萩市の明倫小学校で行われている「吉田松陰の言葉」をご紹介しています。
3回目の今日は3年生の朗唱文です。
おっと!テレビで答えていた生徒さんは、「吉田松陰」と呼び捨てにしてはいけないと言っていました。
必ず「先生」と言う尊称を付けて、「吉田松陰先生」のように言わなければいけないとのことでした。
・これが3年生の朗唱文です。
3年生の朗唱文とその意味です。
1学期・・・「凡(およ)そ生れて人たらば 宜しく人の禽獣(きんじゅう)に 異なる所以(ゆえん)を知るべし」
意味・・人として生れてきた以上は、動物と違うところがなければならない。
どこが違うかと言うと、人は道徳を知り、行うことができるからである。
道徳が行われなければ人とは言われない。
2学期・・・「志を立てて もって万事(ばんじ)の源となす 書を読みて もって聖賢(せいけん)の訓(おしえ)をかんがう」
意味・・何事をするにも志がなければなんにもならない。だから、志を立てることが第一である。
書物を読んで、昔の偉い人の教えを参考にして、自分の考えをまとめることが大切である。
3学期・・・「人(ひと) 賢愚(けんぐう)ありと雖(いえど)も 各々(おのおの) 一ニ(いちに)の才能なきはなし 湊合(そうごう)して
大成する時は 必ず 全備(ぜんび)する所あらん」
意味・・人にはそれぞれ能力の違いはあるけれども、誰でも一つや二つの良いところを持っているものである。
そのよいところを伸ばせば、必ず立派な人になれるであろう。
いい教えですね。
でも小学校3年の生徒の内、何人が理解しているのでしょうね。
ただ単に暗唱だけに終わっているとすれば、余りにも勿体ないです。