明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

国勢調査と予防接種

2020-10-03 | 母との確執
月イチの母宅訪問。

今回は母にインフルエンザ予防接種を受けさせる
という骨の折れるミッションがあった。





先月、母が素直に「受ける」と言ったものだから
我が耳を疑ったが、その後やっぱりイヤとなり、
それはもう駄々っ子みたいにイヤイヤと言っているのだ。

理由はよくわからない。
おそらく怖いのだと思う。痛いのもイヤ。

「どうせ打っても年寄りは死ぬんやから」
「私は心臓悪いから予防接種に負けて死ぬ」
「いっぱい薬飲んでるから、薬と注射で副作用が出る」
「腰痛いし頭も痛い。今日はやめとくわ」
「かかったらかかったで運命なんや。諦めるわ」
etc...
出来ない理由を一生懸命考えているのが可笑しい。

最初はいちいち反論していたがもう疲れるので、
とにかく医者に行って、先生に訊いてみようということで、
なんとか連れて行った。

クリニックで検温したら私は35.6度、母は36.9度。
えっ!? 
おでこに非接触でピッとやるタイプ。
私は汗をかいていたから低いのか?
母はなんでそんなに? 熱がこもっている? 
「37.5度以下なら出来ますから」と看護師さん。

待合室でも
「アンタだけやって帰り。私はまた今度ひとりでちゃんと行くから」
ウソウソ、ゼッタイひとりでは行かない。

順番が来て診察室に入り、先生の問診。
母はお薬手帳を先生に見せながら、
注射できない理由をなんだかんだと(以下省略)

先生は(私とは違って)否定せすに母の言い分を聞き、
「そういうかたこそ、受けておかれた方がよろしいと思いますよ」
ニコニコしながらしっかりとどめを刺してくれた。

さすがに母も観念した模様。
二人並んでプルプルシワシワの振袖にしっかり注射してもらった。
ミッション完了。はぁやれやれ。





さて、国勢調査。

「書いたから出す前にチェックして」と母。

どれどれ・・・( ̄□ ̄;)!!

用紙を見てみると、名前と生年月日こそ書いてあるが、
他の欄は真っ白のまま。

何を勘違いしたのか、
働いてない人は何も書かなくていいと思っている。

こういう勘違いや思い込みが増えるのが年を取るということか・・・。
などと思いながら、
ひとつずつ読み上げて確認し、
母が鉛筆で塗りつぶすのを見ていた。

「いややわぁ、何を勘違いしたんやろ」
しょんぼりしている。

「ま、生年月日も電話番号もちゃんと覚えてるし、
 大丈夫大丈夫(^-^)v」

と言っておいたが、
私にとっても少なからずショックな出来事ではあった^^;



それにしてもこの用紙、
字が小さすぎる!塗りつぶす〇も小さい。

これを使って郵送で回答するのは
ネットを使えない高齢者が殆どだと思うが、
印字も薄い色で見づらい。年寄り泣かせ。
改善の余地ありですぞ、総務省さん!