些細なことかもしれないが…
私が実家に戻った時に新聞を産経から朝日に変えた。
それを機に、母は『 天声人語 』の書き写しを始めた。
「字書かんと忘れるし。これぐらいの量がちょうどいいわ」
記事の内容はさっぱり覚えていないが(爆)、
毎日ていねいに書き写していて、
なかなかいい日課が出来たと思っていた。
私が家を出た後も母は朝日を取り続けているのだが、
ある時、テーブルの上に『 天声人語 』の切り抜きの束が置いてあるのを見つけた。
「書くヒマないねん。そのうち書くわ」
先週、またまた切抜きの束が。
前よりずいぶん増えていた。
「どうしたん? 書いてないの?」
返事ナシ。
「忙しいん? 毎日何してるの?」
「何してるんやろな~。何てこともしてへんけど」
「脳の活性化になる言うて、頑張ってたやん」
「ええやん、ほっといて。これはもうヤメ。明日からまたやる」
怒ってしまった^^;
書き写しは母が自発的にやり始めたことだ。
苦にすることもなく、一年以上続けていたのに。
やる気の低下、ちょっと気になる…。