
https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009181445_00000
報道1930。今日の放送は怪しいな。マイクロスカイラボの社長、厚労官僚にこう言っとけと言われてるんじゃないか。たった2名でやってるらしいが、厚労省とはどういう関係の会社なんだろう。児玉龍彦の話だと、東大と理研だけで1日数万件PCR検査できるはずだ。検査技師もいるわけだよね。

戦後に復活した1946年のメーデ-のニュース映像。日本ニュースの制作と配信です。東宝系の映画館で上映されていた。まだテレビがない時代。映像以上にニュース原稿の内容や表現に驚かされますね。戦後民主主義の生の証拠。https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009181445_00000 …


《東京》労働者、農民、勤労者が団結の威力を示す日、メーデーが来ました。11年ぶりに復活した喜びの日。かつて軍国主義に塗りつぶされていた宮城前広場は、みるみる赤旗、のぼり、プラカード、そして潮のように押し寄せた50万の人民大衆の喜びの顔で埋まりました。各職場代表者の熱烈な演説ののち、社会党加藤勘十氏、共産党徳田球一氏は力強く労働戦線の統一を叫び、最後に宣言の朗読が行われました。

「歴史的メーデーに際し、我々全日本の労働者は高らかに宣言する。このような正しい世界の完成の日まで、揺るぎなき団結と鉄の意志を持って、闘争を推し進めることを。1946年5月1日、第11回東京地方メーデー!」(拍手)かくて11時30分、4つの地区に分かれた世紀の大示威行進は折からの小雨をついて出発。胸を張り、腕を組み、足音高らかに、町へ、町へ。(「メーデー歌」を歌いながらの行進と、歓迎する町の人々の様子)四谷では、初めてメーデーに参加した教員組合の中に先生がいるのを見つけた子どもたちが、喚声を上げながら嬉々としてデモに参加しました。

かくて幣原内閣打倒に大きな力となった働く者の団結の威力は、このメーデーを機に俄然躍進し、日本民主化の方向へ力強い前進を遂げたのであります。(「メーデー歌」を歌いながら人々が行進)《水戸》この日、全国各地でも盛大なメーデーが同時に行われ、参加総数、実に100万、水戸では農民の参加が特に際立ちました。(「メーデー歌」を歌いながら人々が行進)《高崎》群馬県高崎でも盛んな労働者の意気を示しました。《大阪》大阪のメーデーもまた、沸き返る勤労大衆が町を埋めました。

かくて東京の各代表者たちは、官邸で幣原首相に決議文を突きつけ、反動内閣絶対反対、民主人民政府即時樹立を要求しました。「あなた方のおっしゃっていることは十分よくわかりましたからね。恐らく総理がいろいろまた考えられるでしょう。しかしね、その社会党内閣を阻止しようということをだな、総理に今ここで答えろということは、それは無理だ」「しかし、これは人民の声だということは認めますな」「責任が取れんのだな」「だから・・・」「声だっていうことを認めますかとお聞きしたんだ。声だ。あんた方が反映する声。声に対して、あんた方が何らの返事をしないということが重大なんだ」


明日はメーデー。労働者の祭典の日。中国では祝日です。天安門広場に大きな孫文の肖像画が立つ。天安門の毛沢東と向き合う形で配置される。実物を見てきました。実物を見るまで知らなかった。どこまでも辛亥革命の継承国家なんですね。

経産省前脱原発テント日誌(4/28)/「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止」を!

2020年04月30日 | 気狂い国家
経産省前脱原発テント日誌(4/28)/「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止」を!

経産省前脱原発テント日誌2020年4月28日版

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日
(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2020年4月28日は、座り込み3,153日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。

◎経産省に要請文を提出した 4月24日(金)前半(Y.Y) 
丸ノ内線の駅から出て来ると、青葉の季節になっていた。いつも外務省の前にいる機動隊のカマボコ(機動隊車両)がいなかった。コロナと関係があるのだろうか。 Sさんがコロナ休暇をとられるとのことで、女性3人でセッティングした。椅子と椅子の間に、折り畳み椅子をはさんで縛り、わずかでも隣どうしがくっつかないようにした。レジェンドSさんがカラフルなマスクをして12:30には到着。 また、今日は経産省に要請文を出すと聞いて来られた方等、すぐに参加者が増えて賑やかになった。私達の後で12tクレーン車がエンジンかけっぱなしで、ずっと停まっていた。座り込みしていた男性にお願いして、エンジンを止めるよう頼んだら、止めてくれた。経産省前に立つ警備員もおらず、警察官の訪問もなく、人通りは少なかった。風はあまり強くなく、暖かくて、座り込み日和でした。(Y.Y)

◎「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止」を! 4月24日(金)後半(K.M) 
座込み時間短縮ゆえ14時に到着。暖かい日差しを浴びて、8人がゆったりと座り、経産省本館ビルを監視している。移動の電車内は人が非常に少なく、窓から風が通
っていたが、感染には警戒。安倍政権と経産省を信頼できれば、これほど無理することも必要無いのだが…。 人の往来が少ない中で、15時から経産省抗議行動。経産省前テントひろばの「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止させるための要請文」をさんが読上げて、参加者全員で確認、内閣府と経産省宛の封筒を目の前にあるポストに投函した。残念ながら、
ながら、どちらも「感染対策のテレワーク中ゆえ」と、読み上げ手渡しを認めなかっから。 続いて、安倍政権の新型コロナ対策への怒り、原発稼働を推進する経産省・資源エネルギー庁への怒り、突然の学校休校の為に1年間の学生との交流の終わ
りを絶たれた教師の怒り、…などなどを、テレワークで人が少なそうだけれど、蛍光灯ランプが沢山点いている経産省本館に向かってぶつけた。 片付けは沢山の方々の応援で、すぐに終了。事務所に保存されたHさん製造の梅酒を一杯頂いて帰途。(K.M)

◎具体策もなければ考えようともしない政府 4月25日(土)(O・O) 
先週の大雨が嘘のような好天。乾いた風が心地よく、まさに凱風快晴。横断歩道からは陽炎がたちのぼり、白線がさざ波のように揺らめいていた。若葉をいっぱいに繁らせた樹々の枝が風にまかせるままストレッチ。今日も霞ヶ関の景色を独り占め。・いまだにスタートラインにもついていない。 Toolate Too little Toopoor 「政府としても危機管理に万全を期したい」と自称「立法府の長」は言うが、相変らず具体策がない。責任の丸投げとしか思えない。より深刻なのは、国民にも国家に丸投げする人がいることだ。   (O・O)

◎デモこそデモクラシーだ、それ本当 4月26日(日)(はしゆき) 
青空と、暑いほどのお日様の下で、11:55-15:00座り込みを行いました。人通りは先週ほど多くないです。暑すぎるのかも? 自転車で前を通過していく女性が手を振っていきました。私たち人気者? 遠くで拡声器の怒鳴り声が聞こえていました。右翼は自粛しないらしい? 今日は句会でした。秀逸句の報告は別メールに書きました。Rさんの影響で、皆さん、しゃれ/だじゃれ全開でした。「(椅子に座っていると?)ケツに沁みる」「自覚(痔核)症状があるってわけね」
「いい加減なこと言ってるな」「総理大臣がいい加減なんだからいいんだ」「責任とれよ」『責任を取ればいいってもんじゃない』でしょ
「国会権力の言いなりになるなってんで、いなり寿司を食ってる。」
「今年の夏は猛暑になるな。五輪なくてよかったね」「我々がご臨終だ」
終了後に何人か渋谷デモに出かけていきました「デモこそデモクラシーだ」とか、うまいことを言いながら。
参加者(敬称省略)T久、サッシー、E藤、はしゆき、M島、R、H口、マリリン、T崎、野良、N瀬、O島、M上、エルモ、レジェンド美智子
入れ替わりつつ15名

