先日、第一生命保険が募集する「サラリーマン川柳」の入選作品100句が発表されました。
29回目となる今回は、全国から3万9551句が寄せられ、このうち入選した100作品が発表されたものです。
以下、報道から引用してご紹介します。
今年は、去年ラグビーの日本代表として活躍した五郎丸歩選手にちなんだ句が多く寄せられ、入選作品の中には、
・(57)「世の夫 五郎丸より 拝んでる」・・・(サラ川を楽しむ会副会長)
・(28)「トライして ずっと寝たママ ごろん丸」・・・(風人)
などが入選しています。
また、すでに通知が始まっているマイナンバーに関連しては、
・( 1 )「キミだけは オレのものだよ マイナンバー」・・・(マイナ)
・(94)「マイナンバー 夫婦間でも 機密事項」・・・(なんちゃって金沢人)
なども選ばれています。
更に今年は職場の人間関係をテーマにした作品も多く寄せられており、
・(13)「ただでさえ 無礼な部下の 無礼講」・・・(なるほどマン)
・(16)「決めるのは いつも現場に いない人」・・・(七色とうがらし)
・( 7 )「部下の言う 『課長やばい』は 褒め言葉」・・・(無粋上司)
などもあります。
また、定年や退職をテーマにした、
・(41)「定年後 帰りは何時 聞く側に」・・・(オケ爺)
・(52)「花束を 妻へも分けて 定年日」・・・(空) と夫婦のきずなを感じさせる作品が選ばれる一方で、
・(32)「退職金 もらった瞬間 妻ドローン」・・・(元自衛官)
という作品もありました。
このほか、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智さんの微生物の研究をテーマにした、
・(97)「俺よりも 役に立ってる 微生物」・・・(釈迦の弟子) や、外国からの観光客が大量に買い物する姿にちなんだ、
・( 2 )「本物の ビール3本 わが爆買い」・・・(ケージー)
など、最近の話題にユーモアや悲哀を織りこんだ作品が選ばれています。
第一生命では、現在これら100句の中から一般の人たちによるベストテン選考の投票を受付中です。
投票を希望される方や入選100句をご覧になりたい方は下記「サラリーマン川柳投票受付」へアクセスしてください。
サラリーマン川柳入選100句です。
http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/best100.html
先日、家内が懇意にしている地元のF夫人から大きなミカンをもらってきました。
このミカンはF氏の畑に植えている木から、今年、数個取れたものの一つだそうです。
サイズは直径17㎝、高さが15㎝もあるビッグサイズで、私は手に取るのは初めてで、その大きさにビックリしました。
調べてみると、これは「晩白柚(ばんぺいゆ)」という品種で、文旦などと同じザボン(白柚)の一種でした。
原産地はマレ-半島で、日本へは1920(大正9)年に熊本県八代郡東陽村の植物研究家、島田弥市氏がベトナムのサイゴン植物園で発見したものを持ち帰ったことで伝わり、当時、栽培・普及に努めたそうですが、広まらなかったようです。
柑橘類の中では最大級で、世界最大とも言われており、直径は20~25cm、重量は1.5~2.5kgにもなり、大きい物だと3kgを超える物もあると言い、平成17年にはギネスにも認定された晩白柚もあるようです。
・これが頂いた晩白柚です。
晩白柚(ばんぺいゆ)の名前の由来は、台湾で果肉が白いみかんを白柚(ぺいゆ)と呼んでおり、熟すのが遅かったので晩(晩生)白柚とされたそうです。
バンペイユ(晩白柚)の主な産地は熊本県で、全国生産の96%以上を占めており、県内でも八代市が主な産地となっています。
その八代市の園田清治さんのハウスで、平成17年(2005年)1月に収穫された晩白柚は世界で最も重量が重いザボン類としてギネス世界記録に認定されました。
認証された晩白柚は、重さ4.858kg。、直径26cm。通常の2倍程の大きさがあり、バスケットボール程の大きさだそうです。
バンペイユ(晩白柚)は皮が非常に厚く、表皮の内側に柔らかい綿のような部分があり、果肉はもとの大きさかすると小さく感じますが、それでも果肉だけでグレープフルーツの丸ごとの大きさ以上あります。
早速食べてみました。
果汁は少なく、果肉はサクサクとした歯ざわりで、グレープフルーツから果汁と苦みを取り除いたような食感でした。
