カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

亀田さん、さようなら。

2006年10月07日 | Weblog
先日、友人からのメールで、私に亀の事を教えてくれた友人の亀田さんが亡くなったことを知った。最近は、連絡も途切れ、どうしているものか気にかかってはいたが、まさか亡くなっていたとは。

いまから十年前にもなるだろうか。亀田さんと二人のお子さんと一緒に、自然観察をした時のことを思い出す。お父さんと一緒で、嬉しくてたまらなかったのだろう。お子さんの一人が、はしゃぎ過ぎて、杖の代わりについて歩いていた木の枝で顎を切ってしまった。しかも、そのことを誰にも言わず、泣きもせず。山道の下りを一人だけ先に歩いてゆくので、おかしいなと気付いた私が駆け寄ると、顎から血が滴り落ちて、シャツを赤く染めていた。「だいじょうぶ?」と声を掛けると、大声を出して泣き出した。

あのお子さんも大きく成長された事でしょう。
亀田さん、さようなら。いろいろと教えていただき、ありがとうございました。
あなたの、無いものは自作する気持ちを受け継ぎたいと思います。ご冥福をお祈りいたします。
合掌。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする