明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

鍵とか書類とか

2023-02-14 | 母との確執
東京の娘宅にいた時、ヘルパーステーション責任者からLINEが入った。

「今日の送り出し時の報告です。いつものカバンの中が空っぽで
 デイの連絡ノートはテーブルの上に、鍵は枕元にありました。
 ご本人は『その鍵は予備のものです』と言われましたが、予備の鍵は置いておられますか? 
 送迎時間に間に合わず、迎えを遅くしてもらいました」

あれまぁ!ご迷惑を・・・


母がデイに持って行くカバンには連絡ノートとひざ掛けだけが入っていて、
持ち手に赤い紐で鍵が括りつけてある。
「このまま持って行けばいいから触らないでね」と言ってあるのだが、
時々母は何を思うのか、触って中身をぶちまける。
ぶちまけるが、鍵まで外すのは初めてだ。

鍵がないと出かけられないから、ヘルパーさんは時間が迫る中、焦っただろうね。
申し訳ない。
枕元にある鍵を見つけるまでどれぐらい時間がかかっただろう。
母はなんでカバンから外して枕元に置いたのだろう。
予備の鍵って・・・何を勘違いしているのやら。





実はこの日はケアマネさん宛ての急ぎの封筒が連絡ノートに挟んであった。
介護認定更新申請書の入った封筒だ。
送迎の職員さんからケアマネさんに渡してもらおうと付箋に宛名を書いて挟んでおいた。
それが気になって中を見ようと引っ張り出したのか?

ところで、その封筒はどうなった? 
ヘルパーさんはそんな封筒のことは知らないから・・・。


「もしもし、実はこれこれしかじかで・・・封筒は届いてますか?」
ケアマネさんに電話した。
「いえ、届いてません」
あ~やっぱり


今日の担当、義妹にLINEで連絡を取った。
「これこれしかじかだから、母宅に行ったら封筒を探して帰りの職員さんに渡して」

「ありました!食卓の上に」
写真付きで義妹が報告してきた。
中身が引っ張り出されて食卓の上に散乱していた。
「無事に職員さんに渡しました」

はぁ~、一件落着。

と思ったらそうではなかった。
実は申請書とともにもう一枚、「母のその後の経過、現状」を
書いてプリントアウトしたものを同封しておいたのだが、

「申請書だけ渡しました」と義妹。
「え、封筒の中身全部を渡してくれたんじゃないの?」
「他は書き方の説明とかだったんで、要らないだろうと思って」
(いやいや、封筒を渡してと言われたら封筒に入ってたもの全部を渡すでしょフツー、
 ちゃんと見なかったんかい、もう一枚あるんよ。んもう~、子どもの使いか  )
と思ったが、ぐっとガマン^^;
こういうとこあるんだよな、このひと


教訓:今後はもう書類とか大事なものは、母のカバンに入れるのではなく
   職員さんに直接手渡しすること。


家族3人がデイの日を一日ずつ担当しているからにはお互い連絡を密に取って・・・
とは思うものの、実際はこれがなかなか難しい。
ヘルパーさんも毎回同じ人だったら、
母の鍵には赤い紐が付いていることぐらい覚えているだろうが、
曜日によって違う人が来るから、こちらもまた連携が難しいことだろう。
何が起きるか、実際にやってみないとわからない。
この人は枕元にモノを置く癖があるとか、メガネは洗面所に忘れる癖があるとか、
バタバタしながらも経験の積み重ねでなんとかやっていくしかないのだろうね。

で、当の本人はなぁんも覚えてないという・・・

スマホ握って怒っている私を見て、「大変だねぇ~」とひとこと、娘。