明日は明日の風が吹く

60にしておひとりさまに。
この先、どんな人生になるのやら?

ゆったりと奈良へ~ 浄瑠璃寺

2020-10-10 | ひとりごと
今週初めのお天気のいい日、奈良へと出かけた。
Yちゃんのポーランド壮行会以来だからほぼ1年ぶりだ。

御堂筋線に乗るのも近鉄奈良線に乗るのも1年ぶり。
平日昼前の時間帯、
大阪のど真ん中(梅田~なんば)はさすがに混み合ったが、
他は予想通りゆったりとしたものだった。
マスクを着けていない人は皆無! 
おそらく夜の時間はまた違うのだろうが、車内も静かなもんだ。





まずはYちゃんお薦めの和食のお店でお昼を。
年配のご夫婦がやっているこじんまりしたお店で、
お客は私たち4人だけ。
すべて手作りの和食をゆったりとした座敷席でいただく。
う~ん、おいしい。
自分で作るのとどこが違うんやろ? 
同じ煮物でも、おそらく丁寧さが全く違うのだ。
ヤッツケで作る私とは心構えからして違う^^;
ごちそうさまでした。

そのあとはスタバのテラス席で
いささか強風に吹かれながらコーヒー&ケーキ。
別腹でしっかり入る。
食べ終わったら即、マスク着用よ。
おしゃべりはマスク着用で。
(ちなみにYちゃんのクルマ内でもマスク着用)


せっかくのチャレンジが中途半端に終わったYちゃんのみやげ話や
お互いの近況、最近話題のあれやこれや・・・、話は尽きない。

Yちゃんのポーランド話はどれも面白かった。
医者に行くのは一日仕事(朝受付をしても診てもらえるのは夕方)、
食材は素朴であまり種類がない、お菓子は激甘、肉は獣の匂いがする、
りんごはおいしかった、魚は干物系、生は怖くて食べられず、
文房具の質が悪くて値段は高い、
日本の100均のボールペンをあげたらすごく喜ばれたetc...
ちょっと前まで東側の国だっただけに、
サービスとか付加価値をつけて儲けるとかの発想があまりないらしい。

思いの外、英語が通じない、
日本人が英語で話しかけられて逃げるように、逃げられた、
東洋人に対する、おそらく悪気のない差別etc...


一番感じたことは、
なんだかんだ言っても日本の医療&医療体制は素晴らしい!
食べ物もやっぱり日本が一番おいしい!
ということだったそうな。

ちなみにYちゃん、
借りていた部屋の荷物もそのままにしてあることだし、
時機が来たら必ず再チャレンジすると。
すでにエアチケも用意済みという。
ちょっとやそっとで懲りないところが彼女らしい。




さて、まだ時間もあることだし、どこかへ行こうか。
どこがいい?
ここは奈良と言っても京都との県境、
少し走ればもう京都府というところ。

「浄瑠璃寺、行ったことある?」「ないない」
じゃあ行こう! ということになった。



OGPイメージ

この世の極楽浄土!「浄瑠璃寺」の九品仏と貴重な仏様〜京都府木津川市加茂町〜 | 京都府 | LINEトラベルjp 旅行ガイド

皆様は京都と奈良の境に極楽浄土を現したお寺があるのをご存じでしょうか?京都府木津川市加茂町の「浄瑠璃寺」は平安時代に盛んに信仰された阿弥陀浄...

LINEトラベルjp 旅行ガイド

 


鄙びた田んぼの風景を見ながら少し走ると到着。

京都南山城、当尾(とおの)の里、
浄瑠璃寺(九体寺)。


(浄瑠璃寺パンフレットより拝借しましたm(__)m )


池を真ん中にして東に三重塔(此岸)、
西に本堂(彼岸)
東には薬師如来、西には九体の阿弥陀如来という配置。
此岸から彼岸の極楽浄土に向かって拝むというわけだ。






天気が良かったので、池に映る景色も素晴らしい。
此岸から彼岸を望む(一番下)。




本堂入り口には秋の花の設え。
境内には芙蓉や百日紅、コスモス、桔梗、ススキ・・・
夏から秋へ、木々も少し色づき始めている。
紅葉の見ごろには人出も多いだろうが、
この日は私たちのほかにはひとり、観光らしき人がいただけ。

本堂内は撮影禁止、詳しいことはWikiでも見ていただくとして、
九体の阿弥陀如来(実際は一体修理中)に加えて
厨子に入った吉祥天女像が開扉中だった。
広いとは言えない本堂、薄暗く厳かな雰囲気、
いかなおしゃべりオバハン4人組も
たくさんの半眼で見つめられるとしおらしくなり、
各々何を思うか知らないが、手を合わせて仏さまと対峙している。
私もしばし殊勝な思いに。
本堂を出る頃には、足取りさえドタバタからしずしずに(^-^)



「次はマスク無しで会いたいね」
「旅行の幹事、次は誰やった? 計画してよ」
などと口々に言いながらも、
いつも何も決まらないまま、バイバイ

年に一度ぐらいしか会えないけど、
会えるときに会っておかないと。





問題のすり替え、論点ずらし

2020-10-07 | ひとりごと

OGPイメージ

既得権益?問題すり替え?学術会議、具体的説明ないまま:朝日新聞デジタル

 日本学術会議の会員候補6人が任命されなかった問題をめぐり、政府は6日、首相が推薦通り任命する義務はないとする見解をまとめた内部文書を公開し...

