らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

吉田松陰の教え(4)

2015-01-12 | 趣味

萩市の明倫小学校で行われている「吉田松陰先生の教え」をご紹介しています。
4回目の今日は4年生の朗唱文です。

・4年生の朗唱文です。


4年生の朗唱文とその意味です。
1学期・・・「凡(およ)そ読書の功は、昼夜を捨てず、寸陰(すんいん)を惜しみて、是(これ)を励むにあらざれば、その功を見ることなし」
  意味・・読書の効果を上げようと思えば、昼と夜の区別なく、僅かな時間でも惜しんで、一心に読書に励まなければ、その効果を見ること
      はない。

2学期・・・「人の精神は目にあり、故に人を観るは目においてす。胸中の正不正は眸子(ぼうし)の瞭眊(りょうぼう)」にあり」
  意味・・人のよしあしを判断するには、その人の目を見つめて、その瞳に注意するより、ましなことはない。
       人の心に悪いことがあれば、瞳はかくすことはできない。心が正しければ、自然と瞳もはっきりしている。

3学期・・・「其の心を尽くす者はその性を知るなり、その性を知れば、即ち天を知る」
  意味・・人と言うものは、その心の奥底までを辿りつめていけば、その本性が善であることが分かる。
       そのことを知れば、人の本性は天から受けたものであるから、天が善を好むと言うことがわかる。

4年生になると難しい文章ですね。
1学期では読書のすすめ、2学期では人を見る目を養うこと。これは社会に出ると必ず役に立ちます。
そして3学期では孟子の性善説を説いています。
即ち、人間の本性は善であり、仁・義を先天的に具有するという考えであり、それに基づく道徳による政治を主張した説です。
いずれも小学4年生では難しそうですね。