らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

110番の誕生

2015-11-16 | 雑学

フランスでは13日夜、ISによる無差別の銃撃や自爆テロがわずか30分ほどの間に6カ所で発生しました。
このテロ事件による死者は129人、負傷者は352人で、うち99人が重傷だそうです。
この事件で犠牲になられた方やフランス国民に対し、全世界から哀悼の意が表されています。
小生も謹んで哀悼の意を表したいと思います。

それにしてもテロ集団はフランスをよく標的にするものです。今年に入ってからでも既に6件発生しているようです。
色々と国内事情があるようですが、テロは絶対許されるものではなく、断固として阻止し、取り締まらなければなりません。

日本もテロに対しては「対岸の火事」ではありません。
来年にはサミットが開催され、そして、2020年には東京オリンピックが開催されます。
テロリストたちにとっては絶好の標的と映る筈です。
国内でテロの発生が起こることのないよう、警察には万全な警備体制を敷いていただき、そして、一般市民の命と安全な暮らしを守っていただくようお願いします。

さて、日本では警察への緊急通報に110番が割り当てられていますが、何故この番号になったのでしょうか?
そこで調べてみました。

日本の警察制度は、明治5年9月、川路利良という役人を一年間ヨーロッパへ派遣して警察制度の調査を行わせ、その結果をもとに明治7年1月に警視庁がつくられました。
110番で警察に電話が繋がるという通報システムが完成したのは、警視庁誕生からおよそ70年後の昭和23年10月1日で、東京、大阪、京都、名古屋など主要8都市で開始されたのだそうです。

しかし、当時から110番だったわけではありません。
当初は東京だけが110番で、大阪、京都は1110番、名古屋は118番と都市によって異なる番号が割り振られていたそうです。
これが昭和29年の新警察法によって110番に統一されたのです。

なぜ110番号になったのか、警察本部によると3つの理由があったのだそうです。
1.国民に覚えやすい番号とすること
2.誤報が少ないように番号を3桁にすること
3.ストッパーまでの距離が短い「1」を多くすること

即ち、間違わないようにストッパーまでの距離が一番短い「1」を二つ使い、最後に0を入れて覚えやすく、そしてかけやすい番号として、全国共通の110番が採用されたと言うことです。