先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

ソフトだけでなくハードでもイノベーションが進む西海岸

2018年03月12日 23時52分22秒 | 日記

スタンフォード大学を卒業した若い中国人ビル・リウ(34)さんの発明が脚光を浴びている。Forbesが報じていた。それは、薄さ0.01mmの有機デウィスプレーで、企業価値が3、200億円になっているという。

インターネットの黎明期の中国に育ち、北京の清華大学を2005年に卒業。カリフォルニアに留学後、今や企業価値30億ドル(約3200億円)を超える企業「Royole」を2012年、深圳で創業したリウは、成功する起業家に必須の"Right Time, Right Place(正しい時期に正しい場所で)"という条件を具現化した人物だ。

「担当教授はテキサス・インストゥルメンツの元CTOだった人。ディスプレイのアイデアを話したらやってみろよって言われた。その頃のスタンフォードはグーグルの創業者らを送り出したばかりで、新たなイノベーションを生み出す熱気にあふれていた。世界中から若い才能が集まり、次の時代を作ろうとしていた。まさに理想的な時期と場所に居た」

「Royole」が誇るテクノロジーは、薄さ0.01ミリのフルカラーの有機ディスプレイ──玉ネギの皮のように薄いフィルムに、半導体を組み込んで発光させる技術のベースには化学や物理学、そして電子部品の製造に関する膨大な知識の蓄積がある。1983年に江西省に生まれたリウは四人兄弟の末っ子として育った。

東洋経済新報社も最近の号で、2002年ごろからの国立大学法人化や総定員法や科学研究費の削減の影響で、日本の大学は苦境に落ちいていて、研究費探しやあるいは、研究職探しで論文数がガタ減りしていること報じていた。日本人研究者のノーベル賞が毎年出ており、流石、日本人と思う人も多いだろうが、それらは20年前の研究成果であることを考えると、日本の大学が疲弊始めた2000年初頭からは重要な発見発明がないということを意味する。

一体、日本どうなる???


第二次冷戦時代突入?!

2018年03月12日 12時20分16秒 | 日記

 

中国インドの軍事国家参入で、1960年代の米ロの冷戦時代が終わり、数十年間、和平に時代が続いたが、2020年から米ロ欧中印の第二次冷戦時代が始まったのではなかろうか?AFPとかBusiness Insiderなどのアメリカの雑誌(むろん普通に盛るのは日本語版)を見ているとそういう感じがする。

中国の軍事力は現時点では、アメリカに比べ未だ劣勢としているが、一番脅威であるとしているのは、ほんの数年前まで、近代軍事兵器と無縁だった中国が、空母艦隊を作り上げ、更にはステルス爆撃編隊を組んでいいることで、その真価をみると今後数年で驚異的新加賀ありうると指摘している。現時点では中露の戦闘機は、アメリカ海軍の艦載機のように多くの燃料や爆弾を搭載できない。航続距離と攻撃力は著しく制限を受けている。

また空母自体も中露の空母は同根で写真からみるとそっくり。それは当然で、現在の中国の空母はロシアの空母がベースになっているからだが、中国は原子力空母開発に着手しているのではという。

ロシア海軍唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」。兄弟艦は遼寧のベースとなり、001A型はこの改良型だ。大きさも速度も同等、スキージャンプ式の甲板も同じ。写真は全く同じに見える。下記写真の左が「アドミラル・クズネツォフ」、右が「中国海軍遼寧」

 
 
インドまでも空母2隻体制をとっている。遼寧より小型だが、信頼性は高い。
インド海軍の空母「ヴィクラマーディティヤ」。
 
 
日本は、ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが型護衛艦」2隻を保有。この2隻より大きい「いずも型型護衛艦」はステルス垂直離着機を搭載できるよう改装中だとかいう2隻を所有。

 

世界一の空母保有国は文句なしにアメリカ。アメリカ海軍の空母の動力源は原子力。燃料補給やタンカーに頼らずに世界中を航海可能。アメリカ海軍の空母「エイブラハム・リンカーン」は、アメリカ海軍が保有している10隻のニミッツ級空母の1隻。遼寧や001A型よりも大型で、より多くの艦載機を搭載可能。カタパルトを備え、大型の艦載機の発艦が可能。アメリカ海軍はさらに大型の最新鋭空母を建造中。新型の原子炉は、レールガンやレーザーなど未来の兵器にも対応。現行のニミッツ級原子力空母(上)と、建造中のジェラルド・R・フォード級空母(下)。

 
各国の空母のサイズ比較。

 

各国の空母のサイズ比較

 

 

 

ロシアの新兵器、超音速10倍ミサイルや4倍の戦闘機ミグ41開発したという!?

2018年03月12日 11時16分08秒 | 日記

 

高精度ミサイルはミグ31(MiG-31)超音速ジェット戦闘機から発射され、音速の10倍の速度で飛行、防空システムを突破できるという。国防省は、同ミサイルシステムの機能を完璧にするため、年初以来ミグ機による飛行を250回以上実施したとしている。ロシアでは、18日に大統領選挙が予定されている。再選確実とみられているプーチン大統領は1日に行った年次教書演説で新兵器を披露。

また、ロシアの最新鋭機ミグ31は、アメリカのF22やF35に比べ性能が劣るという軍事評論家の多くの印象で、音速の4倍のミグ41を2020年代にも実戦配備するという。こういったロシアの新兵器開発の話はアメリカのAFPやBusinessInsideなどの雑誌で出ていて、プーチン大統領の国威発揚政策により意図的なリークに基づく。