らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

熊本にも暴言議員

2017-11-09 | 時事

「このハゲー!」暴言で有名になった元衆議院議員の豊田真由子氏を思わせるような市会議員が熊本にもいるようです。
昨日のテレビで取り上げていましたが、その人の名は北口和皇(きたぐちかずこ)熊本市議です。
北口市議は7期目のベテラン議員ですが、彼女の行ってきた数々のパワハラ言動が問題となっているようです。

報道によれば、7日、熊本市役所で行われた外部監査で北口和皇市議会議員による職員への強い圧力が「議員権限の乱用逸脱」であると認められました。
外部監査の対象となったのは、「江津湖の関連事業」です。
熊本市では、江津湖に生息している外来魚駆除のために、2014年度に200万円の予算を計上したのですが、200万円では足りないと増額を要求しました。

北口和皇市議は、漁業協同組合の代表です。
この事業は「北口議員が業務を命令しなければ、なかった事業」であること、「漁協は、実績がほとんどなかった」ことなど、張りぼての事業・張りぼての組織であったことが証言から分かったそうです。
一体、お金は、どこに投じられていたのでしょうか?

北口和皇市議会議員の職員への強い圧力はこれに止まりません。
2015年3月、熊本市の食肉センター機能移転に係る関係業者間の販売委託契約調印式に出席した北口和皇議員は、長時間にわたる暴言を吐き、さらに、机を叩くパワハラ行為まで起こしています。

同じ熊本市議の上野みえ子氏によれば、「職員に対して、もの凄い暴言を吐いて長時間拘束したり、自分の要求を聞くまでわめき散らす行為を、長年繰り返してきたこと」だったと言います。
こういったことから、熊本市議会は、北口和皇市議の一連の行動に対して、一昨年、昨年と続けて「辞職勧告決議を全会一致で可決」しましたが、
「重く受け止めています」と反省を見せるだけで、それに応じることはなく、今回の勧告に至ったということです。

また、北口和皇市議会議員がこれまでに行ってきた不当要求は28件にも及び、中には、
・北口議員の関係者の名を冠した競輪事業の冠大会の開催を断られ、その対応に立腹して職員を叱責したり、
・北口議員に相談なく、市が勝手に母の印鑑登録を変更を行ったとして、区役所窓口で大声で職員を叱責したっため、騒然となり、他の市民に多大な迷惑をかけることになったりと、議員の仕事を逸脱して個人の要求を押し通そうとする横暴な姿が目につくのだそうです。

国でも地方でも議員になると偉くなったと勘違いする人がいるようです。
豊田真由子氏の選挙区、埼玉4区の有権者は先の選挙で良識ある判断をされました。
次は、熊本の市会議員選挙でそれができるのか、熊本の有権者の判断が注目されます。