 終了後は事務所でコーヒータイム。今日は珍しく美智子さんも参加するというので、女性陣も同行。いつもより賑やかなお茶会になりました。もちろん、窓は全開で。今日は暖かくて助かりました。 (はしゆき)

◎脱原発青空川柳句会開かれる 4月26日(日)(はしゆき)
文字通りの青空のもと、暑いほどのお日様の下で句会が行われました。発表された秀逸句は以下のとおりです。
お題「生きる」秀 ネットカフェ 自粛で閉まり 生きられぬ (柚子っ子)秀 
死後と現世(いま)つながる意思に支えられ (月居)秀 非正規戦 コロナと戦う前に飢え 
(ふ64)秀 巣ごもりの 窓に子育(はぐく)む つばめ舞う (ふ64)秀 生きろよと 母の願いをしたためて (マリリン)特選 免疫を 高めて生きる 座り込み (柚子っ子)
お題「本気」秀 つつじ映え 青空本気 テント前 (マリリン)秀 アベたおせ 野党
結集 本気出せ (月居)秀 仕事ねえ 貯金ねえ 早く給付しろ (ふ64)秀 新緑に すわり込みして 本気増し (マリリン)秀 後手後手で 本気度問われる 安倍コロナ (柚子っ子)特選 本気かい コロナ対策 マスクだけ (野良)
 参加者には参加賞のドーナツ(世の中ドーナッてるんだ、の語呂合わせ)が配られ、秀句にはバナナと菓子、特選句には「五輪お断り」のパンフと、高級手作りマスクという賞品が贈呈されました。(はしゆ
◎補正予算で経産省も忙しい(?) 4月27日(月)(保) きょうは「午後から雨が降る」との天気予報だったので、雨対策をして経産省前に向かった。経産省前は空気が暖かく、風も強くなかったので、順調に座り込み準備を終えることが出来た。       
 準備を終えて昼食を食べていたら、農水省の方から下級役人が20人くらい、通りすぎていった。先週まで、殆んど集団で歩いていなかったので、ビックリしました。きょうから始まる補正予算の為に、忙しかったのであろうか。きょうの座り込み者はレジェンド・Sさんらを含めて7名であった。雨は2時過ぎから断続的に降っていた。帰る頃から雨も本格的に降ってきたので、慌てて撤収した。(保)

◎「ゴールデンウイークよ!何処へ」と言いたいところだが… 4月28日(火)(EO)
 昼前の毎日新聞メールニュースに京大学長・山際寿一さんの「新たな経済秩序、国際関係、暮らし方の早急な模索を」という記事があった。ここで山際氏は、「感染を防止するために孤食を奨励され、移動を制限される今日の事態は、まさに人間の根源的な欲求を押しつぶす」といい、自分は「インターネットやスマートフォンなどの情報機器が、人々の身体による交流を妨げるとして、使い方を制限したほうがいいと警鐘を鳴らしてきた。

しかし、この事態に至っては、むしろ情報機器を賢く利用して、人々の最低限のつながりを確保したほうがいいと思う」として、「人々の分断と国境閉鎖が続けば、どの国も他国に対して、異民族、異文化に対して、これまで以上に不寛容になるだろう。そんな事態を招かないよう、多くの人と国境を越えて連絡を取り合い、地球規模の新たな連帯を模索すべきだろう」と書いている(添付ファイル参照)。

 昨日は午後に大分降られたようだったが、12時前の経産省前歩道は快晴とまではいかないものの、汗が出るほどに太陽が暖かい。早々と、いつもの大先輩Sさんが姿を現し、Oさんも久しぶりにやってきた。午前中に不在着信のあった一瀬弁護士に電話すると、「コロナ」について話をしたいとのこと。しばらくして、Kさん、Bさん、Sさん、そしてバイクに乗ったお姉さんが元気にやってきた


そこに、いつものマイク青年が今日は経産省に向かって話し始めたが、隣に座っている人は「同じグループのメンバーに見られたくない」と、不評だった。午後2時前に雷が鳴り、雨が降り始めたので、傘を取りに事務所に戻ると、Kさんが荷物を置きに来ていた。
喫茶店で、一瀬弁護士からNHKのインタビューに出演していたノア・ハラリの画像を見せてもらい、靖国裁判とコロナ関連の意見交換をする。 午後3時過ぎに雨が上がって、元の快晴になった経産省前に戻ると、雨に濡れたテント備品をYさんが乾かしていた。Aさんを含めて5~6人で4時まで継続して座り込んだ。(EO)

====================デモ・集会のおしらせ
★5月1日・8日(金)経産省前抗議集会時間:15時~16時 主催:テントひろば(
時間変更に注意を)
★5月3日(祝)憲法記念集会 国会正門前で集会と中継 13時

経産省前脱原発テント日誌(4/28)/「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止」を!

2020年04月30日 | 気狂い国家
経産省前脱原発テント日誌(4/28)/「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止」を!

経産省前脱原発テント日誌2020年4月28日版

経産省前テントひろば、脱原発テント設置日
(2011年9月11日)から1807日目(2016年8月21日)にテント強制撤去。2020年4月28日は、座り込み3,153日目。これは、マハトマ・ガンディー「非暴力、不服従」の実践です。

◎経産省に要請文を提出した 4月24日(金)前半(Y.Y) 
丸ノ内線の駅から出て来ると、青葉の季節になっていた。いつも外務省の前にいる機動隊のカマボコ(機動隊車両)がいなかった。コロナと関係があるのだろうか。 Sさんがコロナ休暇をとられるとのことで、女性3人でセッティングした。椅子と椅子の間に、折り畳み椅子をはさんで縛り、わずかでも隣どうしがくっつかないようにした。レジェンドSさんがカラフルなマスクをして12:30には到着。 また、今日は経産省に要請文を出すと聞いて来られた方等、すぐに参加者が増えて賑やかになった。私達の後で12tクレーン車がエンジンかけっぱなしで、ずっと停まっていた。座り込みしていた男性にお願いして、エンジンを止めるよう頼んだら、止めてくれた。経産省前に立つ警備員もおらず、警察官の訪問もなく、人通りは少なかった。風はあまり強くなく、暖かくて、座り込み日和でした。(Y.Y)

◎「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止」を! 4月24日(金)後半(K.M) 
座込み時間短縮ゆえ14時に到着。暖かい日差しを浴びて、8人がゆったりと座り、経産省本館ビルを監視している。移動の電車内は人が非常に少なく、窓から風が通
っていたが、感染には警戒。安倍政権と経産省を信頼できれば、これほど無理することも必要無いのだが…。 人の往来が少ない中で、15時から経産省抗議行動。経産省前テントひろばの「新型コロナウイルス緊急事態宣言下で全原発を停止させるための要請文」をさんが読上げて、参加者全員で確認、内閣府と経産省宛の封筒を目の前にあるポストに投函した。残念ながら、
ながら、どちらも「感染対策のテレワーク中ゆえ」と、読み上げ手渡しを認めなかっから。 続いて、安倍政権の新型コロナ対策への怒り、原発稼働を推進する経産省・資源エネルギー庁への怒り、突然の学校休校の為に1年間の学生との交流の終わ
りを絶たれた教師の怒り、…などなどを、テレワークで人が少なそうだけれど、蛍光灯ランプが沢山点いている経産省本館に向かってぶつけた。 片付けは沢山の方々の応援で、すぐに終了。事務所に保存されたHさん製造の梅酒を一杯頂いて帰途。(K.M)

