第二次世界大戦終了から始まった冷戦時代は、しばらく表面化していなかったが、2010年代から再活し始めている。ステルス戦闘機や原子力空母の開発競争だけでなく、無人攻撃機と人工衛星による攻撃が実用化され、宇宙戦争の時代になっている。航空機の場合は、第3国に買ってもらうため、航空ショウーなどでかなりの機能や詳細が分かるが、宇宙兵器の場合は、秘密裏に開発がすすめられ、実戦配備しても、どこもその内容を明らかにしない。
たとえば、ロシアは、特攻衛星という、他国の軍事衛星を体当たりで破壊したり、中国の軍事衛星は他国の軍事衛星をアームでとらえて、宇宙ステーションに運びそこから地上に持って帰ることができるという。
アメリカも同じで、一切公表していないが、ロケート基地フロリダのケープ・カナベラルのロケット発射からマスコミが推測している程度。
最近ではEVのテスラ社が起こした米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)が2018年1月7日午後8時(日本時間8日午前10時)、
米政府に委託された機密衛星「ズマ(Zuma)」を搭載したロケット「ファルコン9(Falcon 9)」を フロリダ州ケープカナベラル(Cape Canaveral)から打ち上げたことをAFPなどが報道している。ズマについては、ミッションの内容や関与する政府機関など、 詳細が謎に包まれている。
アメリカでは宇宙軍は、すでに1985年9月23日に設立された。しかし、空軍の強い反対で2002年10月1日にアメリカ戦略軍に整理・統合されている。
そこで、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領はこの3月13日、カリフォルニア州にある米軍基地を訪れ、米軍に対し現行の陸海空軍に加えて「宇宙軍」を創設するよう求めたというニュースが出ていた。莫大な軍備開発費が投入されているが、平和目的に回せばかなりの問題が開発できると思うが、人間の性か?!