らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

烏賊とするめの語源

2013-01-11 | 雑学

今日は『烏賊(いか)』とそれを裂いて干した『するめ』の語源を調べることにしました。

『するめ』の語源
『するめ』という名の由来は諸説あるようですが、一番有力とされる説は、平安時代に、墨を吐くイカやタコのことを「墨を吐く群れ」ということで、「スミムレ(墨群れ)」と呼び、それがスミレからスルメと変化したとする説です。
当時はタコを干した物も『するめ』と呼んでいたようであり、後にもっぱらイカの干したものを指すようになったと言われています。

・イカを開いて干しているところです(ネットより)


「烏賊」の語源
ところでイカを漢字で「烏賊」と書きますが、何故、カラスと盗人の賊を書くのでしょうか?
中国の古書によると、イカが水面に浮かんでいると、そこにカラスが飛んできて、てっきり死んでいると思って食べようとしました。
ところがイカははそのカラスを素早く長い足でからめ取り、水中に引き入れて、反対にカラスを食べてしまいました。 
つまり、イカが烏(カラス)を賊害(ぞくがい:殺すこと)したことから「烏賊」という字が当てられるようになったと云われているそうです。

「参考」
スルメは日持ちが良いため幸せが続くと言う意味から、そして、イカの足は本数が多く「お金」のことは「お足」と言ったことから、古くから縁起の良い食品として扱われ、結納など祝儀に用いられています。
結納品などに用いる際の『するめ』は『寿留女(するめ)』と当て字表記されていますが、この『寿』は長寿、幸福を、『留』は「嫁ぎ先にとどまる」を、『女』は「良妻であるように」と言った意味が込められています。


ひよどり

2013-01-10 | 地元紹介

長池の散歩コースの傍の畑に柿の木があります。
今は熟した実だけとなっているこの柿の木に、ヒヨドリがたくさん集まってきます。
今日はのどかなこの田舎の風景をご紹介します。

正月明けの5日に目撃したこの柿の木には十数羽のヒヨドリが柿の実を啄んでいました。
カメラを向けると数羽が飛び立ちましたが、それでもまだ10羽ほど確認できます。

・柿の木に群がるヒヨドリです。


ヒヨドリは糖分を好むため椿や桜等の蜜を吸ったり、畑のキャベツやブロッコリー、イチゴなどを食い荒らしたりするので農作物には防鳥が必要です。



ヒヨドリはスズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属の小鳥で、日本全国で通年見られる野鳥です。
体長は26㎝くらいで全体的に灰色で、ほっそりとしています。
「ヒーヨ、ヒーヨ」という甲高い声で鳴くのが特徴で、この鳴き声が名前の由来とされます。

・これがヒヨドリです。(ネットより)


・あれだけあった柿の実も、4日後の昨日には殆どなくなっていました。


あのヒヨドリが全部食べたのかと思いきや、木の下を見るとこのように落としていました。
ひどい食べ方ですね。





東京にオリンピックを

2013-01-09 | 時事

昨年のロンドンオリンピックでは、日本は史上最多となるメダルを獲得し、国内が大変盛り上がりました。
この感動を8年後に東京でも味わいたいですね。

2020年のオリンピックとパラリンピックの開催都市を巡って現在、東京、マドリード、イスタンブールが競っています。
一昨日の7日には開催計画をまとめた「立候補ファイル」が、スイス・ローザンヌのIOC(国際オリンピック委員会)に提出され、そして昨日からは海外でのPR活動が解禁となり、9月の開催都市決定に向けて、大会招致合戦が本格化することになりました。

東京は、
2016年大会の招致失敗の際には、国内支持の低さが指摘されましたが、日本代表のメダルラッシュとなった昨年のロンドン大会以降、招致を求める声が次第に高まり、現在は国民は64%、東京都民は65%程度までになっているそうです。
しかしそれでもマドリードの78%には遠く及ばず、マスコミによれば、国際的なプレゼンテーションと同時に、国内世論を更にどこまで盛り上げられるかが、成功への鍵となると報じています。

