風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

ふるさと清水

2005年06月13日 | 静岡
昨日は蒸し暑いながらもいいお天気になりました。
ここ数日間、台風の進路が気になっていましたが、なんとかそれてくれました。
朝、4時前に起きたのにもかかわらず、のろまな私はやっぱり出掛けにバタバタしてしまいました。
電車を1本遅らせて、山本一力さんの講演会場に向かいました。
駅から走るように会場に着いたので、席についた途端に、汗が噴出してきました。
場内には、まだ、空調が入っていなかったんです。



山本さんは高知県土佐市のご出身です。
14歳まで土佐で育ち、その後は東京に。
山本さんは、ふるさと土佐が誇りだと、そして、
「ふるさとというのは、おまえにああしてやった、こうしてやったと押し付けをしません。僕が帰るといつも黙って受け入れてくれます」
と、おっしゃっていました。
私にとっての清水もまさしくそういうところです。
清水を離れ、そして、数年して戻ったときに、黙って受け入れてくれたその清水が良かったのだと思いました。
私が清水にこだわる気持ちがそこにあったことを、再確認しました。
ふるさとというのは生まれ故郷のみならず、何も言わず包んでくれる深いふところのことをいうのでしょう。
そんなことをしみじみ感じました。

今までは車で通り過ぎていた、清水区興津(おきつ)の周辺。
昨日、初めて歩きました。
歴史的建造物がいくつかあるにもかかわらず、私は一度も訪ねたことがないので、今度はスニーカーを履いて、ゆっくり散策してみたいと思いました。

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7 コメント

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私も・・・ (あや)
2005-06-13 19:15:16
地元(神奈川)から出れずにこの市にもうずっといます



旅行に行ってもすぐに帰りたくなるし、いいのか悪いのか?って感じですが何年いても知らない所は沢山ありますよね?!

私もワンコと一緒に散歩がてら色々な知らない場所を

探してみたいな~って思ってます
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黙って・・ (linden-leaf)
2005-06-13 20:23:52
故郷は、そういうものなんですね。

ただただそこにある。

困ってしまうくらい変わらない姿だったり、変わらない自分を思い出してしまう場所だったり・・。
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年を重ねるごとに… (ともゑ)
2005-06-14 20:22:02
山本さんもお話になっていたのですが、

私も年を重ねるごとに、ふるさとの良さを感じるようになりました。



★あやさん

>旅行に行ってもすぐに帰りたくなるし、…

あ~、とってもわかります。

ともて行きたくて出かけるのに、そんな気持ちになったりします。

ワンコと一緒だとお散歩も楽しさが増しますね。



★liden-leafさん

黙って…って、そうなんですねぇ。

うまくいい当ててらっしゃるなぁって思いました。

いつまでも変わらないことに、とても安心することがありますね。
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その場所がふるさと (ilhnl)
2005-06-15 15:58:17
 私はずっと東京です。都心部という地域で育ち、そこを愛しています。父も東京なので、必然的にそこが愛すべき街のつもりです。



 でも最近、特に30代後半くらいから、自然が豊かだったり、地域がとても密着しているような、ともゑさんの上のブログにあるように、「戻ってくれば黙って受け入れてくれる」ような、そんなふるさとを持ちたいと思うようになりました。

戻ってくれれば、「変わらないなぁ~」なんて言ってみたい。

 私の育ったところは、行く度に変わっています。もう人が住む地域ではないようです。
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変化の中に (ともゑ)
2005-06-15 21:44:28
清水も年々変化しているのですが、都心では倍のスピードなのでしょうね。

私は、変化の中にある清水と、心に残っている清水の情景の接点を見出しては、

この場所がやっぱりいいなぁと確認しているのかもしれません。

街が変わっていくからこそ、心に残るふるさとの情景をずっと愛していきたいものですね。
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あかね空 (saki)
2005-06-23 00:33:59
初めて山本一力さんの本を読んで、人物背景を知りたくなり検索。こちらにたどりつき、これも初めてのトラックバックさせていただきました。ご本人へのインタビューのリンクもありがとうございます♪
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★sakiさん (ともゑ)
2005-06-23 19:08:02
はじめまして。

TBありがとうございました。

『あかね空』あっという間にお読みになられたんですね。

一力さん、いいですよね。

私は今度、『だいこん』を読んでみようと思っています。











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