らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

買って出る

2015-01-05 | 雑学

お正月三が日も終わり、平成27年が今日から本格的にスタートしました。
今年の干支は未(ひつじ)で、証券界では「未辛抱」と言われる相場格言があるそうです。
投資家が辛抱を強いられそうという見方がある一方で、日経平均が2万円台後半まで上昇するとの強気の見方もあるということです。
格言を覆して、日本経済が確実に上昇することを期待したいと思います。

さて、正月は終わりましたが、今日は正月の遊びから生まれた言葉をご紹介します。
私が子供の頃は、正月の遊びと言えば、凧あげやかるた取り、双六、コマ回しなどでした。
そして、当時の大人たちは、花札をしていたのを覚えています。
花札には「役」があるようですが、詳しくは知りません。
ただ、「猪鹿蝶(いのしかちょう)」とか「赤短(あかたん)」、「青短(あおたん)」などと言っていたことを今でも覚えています。

この花かるた(花札)から生まれたとされる言葉に、皆さんよくご存知の「買って出る」があります。
花かるた(花札)は3人で勝負するため参加者が4人以上いる場合は、親から数えて4人目以降の下座の人は外されます。
どうしても下座の人が勝負に参加したい場合は、、その代償に上座の人から役札を買い上げて、参加させてもらわなければなりません。
そこから、「頼まれたり支持されたりした訳でもないのに、自ら進んで引き受ける」事を、「買って出る」というようになったそうです。

使用例としては、「嫌われ役を買って出る」とか「喧嘩の仲裁を買って出る」などのように、厄介で面倒な役割、責任重大な役割などを引き受ける場合や、「幹事を買って出る」のように、あまり人が進んでやりたがらない役を引き受ける場合などに使われます。

子供の頃、祖母や母親から、「若い時の苦労は買ってでもしなさい」とよく言われましたが、最近は「苦労を買って出る」若者が少ないそうです。
いつの日か、この言葉も死語となる運命なのでしょうね。