因みに、昨年5月の時点では各都市の評価は次のようになっています。
「東京」
東京は「とても優れた計画」などと評価され、10項目で最高の10点や9点を得た。
その一方で、電力供給の不安や東北で放射線量が基準値を上回る地域があることが指摘され、「エネルギー」の項目は5~8、「環境と気象」も5・5~8と懸念が示された。
さらに開催支持率が47%と低いことに対しても対策の必要性を促された。

「スペイン・マドリード」
マドリードに対しては「優れた計画、運営面での大きな懸念材料はない」と好印象。
選手に移動の負担をかけない点も長所とされ、78%の開催支持率も高い評価につながった。
ただし、欧州を覆う経済危機には警戒感が示され、「今のスペインの経済の状況では、会場建設やスポンサー探しは難航するかもしれない」と指摘した。

「トルコ・イスタンブール」
イスタンブールは「計画の一部は見直しが必要だが、可能性はあるので候補都市に推薦する」と総括されています。
イスタンブールは、マドリード、東京と比べると作業部会での評価は低く、3番手の印象。
同じ年にサッカーの欧州選手権の開催を狙っていることにも「大きなリスクがある」と指摘するとともに、発展途上のインフラ整備なども課題とした。

昨日のニュースでは、安倍内閣も全力で支援することを約束し、総理も招致委員会評議会の最高顧問への就任を快諾したとのことです。
今年9月7日の開催都市決定まで、私たち国民も全面的に支持しようではありませんか。


春の七草(その2)

2013-01-08 | 季節

春の七草は食用になる7種類の野草や野菜です。
この七草は、南北朝時代から室町時代の公家・学者・歌人である左大臣・四辻義成(よつつじよしなり:1326-1402年)が詠んだとされる和歌からよく知られるようになり定着したといわれます。

   「芹(せり) なずな  御形(ごぎょう) はこべら 仏の座  すずな すずしろ  これを七草」 (四辻義成)

このうち昨日は「芹(せり)」、「薺(なずな)」、「御形(ごぎょう)」、「繁縷(はこべら)」の4種類のを取り上げましたので、今日は残りの3種類と健康効果をご紹介します。

「仏の座(ホトケノザ)」      

キク科の越年草で、和名は「コオニタビラコ(小鬼田平子)」といい、田やあぜ道に生えるタンポポに似た小形の雑草です。
根出葉はロゼット状(放射状)で、地面に広がった葉の様子が仏様の蓮座に見えることから「仏の座」と呼ばれているようです。
花茎は高さ10㎝くらい、3月~5月に黄色の花をつけます。
「健康効果」
若葉が食用となり、痛み止めや腫れの治療に利用されるようです。

・キク科の「仏の座」です。
 

「仏の座」には、キク科の他にシソ科の種類もあります。こちらは「オドリコグサ(踊子草)」の仲間で上記とは別の種類です。
草丈は10㎝~30㎝ほどで直立した茎に丸めの葉が対生し、4月~6月頃、葉腋に紅紫で長さ2cmくらいの細長い唇形の花をつけます。
葉の対生するさまを仏像の台座に見立てたのが名前の由来といわれています。

畑のあぜ道や平地の草地に生えており、最近ではこちらを「ホトケノザ」とすることが多いようです。
私の畑にも次々に生えてきて困っています。

・シソ科の「仏の座」です。
  

「菘月(すずな)」
アブラナ科の一年草で「蕪(かぶ・かぶら)」のことです。
蕪(かぶ)は頭の意味で、根が頭状の塊になるのでそう呼ばれています。
春になると茎が伸びて黄色で十字形の小花を咲かせます。
「健康効果」
根にはでんぷんの消化を助ける酵素ジアスターゼ、たんぱく質を分解する酵素のアミラーゼ、それに食物繊維が豊富に含まれていることから、食べ過ぎや胸やけの不快感を鎮め、腸の働きも正常に整えるといわれています。
根のおろし汁は古くから胃炎や胃潰瘍に有効とされています。

・「菘月(すずな)」です。よく知られている「蕪(かぶ・かぶら)」のことです。


「蘿蔔(すずしろ)」
アブラナ科の越年草で、大根のことです。
たくさんの品種があり、最も大きいものは「桜島大根」で直径30㎝以上にもなります。
春には茎が伸びて白色の花を咲かせます。
「健康効果」
神経痛や胃腸、咳止め、食中毒時の腹痛、冷え性、食欲の増進、二日酔い、頭痛などに有効とされています。