一袋が大きく、中身が締まっているので、1切れでも食べ応えがあります。
啐啄の機
先日、浄土真宗本願寺派のあるお寺のご住職が視聴者の質問に対して答えていました。
その質問とは、
「15~16歳だったと思いますが、わが子がゲームやテレビばかり見て親の言う事を聞きません。どのようにすれば聞くようになるのでしょうか?」と言うものでした。
これに答えて、ご住職は「啐啄の機(そったくのき)」と言う言葉を出して「時機を待ちなさい。」と言っていました。
「啐啄(そったく)」とは、何かをするのに絶妙なタイミングを指す言葉で、「啐啄」の啐」は鶏の雛が卵の殻を破って出ようとして殻の中から殻をつついてたてる音のこと、「啄」は母鳥が外から殻をつついて割る音のことです。
この母と子が殻をたたく時が「啐啄の機」であり、これが同時に行われて無時に雛が生れる訳ですが、これを「啐啄同時」と言い、禅宗の教えだそうです。
「啐啄(そったく)」を広辞苑で調べると、①禅宗で、師家(しけ)と弟子のはたらきが合致すること。啐啄同時。②逃(のが)したらまたと得難いよい時機。と説明しており、法話でも次のように話されています。
「法話」
啐啄同時とは、鶏の雛が卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつついて音をたてます。これを「啐」と言います。
そのとき、すかさず親鳥が外から殻をついばんで破る、これを「啄」と言います。
そしてこの「啐」と「啄」が同時であってはじめて、殻が破れて雛が産まれるわけです。これを「啐啄同時」と言います。これは鶏に限らず、師匠と弟子。親と子の関係にも学ぶべき大切な言葉です。
あるお寺を開山したお大師様の逸話です。
ある雨の日のこと、開山さまの部屋から、「なんぞ持ってこい」と呼ぶ声がしました。
「また雨漏りだ、早く何か持っていけ」と僧たちが騒いでいると、一人の僧がざるを持って飛んで行きました。
すると、「これだ、これだ、よく持ってきた」と上機嫌でほめているところへ、もう一人の僧が桶を探して持ってきました。
すると、「バカ者!そんなものが役に立つか!」と烈火のごとく叱りとばされたのです。
普通ならば桶ですが、そこは禅の修行です。雨漏りだから桶だと考えて行動する分別があったから駄目なんです。
師匠からもってこいと言われたら、ざるでも桶でも何でもいいのです。
「オーイ」と呼ばれたら「ハイ」と返事する。そこには一分の隙もない無心のおしえです。これこそ師匠と弟子との啐啄同時です。
先日、病院へ行ったところ、玄関前に大きな噴水があり、丁度「ザー」と水が噴き出しました。
そばにいた男の子が大きな声で、「おかあさん、おかあさん。見て見て、すごいね。とってもきれいだよ」と指 を指して言いますが、母親はメールをして見向きもしません。
それどころか、メールが終われば子供の手を引っ張って帰っていくではないですか。
ある評論家は「授乳中も携帯電話のメールに熱中するような“空洞化”した母親が増えた。
『死ぬ』『殺す』と叫ぶ幼児が目立つのも、こうした『いるのに、いない』親の影響が大きいのでは」と世相を指摘しています。
メールは決して悪いものではありません。時と場合が大切です。
自動車を運転しながらメールをしている人を見かけました。
運転する時は運転三昧。子どもが一生懸命、話をしているなら、共に感動を共有した方がいいのではないでしょうか。
「坊や、噴水がとってもきれいだね」と言えば、男の子の笑った顔が浮かびます。これが親と子の啐啄同時なんです。
そこには空洞感はありません。とってもすばらしい母と子の姿だけです。
如何でしょうか。啐啄の機(啐啄同時)の法話は。
明太子
今では全国的に有名になっている博多名物の辛子明太子は美味しいですよね。
ご存知のように、「めんたいこ」も「たらこ」もスケソウダラの卵巣塩漬けのことを指し、どちらも「たらこ」ですよね。
確か、私が小学校の頃は、寒流系の海産物には「ニシン、鮭、、鱈、イカ、鱒、昆布」があり、これらは東北、北海道近海で獲れると習いました。
実際、国内においては古くからスケトウダラは漁獲されており、1903年頃から北海道においてスケトウダラ漁が本格化して、スケトウダラの卵の塩漬け(たらこ)が盛んに食べられるようになったそうです。
その北海道で獲れるスケソウダラの加工品である明太子が何故博多の名物になったのでしょうか?
