風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

春告げのれん

2007年03月22日 | 清水ともゑ帳
病院へ向かう途中、歩いていたら、黒くそよいでいるのれんのようなものを見つけた。
なんだろうと近くへ行ってみた。



昆布だった。
民家の軒先だと思ったら、乾物屋さんの小さな看板があり、店ではなくて倉庫か事務所として使っているところらしい。

春だなぁ…と思った。
こういう光景を見たのは初めてで、昆布というのは一年中、こんなふう干されているのかもしれないけど、春だなぁと思った。

能登に住んでいたとき、春先になると友人のダイバーが、採れたばかりの新物の海草をいっぱい届けてくれた。
仲間が集まって「海草パーティ」で盛り上がった。

そんなことをふと思い出して、春を感じたのだと思う。
先月より今月の方が寒くて、なおさら暖かい季節が待ち遠しい。



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