カメの眼通信

青空を見上げるカメの眼は、ルビーのような赤い色。

安全第一

2007年02月21日 | 掲示板
管理人です。

工事現場ご用達カメラをゲットしました。1台525円。ジャンクですから。ジャンクと言っても、まだ使用可能です。その名も、全天候型APSカメラ EPION安全第一。これに赤外線センサーをつければ、りっぱな無人カメラのできあがり。

赤外線センサーといえば、亀は変温動物だからセンサーにかからないと思っていたのはどうやら間違いのようです。変温動物でも体温がありますから、赤外線はだしているけれど、甲羅によって赤外線が遮られてしまうそうです。また、周囲との温度差で感知するタイプのものは使えません。

無人カメラのセンサーを動体センサーに付け替えれば、亀ばかりか蛙まで撮影出来るかも知れません。蛙と言えば、今年はニホンアカガエルの産卵数が増えています。2001年から毎年調査を行って来ましたが、2001年は365卵塊だったものが、今年は2月14日現在で1056卵塊です。ニホンアカガエルは森林・草原性の蛙と言われていますので、産卵数が増えたことはニホンアカガエルが増えたことであり、蛙を養うだけの昆虫類が生物多様性保全ゾーンに増えたと思われ、ひいては蛙を捕食する動物も増えた(集まった)ことがうかがえるのです。これはまさに、里山の自然度をはかることができる指標生物といえるのではないでしょうか?

千匹の雄のニホンアカガエルと千匹の雌のニホンアカガエルが蠢く、雨の降る夜の生物多様性保全ゾーンは蛙合戦の真っ盛り。その蛙を食べようと森の中からぞろぞろと・・ああ見て見たい!
コメント (2)
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