今朝のNHKニュースを観ていたら、今年のノーベル賞の発表が今日4日(現地時間)から始まるそうです。
そこでノーベル賞について調べました。
ノーベル賞とは、ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言に従って1901年に始まった世界的な賞で、年1回行われています。
アルフレッド・ノーベルの遺言には次のように記されているそうです。
「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする。」
選考機関
ノーベル賞の選考は、次の機関が行っています。
・「物理学賞」、「化学賞」、「経済学賞」・・・スウェーデン科学アカデミー
・「医学・生理学賞」・・・カロリンスカ研究所
・「平和賞」・・・ノルウェー・ノーベル委員会
・「文学賞」・・・スウェーデンアカデミー
発表日程
ノーベル賞の発表は次のような日程で発表されます。
10月4日、「医学・生理学賞」
5日、「物理学賞」
6日、「化学賞」
7日、「文学賞」
8日、「平和賞」
11日、「経済学賞」
各賞の中でも、特に自然科学部門のノーベル物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の3部門における受賞は科学分野における最大級の栄誉であると考えられているそうです。
地元スウェーデンのマスコミの報道では、今年の日本人の受賞者の予測として、iPS細胞を開発した京都大学の山中伸弥教授が医学生理学賞の最有力候補と予測しているそうです。
他にも、炭素の新素材を発見したNEC特別主席研究員の飯島澄男氏やコレステロール低下薬「スタチン」を開発した東京農工大特別栄誉教授の遠藤章氏らが候補として挙がっています。
日本人の「ノーベル賞」受賞者数
日本人受賞者は1949年(昭和24年)湯川秀樹博士の物理学賞が最初の受賞者で、一昨年、4名が一度に受賞した益川教授他までを含めて16名となっています。
部門ごとの内訳は次の通りです。
・物理学賞(7名)・・・・・・・・湯川秀樹(1949年)、朝永振一郎(1965年)、江崎玲於奈(1973年)、小柴昌俊(2002年)、南部陽一郎(2008年)、小林誠(2008年)、益川敏秀(2008年)
・化学賞(5名)・・・・・・・・・・福井謙一(1981年)、白川秀樹(2000年)、野依良治(2001年)、田中耕一(2002年)、下村脩(2008年)
・医学・生理学賞(1名)・・・利根川進(1987年)
・平和賞(1名)・・・・・・・・・・佐藤栄作(1974年)
・文学賞(2名)・・・・・・・・・・川端康成(1968年)、大江健三郎(1994年)
昨年は、日本人の受賞者はいなかったので、今年は2年ぶりに期待したいものです。
吉報を待ちましょう!