明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

お散歩、行けば?

2014-12-09 | 母との確執
今日は風もなく、暖かい一日だった


「いい天気だから、お散歩行って来たら?」 と母に言うと、

「どこかぶらぶらしよか?」 との返事。
(げっ、一緒に出歩きたいってこと?)


私は朝から窓やら扉やら拭いてフトンも干して、かなりくたびれていたし
年賀状も印刷したかったので、

「私はいいわ。ひとりで行っといで」 と応えた。
まぁよくあるフツーの会話(だよね?)。



でも結局、母は散歩に行かなかった。
私が断ったからスネたのか?
それもあるだろうが、

「買い物は昨日したし、何も用事ないし」

母はこれといった用事がないと、ひとりではまず出かけない人だ。
お散歩とかウォーキングとかの概念がない。
用もないのに歩くのは無駄、という発想。

父がまだ元気だったころ、散歩に行く父に
「帰りに豆腐買ってきて」 と言ったらしい。
すると父は、「重いからイヤ」 と断ったそうな。
豆腐が重いというのは口実で、父は純然たる散歩がしたかったのだろう。
母にはその感覚が理解できないようだ。
それとも、豆腐という買い物を課すことで父を縛ろうとしているのか。
嫉妬深い人だからあり得る。散歩ひとつでも邪推する。
父が死の床についているときでも体を拭いてくれた看護師さんに嫉妬していた。







今は歩けてるけど、この先どうなるかわからんよ~

犬でも飼ってればね~、毎日イヤでも散歩に行くのに。


犬どころか、草花の鉢ひとつ、育てるつもりがない。
何かを飼うとか世話するとか、そういうことに全く興味がないのだ。

ひとが育てているものを見て、かわいい、きれい、と感じる心はあるから
嫌いではないのだろうが、
何の得にもならないものに労力を費やすのは無駄ということらしい。

育てる喜びとか癒しとか、生活の潤いとか…そういうものを必要としないんだろうな。


ある意味、不思議な人だ