Forbesがネットフリックスの大躍進を伝えていた。ネットフリックスがDVDレンタル事業を行っていたが、、1.6兆円企業に育て上げたのは、同社株の3%を保有するヘイスティングスの経営手腕によるところが大きい。
しかし、ここまでの道のりには苦難もあった。2011年にヘイスティングスは、それまで一つのパッケージとして提供していたDVDレンタルと、動画ストリーミングを別々のビジネスに分離する決定を下した。その結果、激しいユーザー離れが起こり株価も急落。
だが、一時は倒産説まで流れたネットフリックスはその後、勢いを取り戻し、現在は世界で1億1800万人に及ぶ会員を獲得。今年の売上は前年から28%増の150億ドル(約1.6兆円)を見込んでいる。
現在57歳のヘイスティングスは、エンターテインメント業界の出身ではない。彼はメイン州の大学を卒業後に海兵隊に加入。さらに、平和部隊に参加して世界各地を回りスイスで高校教師を務めていた時期もある。
米国に戻ったヘイスティングスは、スタンフォード大学で人工知能の修士課程を卒業した。その後、共同創業した「Pure Software」は1995年に上場し、1997には「Rational Software」に買収された。
そして、同じく1997年にMarc Randolph(2004年に離職)とともに創業したのが、ネットフリックスだった。
今や動画ストリーミングの覇者となったネットフリックスは、今年は80億ドルの予算をオリジナルコンテンツ製作に注ごうとしている。同社は2017年製作のロシアのドーピング問題を扱ったドキュメンタリー作品「イカロス」で、今年のアカデミー賞も受賞した。
また、今年のゴールデン・グローブ賞でもオリジナル作品「マスター・オブ・ゼロ」のアジズ・アンサリが、ミュージカル・コメディ部門の男優賞を受賞している。来年か再来年あたりにはオバマ前大統領夫妻らが、何らかの賞を獲得することも十分考えられる。
アメリカのインオベーションを凄いともいえるが、やはり同じいうなDVDレンタルのつた屋やGyaoはいまや大ビジネスとなっている。そしてつた屋のポイントカードでしかなかったtカード、色々な業界で使われているのも驚き。