・蘿蔔(すずしろ)です。いわゆる大根のことです。


以上、2日間で「春の七草」をご紹介しました。
名前は知っていても実際に野草をご存知の方は少ないのではないでしょうか?
「春の七草」はいずれも薬用効果があって食用になりますが、その実態は、蕪や大根を除くと田やあぜ道、道端などに生えている雑草です。


春の七草(その1)

2013-01-07 | 季節

今日1月7日は、日本では七草を入れた七草粥を食べるという伝統的な習慣がありますが、皆さんはお食べになりましたか?
この七草粥を食べると、邪気が祓われ、病気を予防し、寿命を延ばすと言われています。

この七草は「春の七草」と言わている「芹(せり)」、「薺(なずな)」、「御形(ごぎょう)」、「繁縷(はこべら)」、「仏の座(ホトケノザ)」、「菘月(すずな)」、「蘿蔔(すずしろ)」の七種類ですが、草の名前は知っていても野に生えている実物を見たことの無い人が多いのではないでしょうか?
そこで今日と明日の2回に分けて画像で個別にご紹介します。

「春の七草」と健康効果 
「芹(せり)」     

セリ科の多年草で、湿地や田んぼの周辺水路などに生育ています。
セリの名前は、一箇所に競り(せり)合って生えているところからつけられたと言われ、食用には草丈10㎝~20cmほどの若葉を採取して食べます。
「健康効果」
栄養素は、鉄分、食物繊維、ビタミンCを含んでおり、その健康効果は貧血や便秘、そして風邪の予防に有効といわれています。
また、神経痛やリウマチの痛みの軽減、止血作用にも効果があると言われ、生の絞り汁は小児の解熱剤になるようです。

・「芹(せり)」です。 一箇所に競り(せり)合って生えています。


「薺(なずな)」
アブラナ科の越年草で、別名を「ぺんぺん草」と言います。
「ペンペン草」の名前は、花後につける逆三角形の実を三味線の撥(ばち)に見立ててつけられたようです。
「健康効果」
栄養素は、たんぱく質を多く含み、ビタミンA・B・B2、カルシウム、鉄分、マンガンなどのミネラルも豊富で、止血剤や通風などに効くと言われています。
他にも、貧血や血圧を下げる作用、利尿、便秘解消に有効とされており、日本では昔から胃健、解熱などの民間薬として用いられてきたようです。

・「薺(なずな)」です。


「御形(ごぎょう)」  
菊(きく)科の越年草です。
この花は、本来は「ハハコグサ(母子草)」と呼ばれ、「御形(ごぎょう)」は春の七草での呼び名となっています。
田んぼのあぜ道や道端、人家近くに生え、4月~6月頃、茎の頂に黄色い花を多数密集して咲かせます。
「健康効果」
たんぱく質、ミネラルに富み、痰きりや気管支炎、扁桃炎、風邪の予防に効果があるようです。

「御形(ごぎょう)」です。 


「繁縷(はこべら)」 
ナデシコ科の越年草です。
道端や庭先など、どこにでも生える雑草です。花期は3月~9月で白い小さな五弁の花を次々に咲かせます。
「健康効果」
たんぱく質、ビタミンB・Cなどが豊富で、昔は食用にしていたそうですが、私の子供の頃は鶏やヒヨコの餌にするため、田んぼなどによく取りに行った事が思い出されます。

・「繁縷(はこべら)」です。


明日は、「ホトケノザ」、「スズナ」、「スズシロ」をご紹介します。


千本餅つき

2013-01-06 | 地元紹介

今日は大阪府貝塚市の水間寺に伝わる伝統行事「千本餅つき」をご紹介します。
水間寺は聖武天皇(724年~749年)勅願の古刹(こさつ)で、「千本餅つき」は古来より伝わる唯一の行事です。

