彦根城への旅シリーズは今日で最終回となります。
「多景島(たけしま)」
彦根城本丸から琵琶湖の多景島が見られます。
元は島内に竹が多く自生していることから「竹島」と言っていたそうです。
しかし、江戸時代に荒神山から土を運び植林し、木が成育するとともに島を眺める方向によって多様な景色に見えるようになったことから、多景島と呼ばれるようになったということです。
琵琶湖には3つの島があり、他には南に沖島と北に竹生島があります。この事に関連して、バスガイドさんが日本で一番島が多い県を教えてくれました。
皆さんはご存知でしょうか?
1位 長崎県・・・・・971島
2位 鹿児島県・・・605島
3位 北海道・・・・・509島
4位 島根県・・・・・369島
5位 沖縄県・・・・・363島
6位 東京・・・・・・・330島
7位 宮城県・・・・・311島
8位 岩手県・・・・・286島
9位 愛媛県・・・・・270島
10位 和歌山・・・・253島
以下、山口県249、宮崎県179、熊本県178、高知県159、広島県142と続きます。
・彦根城本丸から眺めた多景島です
「彦根城入城口」
当日は団体入場者が多く、入城制限があって、10分ほど入城口で待たされました。
「城内」
城内の特徴は多様な破風を設けた結果、4~5人が入れる広さで隠し部屋と呼ばれる部屋が2階の東西、3階の南北の計4か所あります。
隠し部屋の中も含めて、天守内には82か所も鉄砲、矢狭間を備えています。
平時は外から見えないように漆喰壁で塗りこめられており、戦時は壁を突き破って使用していたと言うことです。
天守北側の附櫓と多聞櫓の壁は櫓内部の守備隊を鉄砲玉から守るために二重壁とし、間には栗石を詰めて防弾の効果を高める工夫がされています。
「二層階段登り口」
階段の傾斜は62度もあるそうで、天守に入り込んだ敵に登らせない工夫だそうです。
階段も引っかけてあるだけで、簡単に外せるようです。
この階段でも10分以上待たされました。
「三層階段登り口」
こちらも60度以上の傾斜階段となっています。
手摺りを持ってゆっくり上り下りしないととても危険です。
「天守からの眺望」
琵琶湖や彦根市内の全域が見渡せます。
「彦根城お堀めぐり」
井伊家ゆかりの御好屋形船(おすきやかたぶね)が彦根城の内堀を運行しています。
この船は井伊家に伝わる資料を基に、江戸時代の屋形船を正確に再現しているのだそうです。
この船に乗れるのは、江戸時代には藩主とその一族に限られていました。
現在ではどなたでも乗れるので、大名の舟遊び気分で遊覧してみては如何でしょうか。