◎具体策もなければ考えようともしない政府 4月25日(土)(O・O) 
先週の大雨が嘘のような好天。乾いた風が心地よく、まさに凱風快晴。横断歩道からは陽炎がたちのぼり、白線がさざ波のように揺らめいていた。若葉をいっぱいに繁らせた樹々の枝が風にまかせるままストレッチ。今日も霞ヶ関の景色を独り占め。・いまだにスタートラインにもついていない。 Toolate Too little Toopoor 「政府としても危機管理に万全を期したい」と自称「立法府の長」は言うが、相変らず具体策がない。責任の丸投げとしか思えない。より深刻なのは、国民にも国家に丸投げする人がいることだ。   (O・O)

◎デモこそデモクラシーだ、それ本当 4月26日(日)(はしゆき) 
青空と、暑いほどのお日様の下で、11:55-15:00座り込みを行いました。人通りは先週ほど多くないです。暑すぎるのかも? 自転車で前を通過していく女性が手を振っていきました。私たち人気者? 遠くで拡声器の怒鳴り声が聞こえていました。右翼は自粛しないらしい? 今日は句会でした。秀逸句の報告は別メールに書きました。Rさんの影響で、皆さん、しゃれ/だじゃれ全開でした。「(椅子に座っていると?)ケツに沁みる」「自覚(痔核)症状があるってわけね」
「いい加減なこと言ってるな」「総理大臣がいい加減なんだからいいんだ」「責任とれよ」『責任を取ればいいってもんじゃない』でしょ
「国会権力の言いなりになるなってんで、いなり寿司を食ってる。」
「今年の夏は猛暑になるな。五輪なくてよかったね」「我々がご臨終だ」
終了後に何人か渋谷デモに出かけていきました「デモこそデモクラシーだ」とか、うまいことを言いながら。
参加者(敬称省略)T久、サッシー、E藤、はしゆき、M島、R、H口、マリリン、T崎、野良、N瀬、O島、M上、エルモ、レジェンド美智子
入れ替わりつつ15名

 終了後は事務所でコーヒータイム。今日は珍しく美智子さんも参加するというので、女性陣も同行。いつもより賑やかなお茶会になりました。もちろん、窓は全開で。今日は暖かくて助かりました。 (はしゆき)

◎脱原発青空川柳句会開かれる 4月26日(日)(はしゆき)
文字通りの青空のもと、暑いほどのお日様の下で句会が行われました。発表された秀逸句は以下のとおりです。
お題「生きる」秀 ネットカフェ 自粛で閉まり 生きられぬ (柚子っ子)秀 
死後と現世(いま)つながる意思に支えられ (月居)秀 非正規戦 コロナと戦う前に飢え 
(ふ64)秀 巣ごもりの 窓に子育(はぐく)む つばめ舞う (ふ64)秀 生きろよと 母の願いをしたためて (マリリン)特選 免疫を 高めて生きる 座り込み (柚子っ子)
お題「本気」秀 つつじ映え 青空本気 テント前 (マリリン)秀 アベたおせ 野党
結集 本気出せ (月居)秀 仕事ねえ 貯金ねえ 早く給付しろ (ふ64)秀 新緑に すわり込みして 本気増し (マリリン)秀 後手後手で 本気度問われる 安倍コロナ (柚子っ子)特選 本気かい コロナ対策 マスクだけ (野良)
 参加者には参加賞のドーナツ(世の中ドーナッてるんだ、の語呂合わせ)が配られ、秀句にはバナナと菓子、特選句には「五輪お断り」のパンフと、高級手作りマスクという賞品が贈呈されました。(はしゆ
◎補正予算で経産省も忙しい(?) 4月27日(月)(保) きょうは「午後から雨が降る」との天気予報だったので、雨対策をして経産省前に向かった。経産省前は空気が暖かく、風も強くなかったので、順調に座り込み準備を終えることが出来た。       
 準備を終えて昼食を食べていたら、農水省の方から下級役人が20人くらい、通りすぎていった。先週まで、殆んど集団で歩いていなかったので、ビックリしました。きょうから始まる補正予算の為に、忙しかったのであろうか。きょうの座り込み者はレジェンド・Sさんらを含めて7名であった。雨は2時過ぎから断続的に降っていた。帰る頃から雨も本格的に降ってきたので、慌てて撤収した。(保)

◎「ゴールデンウイークよ!何処へ」と言いたいところだが… 4月28日(火)(EO)
 昼前の毎日新聞メールニュースに京大学長・山際寿一さんの「新たな経済秩序、国際関係、暮らし方の早急な模索を」という記事があった。ここで山際氏は、「感染を防止するために孤食を奨励され、移動を制限される今日の事態は、まさに人間の根源的な欲求を押しつぶす」といい、自分は「インターネットやスマートフォンなどの情報機器が、人々の身体による交流を妨げるとして、使い方を制限したほうがいいと警鐘を鳴らしてきた。

しかし、この事態に至っては、むしろ情報機器を賢く利用して、人々の最低限のつながりを確保したほうがいいと思う」として、「人々の分断と国境閉鎖が続けば、どの国も他国に対して、異民族、異文化に対して、これまで以上に不寛容になるだろう。そんな事態を招かないよう、多くの人と国境を越えて連絡を取り合い、地球規模の新たな連帯を模索すべきだろう」と書いている(添付ファイル参照)。

 昨日は午後に大分降られたようだったが、12時前の経産省前歩道は快晴とまではいかないものの、汗が出るほどに太陽が暖かい。早々と、いつもの大先輩Sさんが姿を現し、Oさんも久しぶりにやってきた。午前中に不在着信のあった一瀬弁護士に電話すると、「コロナ」について話をしたいとのこと。しばらくして、Kさん、Bさん、Sさん、そしてバイクに乗ったお姉さんが元気にやってきた


そこに、いつものマイク青年が今日は経産省に向かって話し始めたが、隣に座っている人は「同じグループのメンバーに見られたくない」と、不評だった。午後2時前に雷が鳴り、雨が降り始めたので、傘を取りに事務所に戻ると、Kさんが荷物を置きに来ていた。
喫茶店で、一瀬弁護士からNHKのインタビューに出演していたノア・ハラリの画像を見せてもらい、靖国裁判とコロナ関連の意見交換をする。 午後3時過ぎに雨が上がって、元の快晴になった経産省前に戻ると、雨に濡れたテント備品をYさんが乾かしていた。Aさんを含めて5~6人で4時まで継続して座り込んだ。(EO)

====================デモ・集会のおしらせ
★5月1日・8日(金)経産省前抗議集会時間:15時~16時 主催:テントひろば(
時間変更に注意を)
★5月3日(祝)憲法記念集会 国会正門前で集会と中継 13時

パリの窓から : 監禁日誌9 公共医療システムの破壊

2020年04月30日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/pari67
 第67回・2020年4月30日掲載
監禁日誌9 公共医療システムの破壊

*マン・レイの展覧会広告への落書き

 ロックダウン6週間となったが、5月11日からの解除のプランはまだ明確にならない。新型コロナウイルスの危機管理における、ドイツとフランスの違いを語る歴史学者の指摘は興味深い。20年前、WHOによる世界の医療システム評価報告で、フランスはなんと総合評価1位、イタリアは2位、スペインも上位だった。20年間に公共医療システムの破壊が進んだのだ。

●4月20日(月)
 35日目。ロックダウン5週間が過ぎた。アルザスのオー=ラン県にあるEhpad(医療つき老人ホーム)で、4月15日に母親を亡くした人の投稿をネットで読んだ。そのEhpadは、人間的な看護を受けられるとてもよい環境だった(例外的)が、PCR検査がなされたのは4月14日のこと。オー=ラン県では2月末、とりわけ3月初めから感染が爆発したが、地域圏の健康局も国も事の重大さに気がつかず、大量検査や隔離を行わなかった。検査が足りないのでEhpadは後まわしにされたのだ。検査の翌日に83歳の母親は発熱し、鎮痛剤のみの治療でその日に亡くなった。発熱前も長期の疾患で床についており、3月初めから訪問禁止になったため、スタッフから感染したわけだ。検査とマスクの欠乏、Ehpadなど高齢者施設の軽視という、Covid19への行政の対処の悪さの犠牲になったと手紙の書き手は考える。