「千本餅つき」の由来

その起源は、伝承によると行基菩薩(水間寺を開基)が、この地を捜し求めて歩かれたとき、十六人の童子が出現し、鳥羽村(現在の貝塚市鳥羽)まで迎えに出て、水間の地に案内しました。
そのとき現れた白髪の仙人が一体の仏様(ご本尊の聖観世音像)を行基菩薩に手渡されました。
十六人の童子は、観音出現を祝い、木を切り棒を作り、喜びの余り手に手に千本の木をもって、座の歌に合わせて餅をつき、本尊を供養したのが水間寺千本つき行事、厄除け餅の始まりで、以来現在まで伝えられているものです。

・我が家からは3㎞ほどの距離にある水間寺は、毎年お正月には大勢の初詣客で賑わいます。


現在この行事は、伝承の童子16人に因んで16人の若者たちが2チームに分かれ、それぞれがつき手7人、捏ね手1人の8人で14番まである長い歌にあわせて餅をついています。

・餅搗きをしている16人です。


・つき終わると搗(つ)き棒で持ち上げて気勢を上げます。


この後、利生(りしょう:仏の利益)の銭を入れた餅まきが行われます。


「ぬか喜び」の語源

2013-01-05 | 雑学

『今に正夢』を願いつつ購入した昨年の年末ジャンボ宝くじは今回も叶いませんでした。
全国の宝くじ購入者の中には当選番号と1数字違いで悔しい想いをされた方もおられるでしょう。
また、早とちりで当たったと勘違いされ、糠よろこびに終わる方もいらっしゃるかも知れません。

「ぬか喜び」とは、一旦喜んだ後、実は当てがはずれてがっかりするような儚い喜びを言いますが、何故、糠なのでしょうか?
今日は「ぬか喜び」の語源について調べました。

ぬか喜びの「ぬか」は、玄米を精白する時に生じる種皮や胚芽の粉末の「糠」のことで、その形状から、近世頃より「細かい」「ちっぽけな」といった意味で用いられるようになり、更に、「糠」が「小さい」の意味から派生し、「はかない」「頼りない」などの意味を持つようになって、はかない喜びを「ぬか喜び」と言うようになったそうです。

同じ意味で慣用句に「雀の糠喜び」があります。
これも雀が糠を見付けそこに米もあると思って喜んだが、糠ばかりで米は無くてがっかりしたと言う意味で、当てが外れて、初め喜んだのが無駄になることを例えたものです。

糠が細かいことを表す言葉には他にも、極めて細かい雨を指して言う「糠雨(ぬかあめ)」や、晴夜の大空に見える小さな星(糠のように細かく見える星)の事を「糠星(ぬかぼし)」という言葉があります。


巳年の由来

2013-01-04 | 雑学

正月3日間ブログの書き込みを休ませていただきました。
本日より再開しましたので、昨年同様よろしくお願い申し上げます。
なお、新年のご挨拶は元日のブログで申し上げていますので省略させていただきます。

さて、今年は巳年です。
そこで、「巳」がなぜヘビなのか調べてみました。
巳年の『巳』は本来の読みは「し」と読み、原字は頭と体ができかけた胎児を描いたもので、子宮が胎児を包むさまを表す「包」の中と同じだそうです。
十二支の「巳」は、植物に種子ができ始める時期と考えられているそうですが、これを「へび」としたのは、無学の庶民に十二支を浸透させるため、動物の名前を当てたもので、その順番や選ばれた理由は定かではなく、字そのものに「ヘビ」との関連は見当たらないということです。

ところで証券業界には今年の巳年と昨年の辰年にかけて「辰巳天井」と言う相場の格言があって、この2年は株式相場が上昇することが多いということです。
実際、12月28日の東京株式市場の大納会は「安倍ノミクス相場」によって13年ぶりに年間の最高値で取引を終えており、格言通りの結果になったこともあって、業界関係者は今年の一段高を期待していると報じられています。
今年は「安倍ノミクス」と言われる経済政策で景気が回復軌道に乗り、巳年で天井を目指す相場展開となって格言が実証されればいいのですが・・・。




明けましておめでとうございます

2013-01-01 | 季節

あけましておめでとうございます。

読者の皆様には、
お健やかに新年をお迎えのことと存じます
昨年は当ブログにアクセスしていただき有り難うございました
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます
 平成25年 元旦

さて、誠に勝手ながら、今日から3日まで正月休みをさせていただきます。
4日から再度書き出す予定にしていますので、昨年同様よろしくお願い致します。