お隣のKさん宅にはミニチュアダックスのあんずちゃんがいる。
先月上旬、そのKさんご夫婦が引っ越しされると聞いた。
うちのポポと同じ犬種、同じ毛色だったこともあり、あんずちゃんと触れ合える機会は私たち夫婦にとってうれしいときだった。
羊毛フェルトで”あんずちゃん”を作ってお渡ししたいと思い立ち、すぐに取り掛かった。
白い綿で土台を作っていき、それから羊毛を植毛。
これまで自分の作ってきたものは、植毛しながら調整していけばいいやと土台作りが大雑把だった。
そんなことを反省していたので、今回は土台作りを丁寧に時間をかけた。
子どものころ、音響機器のビクターの犬の首の傾げ方が好きだったので、そんな感じに首に角度をつけた。
お腹と足裏。
これまでに作った「ポポ」のお腹はピンク一色だったけれど、実際の毛色の境い目はそんなにはっきりと色が分かれてはいないので、薄いグレーを混ぜて、より自然に見えるようにした。
途中、何度かやり直し、なんとか引っ越し日までに間に合った。
出来上がってみて、なんだか足りない。
そうだ、首がさびしい。
ピンクのリボンを付けて完成。
引っ越し当日、Kさんご夫妻があんずちゃんと一緒に挨拶に来て下さり、まだまだ拙い出来だけれど、お渡しできた。
新しい地でもあんずちゃんとお元気で楽しく過ごされますように。