 EHPADで亡くなったCovid19の犠牲者たちがフランスで無名の死者にならないようにと、この証言を共有してほしいという投稿者の願いに従って、リンクをつける(仏語)。
https://blogs.mediapart.fr/lucefrancoeur/blog/190420/covid-19-ehpad-haut-rhin-15-avril-2020-comment-ma-mere-ete-emportee-en-un-jour

 母親のドゥニーズ・ヴェセールは最後まで生きる喜びを持ち続け、アルザス語で子ども時代のシャンソンを歌っていたという。1949年にアルザス地方で一番の成績で小学校を卒業し、フランス語、アルザス語、ドイツ語を完璧に話して書いた。娘は、この地域圏の当時の健康局長と健康大臣に対して、訴訟を起こすことにした。ちなみに、この地域の前健康局長は、コロナ感染爆発で、病院の集中治療ベッドが足りなくなる危機状態が続いたのにもかかわらず、以前からの計画どおりにストラスブールの病院の人員と予算削減を行う意思を表明した。非難の声がたちまち広がり、政府は彼を罷免せざるえなくなった。

 パリ18区にあるEhpadで今、息子の友人がボランティアで働いている。そこはコロナ危機前から管理にいろいろ問題があり、Covid19で8人が亡くなった。やはりマスクや衛生指導が全く不十分だったからだという。ようやく供給できた防護用品の配付や食事計画など、兵站のオーガナイズを彼が週に3日やっている。

 死亡者数はついに2万を超えた。20265(病院12513人、EHPAD 7752人)入院者数30584(重態5683人)

●4月21日(火)
 36日目、6週間目が始まる。グラナダのそばの村に住む音楽家(薩摩琵琶と声明)の友人からメールが届いた。グラナダは大学病院が多いのでベッド数などは大丈夫だけれど、マスクは不足し、キャップはホテルのシャワーキャップを使っていると。スペインの外出禁止はフランスより厳しく、散歩もダメだという。友人はフルート奏者・作曲家の夫と、庭のある家に住んでいるからまだいいが、マドリッドなど都会の密集したアパートに住む人は大変だ。友人の上田純子さんはこの機会に声明の九條錫杖を録音し、youtubeにアップして送ってくれたので紹介する。https://youtu.be/IIqiH1wbEbc

 日経ビジネスに載ったドイツのパンデミック・シナリオについての記事が回ってきた。BBK (連邦防災局)がロバート・コッホ研究所に依頼して2012年に作成させたもので、変種SARSのようなパンデミックの最悪のシナリオを想定していた。それにしたがって各地方と医療界に準備を要請していたという。
https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/042000163/?

 ベルリンに住む友人に聞いてみたところ、どこの医療施設にも準備対策が整っていたわけではないが、政治決定の行程や情報はかなり透明で、コミュニケーションはよかったと思うとのこと。前にも触れたが、最初のPCR検査キットを作ったのは、ベルリンの大学病院シャリテのドロステン博士のチームだ。ドロステン氏はSRASウイルスのDNA(SARS-CoV)の共同発見者で、コロナ感染が始まってから毎日、ラジオなどで細かい情報を語って人気者になったそうだ。友人によると、話がわかりやすく、すごく感じがいいらしい。

 一方、フランスのSRASウイルスの研究者は、国から研究費用を削られたことを嘆いていた。公共病院への予算削除と同様に、研究部門でもネオリベラル・ドグマによる「効率、金儲けにつながる研究優先」が進められたのだ。20年来、医療従事者と研究者たちはそれに対して警鐘を鳴らし、予算の増加を国に求めてきた。コロナ危機の後は絶対に政策を転換すべきだが、ワクチンの研究のことしか言わないマクロン(公衆衛生や危機管理については一言もない)には期待できないだろう。

 今日発表されたパスツール研究所などの算定によると、5月11日までにフランスの人口の5,7%、約370万人が感染するだろうとのこと。したがって解除後もかなり厳しい防護と接触の回避が行われないと、2回目のピークが訪れるだろう。

 死亡者数20796人(病院12900人、EHPAD 7896人)、入院者数30106(重態5433人)

●4月22日(水)
 37日目。昨日、ドイツがパンデミック・シナリオに基づいて準備・対策をしていたことを紹介したが、フランスは2009年の鳥インフルエンザのパンデミック計画の失敗(ワクチンを大量に購入したが大幅な感染がなかった)の後に、国の予算をパンデミック対策にほとんど使わないことに決めてしまった。FFP2マスクの在庫さえやめてしまったのだ。退職した医師の友人Rは先日、2000年にWHOが発表した世界191か国の医療システムの評価報告を送ってくれた。総合システム評価ではなんとフランスが1位、イタリアが2位、スペインも7位と南ヨーロッパが上位。一方、アメリカ合衆国は37位(GDPの中で医療に費やす率が最も高いのに)。そして日本は、北欧やイギリス(18位)よりもパフォーマンス度が高かった(10位)。ちなみにドイツはこの報告では25位。つまり、この20年間の公立病院の予算と人員削減、経営のマネージメント化が、いかにフランスの医療システムを疲弊させたかがわかる。
https://www.who.int/whr/2000/media_centre/en/whr00_press_release.pdf?ua=1

 ヨーロッパで死亡者が多いイタリア、スペイン、フランスは、初期の対応が遅れて感染爆発したときに、以前より集中治療ベッド数と看護スタッフが減ったため、緊急時に対応できなくなっていた。この公共医療システムの劣化は、20年来のEUのネオリベラル政策のせいである。フランスの病院では20年間に10万のベッドが削減され、EU全体では10年間に14%のICUベッドが消えた。欧州委員会は2011~2018年に63回、健康にあてる予算を削減するよう加盟国に通達したのだ。EUのネオリベラル政策の主要な推進国であるドイツがなぜ、ICUベッドなど医療システムを確保できたのか不思議だが(財政が潤っていたことも大きいだろう)、財政状況が悪い南ヨーロッパでは、こうして公共医療システムが劣化したのだ。

 さて、ロックダウンが長引いて心理的な苦痛も増しているが、食べるのに困る人々も増えて、食料配給に長蛇の列ができる町や地区がある。13区、14区にも地域の連帯援助サービスがあるので、石鹸やパスタを届けに行った。何が足りないか聞いたら、生理用品だという返答。

 死亡者数21340(病院13236人、EHPAD 8104人)入院者数28741(重態5218人)。

●4月23日(木)
 38日目。5月11日からのロックダウン解除について学校は「任意」、「なるべく多くの商店を開けられるように」など、政府の曖昧な発言が続く。レストランやカフェの閉鎖は解かれず、映画館・劇場、文化的な催しの解除はさらに遅れる(大きなイベントは7月半ばまで禁止が7月末までになった)。大統領・政府の言うことがころころ変わって先が見えないので、アヴィニヨン国際演劇祭やマルシアックのジャズ・フェスティバルをはじめ、フランス各地の夏のフェスティバルは次々と中止になった。オーガナイザーのダメージも大きいが、3月から既に仕事が中止になっていたアーティストたち、芸術・文化・芸能関係で働く人たちの状況は本当に深刻だ。

