らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

鎌倉大仏

2015-11-27 | 雑学

所用のため数日間ブログの書き込みをを休ませていただきました。
今日から再開しましたのでよろしくお願いします。

再開初日は大仏さまについて調べました。
大仏とは、大きな仏像の事で、仏像は、もともとは仏教を始めた釈迦の姿のことです。

今から約2500百年前、釈迦はさまざまな修行の後、悟りを開いてブッダ(Buddha)になりました。ブッダとは「悟りを開いた人」という意味です。
このブッダを当時の中国で「仏陀」という漢字に写し、この「仏陀」が省略されて「仏(ぶつ、ほとけ)」と言う言葉になったのだそうです。
従って「仏像」とは、「ほとけの像」のことで、狭い意味では悟りを開いた釈迦のことを指します。
そして、仏像が出現したのは釈迦入滅後500年以上経ってからで、概ね紀元後1世紀頃のこととされています。

さて、本題の大仏さまについてですが、大仏の定義は特にないそうです。
しかし、一応の定義としては、「起立した状態で丈六(約4.85m)以上の仏像」、座った状態なら約2.4m以上のようです。

「丈六仏(じょうろくぶつ)」とは、一丈六尺の大きさで作られた仏像をいいます。
これは仏教の開祖であるお釈迦様の身長が一丈六尺であったという伝説に基づくもので、それ以上の大きさの仏像を「大仏」としているようです。

大仏様と言えば、奈良の大仏さまがすぐに思い浮かぶと思いますが、他にも鎌倉の大仏さまや茨城県牛久市にある牛久大仏など、全国にはたくさんの大仏様が鎮座しています。
ところで、奈良の大仏様は立派な大仏殿に鎮座していますが、何故か鎌倉の大仏さまは大仏殿がなく、雨ざらしになっています。
なぜ、鎌倉の大仏様には大仏殿がないのでしょうか?

・鎌倉の大仏さまです(ネットより)


初代鎌倉大仏が開眼したのは鎌倉時代の寛元元年(1243年)6月ですが、この時に建立された大仏さまは木造で、それからわずか4年後の宝治元年「1247年)に暴風雨によって倒壊してしたのだそうです。
そのため建長4年(1252年)に、現在鎮座している金属製の大仏様と大仏殿が造営されました。
ところが大仏殿は二度の大きな台風で破損し、そのたびに修復されたそうですが、戦国時代の明応4年(1495年)8月15日に発生した「明応の大地震」によって大仏殿が崩壊し、大仏様は露坐となったと伝えられています。

因みに崩壊した大仏殿は、東西25間(約45メートル)、南北21間(約38メートル)という大規模なもので、現在では大仏様の周囲に礎石だけが残っているようです。
創建当初大仏像を収めていた堂宇(大仏殿)は60基の礎石に支えられていたようですが、現在、境内に遺る同礎石は56基ということです。

鎌倉の大仏を訪ねた時には確かめてみてはいかかでしょうか。

・これが現在残っている鎌倉大仏の礎石です。(ネットより)