朝日新聞デジタル

 


菅首相は6人の見解と任命拒否の判断は「全く関係ない」と答えたが、
では何をもって任命しないという判断をしたのかは答えていない。
この部分を答えないと、答えになってないよね。

一方、そもそも日本学術会議のありかたや
政治との関係を考え直す必要がある
という論点も出てきて、
これは論点のすり替えというか、
任命拒否とはまた別の問題として考えることだ。


このニュースを読んでいて、元夫のことを思い出した。
元夫は論点ずらし、問題のすり替えの名人であった。

私と口論になるといつもこの手を使った。
それはそれ、これはこれで別の話、と言っても通らなかった。
私はどれだけ悔しい思いをしたか・・・。

ある時、実家で父が私に尋ねた。

「〇〇さん(元夫)と話をするといつも話がずれていくんやが、
 アレはわざとやってるんか、それとも本人気付かずにずれてるんか?」

さすが、たまにしか会わなくてもしっかり父は見抜いている、
と思った。
やがて父は元夫とは当たり障りのない話しかしなくなり、
元夫は私の実家から足が遠のいた。

父は私のことを心配しながらも離婚を知らずに亡くなったが、
「もうあっち(の実家)には行くな」
と言っていたから、
私の決断を「しゃあないな」と少しは許してくれているかも。


おっと、話が見事に逸れちゃった^^;
が、
要するに、
論点ずらしなどして繕っても何もいいことはない、信頼を失うだけだ。
ということを言いたかったのであった 





国勢調査と予防接種

2020-10-03 | 母との確執
月イチの母宅訪問。

今回は母にインフルエンザ予防接種を受けさせる
という骨の折れるミッションがあった。





先月、母が素直に「受ける」と言ったものだから
我が耳を疑ったが、その後やっぱりイヤとなり、
それはもう駄々っ子みたいにイヤイヤと言っているのだ。

理由はよくわからない。
おそらく怖いのだと思う。痛いのもイヤ。

「どうせ打っても年寄りは死ぬんやから」
「私は心臓悪いから予防接種に負けて死ぬ」
「いっぱい薬飲んでるから、薬と注射で副作用が出る」
「腰痛いし頭も痛い。今日はやめとくわ」
「かかったらかかったで運命なんや。諦めるわ」
etc...
出来ない理由を一生懸命考えているのが可笑しい。

最初はいちいち反論していたがもう疲れるので、
とにかく医者に行って、先生に訊いてみようということで、
なんとか連れて行った。

クリニックで検温したら私は35.6度、母は36.9度。
えっ!? 
おでこに非接触でピッとやるタイプ。
私は汗をかいていたから低いのか?
母はなんでそんなに? 熱がこもっている? 
「37.5度以下なら出来ますから」と看護師さん。

待合室でも
「アンタだけやって帰り。私はまた今度ひとりでちゃんと行くから」
ウソウソ、ゼッタイひとりでは行かない。

順番が来て診察室に入り、先生の問診。
母はお薬手帳を先生に見せながら、
注射できない理由をなんだかんだと(以下省略)

先生は(私とは違って)否定せすに母の言い分を聞き、
「そういうかたこそ、受けておかれた方がよろしいと思いますよ」
ニコニコしながらしっかりとどめを刺してくれた。

さすがに母も観念した模様。
二人並んでプルプルシワシワの振袖にしっかり注射してもらった。
ミッション完了。はぁやれやれ。





さて、国勢調査。

「書いたから出す前にチェックして」と母。

どれどれ・・・( ̄□ ̄;)!!

用紙を見てみると、名前と生年月日こそ書いてあるが、
他の欄は真っ白のまま。

何を勘違いしたのか、
働いてない人は何も書かなくていいと思っている。

こういう勘違いや思い込みが増えるのが年を取るということか・・・。
などと思いながら、
ひとつずつ読み上げて確認し、
母が鉛筆で塗りつぶすのを見ていた。

「いややわぁ、何を勘違いしたんやろ」
しょんぼりしている。

「ま、生年月日も電話番号もちゃんと覚えてるし、
 大丈夫大丈夫(^-^)v」

と言っておいたが、
私にとっても少なからずショックな出来事ではあった^^;



それにしてもこの用紙、
字が小さすぎる!塗りつぶす〇も小さい。

これを使って郵送で回答するのは
ネットを使えない高齢者が殆どだと思うが、
印字も薄い色で見づらい。年寄り泣かせ。
改善の余地ありですぞ、総務省さん!