 何万人もが詰め寄せる巨大イベントは無理だが、商店は開けてよいが美術館、映画館、劇場は閉鎖を続けよというのは、腑に落ちない。ロックダウン中の今だって、必要不可欠で開いているスーパーや交通機関の中で、「ソーシャル・ディスタンス」が守られていない場合も多いという。混雑するメトロやトラムがあり、マスクも普及していないのだ。人数制限をしてマスクや消毒ジェルなどの防護対策をとれば、美術館(広い)やギャラリー(商店とどこが異なるのか?)、映画館・劇場(観客は動かない)の部分的な営業の工夫はできるのではないだろうか。これはつまり、この政権において文化・芸術はいちばん優先度が低いため、活動を維持するための何の努力もされていないということなのではないかと感じてしまう。文化大臣は、具体的な援助について何も語らない。本屋についてはようやく、注文を取りに行く方式でいくつかの書店が再開したが、「マスクも検査もすぐに供給できないので、優先度の高い経済部門から対処」という方針で、文化は後回しになったのだろう。ちなみに、5月のカンヌ映画祭は行われないが、6月末にマーケット部門だけはオンラインで開催される。

 ラジオのFrance Culture(文化放送)では、「軟禁中」のアーティストや作家などをインタビューしている。昨日37日目は歌手・詩人のブリジット・フォンテーヌで、コロナ以前から自宅に閉じ籠っていたという彼女の素晴らしい毒舌は爽快。ついでに、ポスターに加えられた素晴らしい落書きの写真を。

 死亡者数21856(病院13547人 EHPAD 8309人)入院者数29219人(重態5053人)

●4月24日(金)
 39日目。桜と八重桜は散り、藤やマロニエの花が街並みを彩る。バラやシャクナゲも咲き始めた。町を歩く人の数はかなり増えたと感じる。「軟禁」が限界の人も多いのではないだろうか。  夕方、フランソワ・リュファンのフェイスブック・ライヴ(11回目)。1か月間、ナンシーのCovid19集中治療室の看護助手を手伝ったキャロリーヌ・フィアットがインタビューされた。看護助手から国会議員になった女性だ。ナンシーでは集中治療ベッドを60から160に増やしたが、それらは医療スタッフが自分たちでオーガナイズしたという。パリのサルペトリエール病院の名誉教授アンドレ・グリマルディ医師が告発したように、ここ10年以上、公共病院は企業のようなマネージメント経営を進める管理スタッフを増やし、医療スタッフを減らしてきた。しかし、コロナ感染爆発のような危機的状況が起きると、管理スタッフは無能だ。医療崩壊を免れているのは、ひとえに現場のスタッフのおかげだとキャロリーヌ・フィアットは強調する。また、政府が約束したボーナスは、コロナ病棟の医療スタッフ(1500€)と、EHPADなど他の医療スタッフ(500€)を分断するのでおかしいと指摘する。訪問看護師や介護士など医療従事者全員、そして救急車の運転手や病院の清掃係など、医療部門で働く者全員に特別報酬を与え、低所得の彼らの報酬を上げる必要があると述べる。

 それから、「屈服しないフランス」の欧州議会議員、レイラ・シェビのインタビューもあった。4月14日にアマゾンが訴訟(従業員の安全の無視、必要でない物品の配達)で有罪になったことを書いたが、今週はアマゾンが控訴した裁判があった。傍聴券を持って法廷に彼女は赴いたが、緊急事態令後に法務大臣が出した政令(傍聴者を制限)のせいで、入場を拒否された。この権力の濫用はひどいが、裁判はめでたく労働組合側の勝利。裁判所は第一審の判決をコンファームし、アマゾンは「必要不可欠」の物品(食品、医療品)以外は配達できなくなった。本屋が閉鎖されたのでロックダウン後アマゾンは市場を独占し、株が21%も上がった。CEOのジェフ・ベゾスは240億ユーロも稼いだという。

 リュファンは今日のライヴを「彼らは永久に変わらない!」と名付けたが、その別の例。経済危機に対する政府の特別援助の国会の再討議で、航空産業(エールフランスやエアバス)や自動車産業に180億ユーロ提供する法案に対し、野党は企業に「パリ会議の温暖化防止目標に適合する計画を出す」という条件をつけようとしたが政府と与党に却下された。1年後に環境高等評議会に報告するだけでよいという甘い条件のみ。エールフランスは航空便の数をさらに増加させる計画で、コロナ危機から何も学んでいない。CO2を減らす技術改良やバイオ燃料を使用するとかを理由に、環境により優しいと主張する。バイオ燃料のために森林が伐採されて、居場所を失った野生動物と人間社会との接触がコロナウイルスを生み出したというのに。

 環境破壊において、いちばん責任が重いのはグローバル多国籍大企業だ。そして彼らは、公衆衛生の危機の最中でも、利潤を上げることしか考えない(少しの寄付をしてごまかすだけだ)。変えるには、政治を抜本的に変えるしかないのだ。緊縮政策で低所得・中間層をさらに圧迫し、さらに働かせるのではなく、税制の改革とタックス・ヘイヴンへの脱税の阻止などによって、富裕層が公正に税を払うことで。

 死亡者数22245(病院13852人 EHPAD 8393人)入院者数28958(重態4870人)集中治療患者5000人以上の日が、3月30日から25日間続いた。フランスの集中治療ベッド数は5000に減らされていたため、他の地方やドイツ、スイス、オーストリアへの患者の移送も行われた。

●4月25日(土)
 40日目。4回目のネット・デモ。今回よくツイートされたのは、トゥールーズで「マクロナウイルス、いつ終わるの?」という垂れ幕を自宅に掲げた女性が、警察に逮捕されて4時間も拘束されたことへの抗議や、衛生措置を守らない企業を指摘した労働条件視察官が処罰を受けた件、学校再開に関する曖昧さと社会的不公平。巨額の配当金を払った企業のリスト。フェイスブックなど4つのSNSで合計10万の参加があった。

 コロナ危機管理におけるドイツとフランスの違いについて、ナチズムの研究者ジョアン・シャプトの興味深いインタビューを読んだので紹介する。「メルケルは大人、市民の理性に語りかけるが、マクロンは国民を子ども扱いして嘘をつく」。

・ドイツは検査を製造できる中小企業の工業網を保持したので1月末から大量に検査できたが、フランスでは工業部門(とりわけ中小企業)はグローバリゼーションで大幅に消滅。

・ドイツでも保守党CDUの目標は負債ゼロで、緊縮政策によって鉄道や道路、橋、学校など公共部門の予算は削減されたが、CDU支持の高齢の有権者は医療・健康予算の削減を許さなかった。(フランスも高齢社会で、高齢者には保守やマクロン支持者が多い。病院や老人ホームの劣化に彼らが反応しなかったのはなぜだろう?)ドイツには1月末の時点で集中治療ベッドが28000、フランスは5000足らずだった(人口はドイツ8300万、フランス6700万)。

・ドイツの政治は比較的安定しており、国民の信頼を得て危機管理ができる状態だった(CDUも人気が落ちていたがメルケル自身は信頼を保ち、大きなデモなどなかった)。それに対しフランスでは「黄色いベスト」運動以来、政権への抗議が1年半続き、年金改革反対の大規模な社会運動の真っ最中にコロナ感染が訪れた。2月29日、政府はコロナ感染対策のための最初の特別閣議で年金法案の強行採決を決めたほど、公衆衛生に関心を払わなかった。社会のさまざまな部門から批判されて弱体化した政権は、自分たちの権力強化のみに力を注いだ。国民の要求に聞く耳を持たない政権の言うことを、国民は信頼できない。

・中央集権のフランスと異なりドイツは連邦制度で、政治決定がより理性的な対話によってなされる。主権を持つ各州と連邦議会との話し合いで国の政治が行われる。コロナ危機に関するスピーチでも、ドイツの首相と大統領は市民に対して理性的に語りかける。一方、フランスでは大統領が討議もなしにひとりで決定できる。マクロンは、子どもに対するような語調で褒めたり叱責したりし、政府は平気で嘘をつく。

・ナチズムへの反省からドイツでは議会と連邦憲法裁判所の権利が強く、緊急事態令を今回も発布しなかった。フランスではテロに対する緊急事態以降、行政によって市民の自由と基本的人権が踏みにじられている。

