明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

歯医者にて

2019-06-11 | ひとりごと

昨日は3か月に一度の定期検診に歯医者へ。

予約制なのに珍しく混んでいる。
待合室は2人掛けのソファと3人掛けのソファがあるだけ。
私が立っているのに、
3人掛けに足を広げて座っているジイサン2人
ジィ~っと睨みつけたが気づかぬフリ。

若いお母さんが年少さんぐらいの男の子を連れて入ってきた。
抱っこバンドには女の子。
初診らしく、書類を渡され記入をしているが、
抱っこバンドの女の子がちょっかいを出すのでなかなかうまく書けない。
するとお母さん、両手を真上に挙げて天井を向いて書き出した。
ホェ~。スゴワザ!逞しい!

そのうちジイサンたちは呼ばれて中へ入っていき、
空いたところにみんなが座ると、こちらをチラチラ見ていた男の子が
おもちゃを見せにきた。人懐っこいコだ。

「なんさい?」「さんさい」指を3本、やっとこさで立てられた。
「は、いたくなっちゃったの?」(お母さん「フッ素を塗ってもらいに来たんです」)
「ようちえん、いってるの?」「うん。きょうはおやすみなの」
(お母さん「創立記念日で休みなので」)

「ようちえん、たのしい?」
なぁんて話しているうちにすっかり打ち解け、
「ねぇねぇこれよんで」と男の子は絵本を一冊、本棚から持ってきた。
「いいよ~どんなおはなしかな~」

うわ~~子どもに絵本を読んであげるなんて何十年ぶり?
うちの1号にも2号にも3号にも、そういえば絵本を読んであげたことがない。
たまに会った時でもたいてい大人同士で話してしまって、
子どもたちは勝手におもちゃで遊んでる。

3人掛けソファに私とお母さんと小さい人ふたり。
知らない人が見たらおばあちゃんと娘と孫だよね。
なんかほのぼの、いい気分。

そのうち私の名前が呼ばれて、疑似母娘孫はあっという間におしまい^^;
「バイバーイ、またね~」
「ありがとうございました」とお母さん。

いえいえこちらこそ、楽しい時間をありがとうね。
おかげで、むかつくジイサンへの怒りも消え、
待ち時間も苦にならなかった。

名前も知らない坊や、診察台でなかなか口を開けなかったようだ。
先生たちの「あ~ん」「あ~ん」ばかりが聞こえてくる(爆)
無事にフッ素、塗れたかな。





4号にもちいさなちいさな歯が生えた