風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

臨機応変が苦手です

2005年05月03日 | 清水ともゑ帳
小学校5年生のときのこと。
その日は学級当番で、授業が始まる前に先生と打ち合わせなどをして、予め準備をしておかなければならなかった。
3時間目が終わったときに、先生から、「あとでこのプリントを職員室に届けてね」と頼まれた。
数分後に職員室に行くと、ドアには、「ただ今、会ぎ中です。入ってはいけません」と張り紙がしてある。
会議中は職員室に入ってはいけない…日ごろから先生方に言われていることだった。
私は、4時間目が始まるぎりぎりのときに、入室した。
するといきなり先生に叱られた。
「なぜ、会議中に持ってきてくれなかったの。会議で使う資料だからずっと待っていたのに」と。

4時間目の授業が始まった。
先生は教室に入るとまず私を呼び、黒板の前に立つようにと言われた。
「この時間、みなさんに、どうしても覚えてほしい4文字の言葉があります」
先生はチョークを持つと、「臨機応変」と書いた。
「難しい字ですが、ノートに書き取って、先生の話をまず聞いてください。先生はさっきともゑちゃんに頼みごとをしました。でも、ともゑちゃんは…」
事のてん末を先生が話した。
「たとえ、会議中であっても入っていい場合とそうでない場合があるので、その場その場で臨機応変に対処してください」
と、先生は話を結んだ。
私はその授業中、ずっと立ったままだった。

占いの結果「臨機応変が苦手です」は、その通り。
機転をきかせた行動をしたことがなく、ずっと苦手なまま今に至っている。
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