・ドイツは州によって措置が異なり、バイエルン州とザールラント州では外出禁止令が採決されたが、他では禁止令は出していない。プロテスタント文化で個人主義が強い州と、カトリック文化の州では措置が異なる。フランス、イタリア、スペインなどカトリック文化の国々では、民主国家の機構に教会の強権的なヒエラルキーが踏襲された面がある。プロテスタント文化の北欧、英米の方が、個人の権利の擁護に敏感である。

・EUでドイツは依然としてダメージの大きい国々の負債を共有しないという立場だが、ドイツ国内で議論は高まっており、左翼党に続いて緑の党、社会民主党の一部もギリシアの負債共有を主張する。経済界の一部からも、ゼロ負債と緊縮への反対意見が出てきている。AfD(ドイツのための選択肢、極右)はもともとギリシアへの援助に反対してできた党で、他国への援助をますます拒む。この内政事情から、今後CDUとSPDの方針は変化するかもしれない。

 大統領が(議会での討議もなく)ロックダウンとその解除の日時をひとりで決めるなんて、おかしい。大統領ひとりに権力が集中する第五共和政に早く終止符を打ち、もっと民主的な政体を憲法制定議会によってつくらなくては。

 死亡者数22614(病院14050人 EHPAD 8564人)入院者数28222(重態4725人)

●4月26日(日)
 41日目。4月26日はチェルノブイリデー、原発事故34周年だ。毎年デモや集会、アクションをしていたが、ロックダウン中は身動きできないので、脱原発全国ネットワークは2003年のドキュメンタリー映画Contorverses nucléaires(日本語版『真実はどこに』)をフェイスブック・ライヴで流した。

 さて、昨日ドイツとフランスの違いについての歴史学者の説明を紹介したが、フランスの第五共和政の権力集中と中央集権の伝統だけでは、現政権の危機管理の悪さは説明できない。大統領に特別な権力がある一方、実務を進めるのは首相以下政府の各省を通した官僚機構だ。政治記者などに漏れる情報や政治オブザーバーによると、大統領官邸と首相(政府)の間に協力関係がなく、各省どうしの連携もうまくいっていないらしい。危機にあたってチームワークを組むには、目標をはっきり定めて(一人でも多くの命を救うのを優先するのか、経済など他の要素を優先するのか)お互いに信頼関係がないと難しいが、ロックダウン以前も現在も、それぞれがバラバラな自分の立場からくる思惑で動き、信頼関係もないように感じられる。

 また、昨日(土曜)の夜に科学者評議会がロックダウン解除にあたっての勧告を発表したが、彼らは保育園・学校は9月まで閉鎖を勧めていたことが、この発表でわかった。大統領が学校再開を5月11日に決めてしまったので、科学者たちは勧告を出したーー机を1メートル離す、同じグループ以外の生徒と接触しない、中学以上は全員マスク、頻繁に手を洗い、トイレ・洗面所を1日に何度も消毒、給食は教室でとる・・・おそらく5月11日までにそんな体制を整えるのは無理だろうが。教員組合はすでに、教育省の案(クラスを2つに分けて、先生は教室での授業とオンライン授業の両方をする)は実現不可能で、マスクや消毒ジェルなど必要な用品が整うとは考えられないので、授業再開に反対している。科学者評議会はまた、大量検査の必要性、交通機関や学校以外でも公共の場でのマスク使用などを勧告した。

 ロックダウン解除プランについては今週、国民議会(各会派3人ずつだけだが)で討議し、採決することになっていたのだが、土曜の夜、4月28日(火)にフィリップ首相がプランを発表し、その後すぐ採決すると告知された。討議のために独自の解除プランを提出する予定の「屈服しないフランス」のジャン=リュック・メランションは、考える時間を与えずにすぐ採決させる強行なやり方は民主主義でないと強く抗議した。国会議員だけでなく地方自治体(地域圏、県、市町村)の長たちも、「解除の実行にあたっては我々の協力を求めるが、プランを練るのには関与させない」と嘆く。ロックダウン解除の特別担当官というのも4月初めに任命されていたが、その人は記者会見など表には出てこないし、とにかく何がどのように決められるのか不透明な状況が続くのには、本当にうんざりだ。

 死亡者数22856(病院14202人 EHPAD8654人)入院者数28217(重態468

          飛幡祐規(たかはたゆうき)

カンブリア宮殿 2020/4/16放送分

2020年04月30日 | 情報
https://gyao.yahoo.co.jp/title/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%AE%AE%E6%AE%BF/5b863377-a99d-4c31-b070-77a5629933b4


キャスト
【ゲスト】 ボーダレス・ジャパン社長 田口一成【メインインタビュアー】 村上龍【サブインタビュアー】 小池栄子

多彩な経済人ゲストを宮殿に迎え、インタビュアー村上龍が経済の“今”を切り取る1時間のトークライブ。
カンブリア紀……地球で起きた生命の大爆発。次なる進化を求めて生物が一斉に誕生した。あれから5億5000万年……平成の時代に起きた経済の大変革。未来の進化を担って、今、多種多様な人物が次々と誕生している……そんな"平成のカンブリア紀の経済人"を迎える大人のためのトーク・ライブ・ショー 

アピール : 「2016年米軍人による性暴力殺害事件」から4年

2020年04月30日 | 米国発の時限爆弾
http://www.labornetjp.org/news/2020/0429okinawa
*過去の防衛省抗議(首都圏キャンペーンHPより)

4月28日夜から29日未明にかけて事件は起きました

 ――4・29集会実行委員会から皆さまへ――

わたしたちは2017年から毎年4月29日に集会を開催してきました。
今年は「スタンディング&アピール」を企画しましたが、新型コロナウイルスの影響で中止せざるを得ませんでした。そこで伝えたかったことを文章に託します。

<2016年米軍人による性暴力殺害事件とは>
 2016年4月28日夜8時頃、会社員だった20歳の島袋里奈さんが、交際する男性にウォーキングしてくる」と携帯で連絡し、翌29日午前2時頃、男性の返信を確認した記録を最後に、行方不明となりました。5月19日に嘉手納基地で働く元米兵=軍属が逮捕され、供述通り雑木林で、半ば白骨化した遺体が発見されました。

 犯人ははじめ「雑木林に捨てた。乱暴しようと思って棒で殴り、首を絞め、ナイフで刺した」と供述しましたが、その後、黙秘。凶器の棒は見つかりましたが、ナイフや遺体を隠したスーツケースはDNA鑑定が困難で特定できず、勤務先の嘉手納基地は「日米地位協
定」の壁で日本の警察は基地内を捜査できませんでした。しかし、初期の自白と状況証拠で殺人、強姦致死、死体遺棄で提訴、2017年12月無期懲役の判決が出され、18年10月に刑が確定しました。

<怒りと哀しみ……繰り返される性暴力、殺害>
 家族に愛され、友人たちに囲まれ、目前に結婚を控えた20歳の女性が、近所をウォーキングしていてなぜ殺されなければならなかったか。

父親は、2016年6月19日の県民集会(6万5千人参加)に「米軍人・軍属による事件事故が多い中、私の娘も被害者の一人になりました。なぜ、娘なのか。なぜ娘が殺されなければならなかったのか。被害者の無念は、計り知れない悲しみ、苦しみ、怒りとなっていくのです。……

次の被害者を出さないために全基地撤去。辺野古新基地建設反対。県民が一つになれば可能だと思っています」とメッセージを寄せました。集会では「怒りは限界を超えた」「米軍・海兵隊は撤退を」と
いうプラカードが掲げられ、県民は基地撤去を訴えました。

 米軍による性犯罪は戦争末期、米軍が沖縄に上陸した1945年4月から始まっています。何度も繰り返される米兵・米軍属らによる性暴力、殺害事件。国土面積にして0・6%の沖縄に70%以上の米軍専用施設がおかれ、今も県民の反対を押し切って辺野古の新基地建設が強行されています。

<基地ある限り、機能しない「綱紀粛正」「再発防止」策>
 2016年4月の事件のあとも、2018年9月に米兵が女子高生と赤ちゃんだけだった民家に侵入し、高校生が赤ちゃんを抱き窓から飛び降りて逃げた事件が起きました。2019年4月には、米兵によるDVやストーカー被害をうけていた女性が子どもの目の前で殺害され、米兵
自身も自殺するという凄惨な事件が起きてしまいました。

 米軍の勤務外行動指針である「リバティ制度」は、2012年の酔った2米兵による集団暴行事件が契機となっています。米軍の外出や飲酒の規制は、事件があると強化されますがすぐ緩和され、また事件が起きてしまうという機能不全に陥っています。

 日本政府が再発防止策で打ち出した「沖縄・地域安全パトロール隊」巡回も、18年度までの1年9カ月で通報1223件中、約80%が泥酔対応で米軍関係は8件。米軍という「特定の者を対象に行うものではない」と政府も認めました。巨大な基地がある限り、事件・事故、米軍用機の墜落・部品の落下など危険の絶えない状況に、沖縄の人々は苦しめられています。

<あれから4年……ともに考え行動しましょう!>
 米軍人や軍属らは、旅券や検疫は無しで、日本への出入は自由、その上、基地から民間地への行き来も自由で、基地の外に住んでいる米兵も多くいます。新型コロナウイルスについても、今年3月末には嘉手納基地所属の米兵と家族、3人の感染が発表されましたが、その後、情報は一切隠ぺいされています。

また4月10日には、普天間基地から発がん性物質を含む泡消火剤が、ドラム缶719本分も市中や海に流出しました。しかし、米軍は回収
・汚染除去をしないばかりか、国・県・市の立ち入り調査で消火剤の染み込んだ土壌採取を拒否しました。同じ敗戦国のイタリアやドイツではありえない状況です。

 2016年4月の事件の犯人も「沖縄では性暴力を起こしても処罰されることは少ない」と供述しており、不平等な地位協定が壁となって、米軍基地は日本の法律が及ばない”治外法権”のブラックボックスになっています。

これ以上の被害をなくすために沖縄県民は「地位協定の抜本改定」や「辺野古新基地建設反対」を訴えています。わたしたちもともに考え、行動を起こし、できることからはじめていきましょう!

*抗議アクションのご案内*
抗議の声を防衛省へ!「辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏キャンペーン」
https://henokoumeruna2018.exblog.jp/

自宅でできる「辺野古の海を埋めないで!」キャンペーン「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」
Twitter @PQGL4uW02nqmVCR 
Facebook https://www.facebook.com/henokojitu/?ref=bookmarks

辺野古実定例5月の防衛省抗議行動
http://www.jca.apc.org/HHK/NoNewBases/NNBJ.html

2020年4月29日
基地・軍隊はいらない4・29集会実行委員会
連絡先:沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック(090-3910-4140)

〔週刊 本の発見〕井上智洋『ヘリコプターマネー』

2020年04月30日 | 政治
コロナ危機を乗り切る「劇薬」
井上智洋『ヘリコプターマネー』(日本経済新聞出版社、2016)/評者:菊池恵介

  新型コロナウィルスの感染拡大に伴う医療崩壊や雇用危機に対処すべく、現在、世界各地でさまざまな対策が講じられている。ただちに大規模な財政支援を打ち出さなければ、無数の人々が仕事を失い、路頭に迷うことになるだろう。だが、その財源を一体どこに求めるべきか。その切り札の一つとして、目下、欧米などでにわかに議論されているのが、いわゆる「ヘリコプターマネー」である。以下では、2016年に刊行された井上智洋さんの本を手掛かりに、その要点を見ていこう。

 ヘリコプターマネーとは「政府や中央銀行のような公的機関が、空からヘリコプターでお金をふらせるかのように、貨幣を市中に供給すること」を意味する。語源としては、「ショック・ドクトリン」で悪名高い経済学者のミルトン・フリードマンが1969年の論文で「ヘリコプターで空からお金を撒くように、世の中に出回るお金を増やしたらどうなるか」という思考実験を行ったことに由来している。ここでの重要なポイントは、財政出動の財源となるのが、税金や「仕分け事業」などで捻出したお金ではなく、アメリカ連邦準備制度や日銀などの公的機関が発行する貨幣だという点である。

●デフレのメカニズムと金融政策の限界

 ヘリコプターマネーが、近年、再び世界的に注目されるようになった背景には、リーマン・ショック後の長引くデフレ不況がある。デフレとは、世の中の需要不足によって引き起こされる現象である。一般に不況になると、人びとは支出を抑制することで、将来に備えようとする。だが、誰もモノを買わなくなれば、企業の売上は上がらず、所得も低迷するので、人々はますます消費を控えるようになる。こうした悪循環をたどることで、不況がどんどん深刻化してしまうのである。

 したがって、デフレを脱却するためには、かつてケインズが主張したように、世の中に出回るお金の量を増やし、需要を作り出していく必要がある。それを大規模に実行できる唯一の主体こそ、政府や中央銀行といった公的機関にほかならない。問題は、この間の金融緩和が必ずしも十分な効果を発揮してこなかった点だ。

たとえば、各国の中央銀行は、金利を引き下げることで民間企業にお金を借りやすくしたり、国債や社債を買い上げることで、世の中に出回るお金を増やそうとしてきた。しかし、それらの資金は市中の民間銀行のレベルで「ブタ積み」となってしまい、その先の企業へと流れていかない。しかも、企業の側も投資を抑制し、内部留保を溜め込んでしまっていて、その先の家計へと流れていかないのである。

●ヘリコプターマネーの三つの形態

 このように金融緩和によって流通するお金を増やしても、民間銀行や企業でせき止められ、消費需要が冷え込んでしまっている場合、どうすべきか。そのときは、政府が中央銀行から借金をし、公共サービスや社会保障、あるいは給付金などの形で、家計にお金をばらまくべきだというのが、ヘリコプターマネーの考え方である。

これまでの金融緩和の流通経路が、中央銀行 ⇒ 民間銀行 ⇒ 企業 ⇒ 家計 という流れだったとすれば、ヘリコプターマネーは、財政政策と金融政策を組み合わせることで、中央銀行 ⇒ 政府 ⇒ 家計 ⇒ 企業 という新しい流通経路を作り出していこうというわけだ。

●財政ファイナンスは破局への道か?

 ヘリコプターマネーの発動には、二つの懸念が表明されてきた。ひとつは、中央銀行による財政ファイナンスが常態化すれば、財政規律が失われ、悪性のインフレが生じるというものだ。たとえば、政府が人気取りのためにダムや道路をどんどん建設したり、戦時期の日本のように軍事費を際限なく膨張させていけば、市場に出回る資金が過剰となり、ハイパーインフレになる可能性がある。いわゆる「国債の(直接の)引き受け」が財政法5条で原則的に禁止されているのも、そのためだ。

したがって、財政ファイナンスを実施する上での重要な課題は、その濫用を防止するルールを整備しておくことだ。たとえば、現在、日銀が行っているように、インフレ目標を設定し、インフレ率が一定の水準を超えたら、それ以上の資金供給を行わない仕組みが守られれば、ハイパーインフレも防止できるはずである。

 もう一つは、国債の乱発により、政府の公的債務が膨張することにより、財政破綻するのではないかという懸念である。実際、日本の公的債務は1100兆円を超えていることから、その不安は根強く、緊縮政策が支持される根拠ともなっている。この点に関して、本書は二つの論点を指摘する。

ひとつは、日銀が保有する国債に関しては、永久に借り換えることができるという点である。政府が発行する国債は、日銀の金庫に入るが、その償還期限が来れば借り換えが行われる。この操作を繰り返すことにより、国債の返済期限を永遠に先延ばしにすることができる。これは日銀が保有する国債が、事実上の「永久債」となっていることを意味する。

二つ目は、政府が日銀に支払っている国債の利子は、「国庫納付金」として政府に還元されている点だ。たしかに、財政ファイナンスが行われれば、政府は国債の利子分を日銀に支払わなければならない。しかし、日銀は、こうして儲かったお金から職員の給料や必要経費などを差し引いた上で、残りを「国庫納付金」として政府に納付する仕組みになっている。

 本書の比喩によれば、これは「一つの家庭の中でお父さんがお母さんに借金をしているような状態」なので、実質的にタダでお金を借りているに等しい。ここからもわかるように、国債に関しては、それをだれが保有しているかが決定的な重要である。民間銀行や投資家が保有している場合、債務の増大とともに、利払いの負担が増大するので、財政が圧迫されるが、中央銀行が保有している分には、永久に借り換えられる上、利子も返金されるので、なんら国民の負担にならないのである。

現在、日銀は金融緩和によって、民間銀行が保有する国債をどんどん買い取っており、その総額はすでに500兆円に迫っている。日銀が保有するこれら借金に関しては、もはや償還期限も利子もないに等しいのだから、事実上、この世から消滅したも同然なのである。

 以上を踏まえると、ヘリコプターマネーがいまのわたしたちにとって、いかなる武器になりうるかが見えてくるだろう。もともと本書は、バブル崩壊後の長期デフレ不況の打開策を提言すると同時に、近未来におけるAI普及による大規模な雇用破壊を見据えた上で、来るべきベーシックインカムの財源論として構想されたものである。

しかし、ここで展開される「財政ファイナンス」に関する議論は、近未来の話ではなく、いまここにある危機への処方箋としても読むことができるだろう。

IMFの予想によれば、コロナウィルスの感染拡大に伴う世界的な景気後退は、リーマン・ショック後の世界同時不況を上回り、1930年代の世界恐慌に匹敵する規模に達する可能性がある。したがって、この未曾有の危機を乗り切るためには、平時の景気対策とは異次元の財政出動をすることが求められるだろう。ヘリコプターマネーは、その「劇薬」となりうるかもしれない。

*「週刊 本の発見」は毎週木曜日に掲載します。筆者は、大西赤人・渡辺照子・志真秀弘・菊池恵介・佐々木有美、根岸恵子、杜海樹、ほかです。

世に倦む日日 @yoniumuhibi明日はメーデー。労働者の祭典の日。中国では祝日

2020年04月30日 | 政治
明日はメーデー。労働者の祭典の日。中国では祝日です。天安門広場に大きな孫文の肖像画が立つ。天安門の毛沢東と向き合う形で配置される。実物を見てきました。実物を見るまで知らなかった。どこまでも辛亥革命の継承国家なんですね。

玉川徹に言いたいが、あれがあるこれがあると、目先を変えて期待を持たせる報道はやめた方がいい。抗原検査がある、LAMP法があるから待っとけと、それを流させているのは厚労官僚だろう。結局、PCR検査から目を逸らせる目眩ましだ。PCR検査に関心を集中させない術策だ。厚労省は口先だけだ。

お気遣いをいただいて恐縮です。少しずつ、元の睡眠時間をとれるように戻って行きたいと思います。季節の変わり目で体調を崩しやすくなりますので、どうぞ皆様もお体にお気をつけ下さい。

モーニングショー。ようやく試薬の話が出たが、「試薬不足」について詳しく説明せず、情報ソースを明かさなかった。試薬を製造しているのが欧州メーカーで、それで入手困難だというのなら、何で韓国であんなにPCR検査できるんだよ。フェイク臭いな。厚労官僚が意図的に流している情報工作だろう。

岡田晴恵、6月になって気温と湿度が上がってきたら、コロナウィルスの感染が収まるだとか、そんな根拠がどこにあるんだ。不確かなことを言ってはいけない。赤道直下のシンガポールでは猛烈な勢いで感染爆発が起きている。シンガポールの気温と湿度は1年を通して東京の8月。https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58529420X20C20A4I00000/ …

「再び韓国と日本の感染状況を比較する - 長い泥沼と惨苦の道を続ける日本」をアップしました。https://critic20.exblog.jp/31108178/

韓国や中国でやっているんだから、さっさと日本もやればいいんだよ。できない理由ばかりぐだぐだ言うんじゃない。カネ(国家予算)で解決できることだ。NECとか富士通は棚ぼたの政府需要で大助かりだ。各戸設置のサポート要員は失業者の有効需要で使えばいい。一石三鳥。

ししのじだい

2020年04月30日 | 映画
https://www.youtube.com/watch?v=hixeydOSsII

dozami chanel
dozami chanel
5 年前
子供のころ熱中して見ていました。すっかり小狡い大人になってしまいました。裏切られても損をしても自分に正直に時代に流されずまっすぐいきたこの主人公のように生きていきたいと思った当時の気持ちを今でもときどき思い出しています。文太さんありがとうございました。
3
kusaba shigeru
kusaba shigeru
10 年前
花神、黄金の日々、翔ぶが如くに並ぶ大河名曲だと思う。
1
JFAnippon
JFAnippon
4 年前
ナレーションの和田篤アナウンサーの滑舌が素晴らしい。
最近の大河ドラマでは失われてしまったものの一つ。
3
Yautaros S.
Yautaros S.
5 年前
菅原文太さん、御冥福お祈りします
1
shinanomori
shinanomori
9 年前
最後に切り込んでいくシーンが好きだったなぁ
aiztosy
aiztosy
7 年前
この作品大好きです。自分はDVDで見ました。最初はあまり
面白いとは思いませんでしたが、次第に引込まれていきました。
戊辰戦争のあたりからかな・・・。結果として逆賊となってしまった
会津藩士の視点であることや、明治維新の光と影を描いてい
てとても新鮮でした。
チョイ役で囚人役で斉藤洋介さん藩士役で大地康夫さんも出演
しているんですよね
金子一穂
金子一穂
11 か月前
確か、脚本が山田太一さんでしたか。ぜひ再放送してほしい。大河は再放送しないのが不問律のようで、何かもったいないですね
nururian
nururian
10 か月前
菅原文太がカッコよかった。
大原麗子が綺麗だった。
WKTK999
WKTK999
10 年前
吉村昭先生の「夜明けの雷鳴」にその辺の

話が出てきます、お勧めです。
小川起龍
小川起龍
6 年前
いきなり撃たれるのが衝撃的だったなあ
oiwasi odon
oiwasi odon
10 年前
パリ万博で「薩摩・琉球国」の出展を見て、この物語は始まったんじゃなかったかなー?

記憶があいまいですが、懐かしいなー。
tjsbath
tjsbath
9 年前
日本、パリ間が16時間。昭和55年当時はアンカレッジ経由だったのでしょうか?
acokiri
acokiri
10 年前
マルセイユまで船でそのあと汽車でパリなんだね。

獅子のごとく (1978)  森鷗外の生涯

2020年04月30日 | 映画
https://www.youtube.com/watch?v=00lLNV0wDlM

江守徹(森鴎外) 緒形拳(賀古鶴所) 米倉斉加年(乃木希典) 十朱幸代(森しげ子) 小山明子(森峰子) 原泉(森清子) 丹波哲郎(山縣.
久世光彦 岸恵子.
今井正 渥美清.

森鴎外 「じいさんばあさん』 青空文庫 音楽 DOVA-SYNDROME 朗読 日根敏晶 @hinerdio 2017-04-03 猿面の本よみ第418回にて生朗読の音源です。 多少のキズが.