調べてみると、博多辛子明太子として博多名物になったのは、第二次世界大戦後、朝鮮から博多に引き揚げてきた方が、朝鮮で食べた美味しい辛子明太子の味を日本人に伝えたいとの想いで、昭和24年頃から唐辛子を用いた調味液等で味付けする独自の加工方法で製品化し、博多中洲で販売したのがきっかけとされています。
辛子明太子は、当初食卓に並ぶ惣菜の一つという存在でしたが、博多の辛子明太子は朝鮮半島から輸入されていたものより、日本人に合う味に工夫されていて、徐々にその美味しさが広く浸透したそうです。
辛子明太子が物産品となるに伴って、福岡市内を中心にメーカーも増え、競争による製品開発も活発化し、各社で独自の味などを工夫すると同時に、今では料亭などでも独自の辛子明太子を製造しているということです。
明太子の名称の由来は諸説あるようです。
一説には、中国語で、スケトウダラを「明太」(ミンタイ)もしくは「明太魚」(ミンタイユー)と呼んでいたことに由来とする説、他にも、ロシア語でもスケトウダラを「минтай(ミンタイ)」と呼ぶことからとする説や、「すけそうだら」を朝鮮語で「ミョンテ」と言い「明太魚」、「明太」と書くことから、すけそうだらの子(卵)を「めんたいこ(明太子)」と呼ぶようになったという説などがあるようです。
なお、「辛子明太子」とは、「スケトウダラの卵巣に唐辛子を主原料とする調味液等で味付けしたもの」と定義されているそうです。
そして、一般的には「辛子明太子」のことを「明太子」と呼ぶ傾向があるそうですが、この場合、漬け方の区分によって、辛子漬けになっているものを「明太子」、塩漬けのものを「たらこ」と呼ぶ傾向があるということです。
春一番
13日から14日にかけて、日本列島の上空に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、全国的に気温が上昇し、日中の気温は4月上旬から5月下旬並み、場所によっては7月上旬並みの気温となりました。
そして、日本海を通過している低気圧に向かって南からの強風が吹き、13日には四国地方で、昨日は関東、東海、北陸、中国地方で「春一番」が吹いたと気象庁が発表しました。
大阪では13日の深夜から14日未明にかけて強風が吹きましたが、夜中だったため春一番の認定条件の「4」に当てはまらず、発表はありませんでした。
春一番は、立春から春分までの期間に吹くやや強い南風で、認定条件は次のようになっています。
「春一番の認定条件」
気象庁は「春一番」の認定条件として、次の4条件を定めています。
1.立春(今年は2月4日)から春分の日(3月20日)の間に吹く風であること。
2.日本海で低気圧が発達していること。
3.風速8メートル以上の南よりの強風であること。
4.前日に比べて気温が上昇すること。
この4つの条件を満たしたとき、その年に最初に吹く風を「春一番」と言い、これ以降、同じ期間に同様の風が複数回発生した場合には「春二番」、「春三番」などと呼ばれます。
反対に上記の認定条件に当てはまらない場合は、例え風速8メートル以上の南よりの強風であっても「春一番の観測なし」とされます。
ところで、春一番と言えば、キャンディーズの三人娘が昭和51年(1976年)3月1日に発表した曲に「春一番」がありました。
この曲は、昭和53年(1978年)にキャンディーズが解散するまでに49万枚を売り上げたと言われているヒット曲です。
彼女たちの明るい歌声は日本全国に響き渡り、職場でも新人の女子社員が宴会などで振りを真似て披露してくれたものです。
今日は春一番の発表に因んで、キャンディーズの「春一番」をお聴きいただきたいと思います。
今日は私の故郷、岡山の方言をご紹介します。
1999年(平成11年)の第6回日本ホラー小説大賞を受賞した岩井志麻子の短編小説に「ぼっけえ、きょうてえ」があります。
彼女は岡山県人で岡山の方言を題にして短編小説を書いたようです。
本の題名である「ぼっけえ、きょうてえ」の「ぼっけえ」は「きょうてえ」という形容詞を修飾する副詞であり、その意味は、「ぼっけえ」が「とても」、「きょうてえ」は「怖い」です。
作者の岩井志麻子はウィキペディアによると、日本の作家、タレント、AV監督で、身長は160cm、血液型はA型、2009年6月よりホリプロに所属し、『5時に夢中!』の木曜レギュラーコメンテーターを務めているそうです。
この小説は、岡山の遊郭で客をとる女郎が、客に自らの身の上話を聞かせるが、それは世にも恐ろしい話で、岡山の方言を駆使し恐怖感を高めることに成功している。と解説しています。
私は岡山を離れて既に半世紀を超えていますが、たまたま聞き慣れた方言が題名となっているこの短編小説を知ったことから、今日取り上げたものです。
この「きょうてえ」と言う言葉はとても古い言葉だそうで、某新聞の記事によると、江戸時代の国語辞書「俚言集覧(りげんしゅうらん)」に「きゃうとい 大坂詞(おおさかことば)気疎(けうと)いなり」と記されていることから、元の形は「けうとい」で、近世以降に変化したと見られると言うことです。
その「けうとい」は平安時代から使用例が見られ、源氏物語の中でも、廃院を訪れた光源氏が「けうとくもなりにける所かな」という場面があって、当時は「嫌だ、不愉快だ」と言う意味のほか、「人気(ひとけ)がなくて寂しい、気持ちが悪い」と言う意味でも使われたそうです。
この「けうとい」が寂しい場所や気味が悪い様子から怖いという気持ちに繋がっていき、現在の岡山の方言として残っているようだと言うことです。
1000年以上前に紫式部が著した源氏物語にも書かれている言葉が、わが故郷岡山の方言として残っていることを知り、「きょうてえ」と言う言葉の歴史の重みを感じた次第です。
インフルエンザが猛威をふるい始めました。
昨日のニュースによると、大阪では今月7日までの1週間に医療機関から報告されたインフルエンザの患者数が、大きな流行が起きている恐れを示す警報レベル、即ち、1つの医療機関あたり30人を超えて31.64人となっています。
大阪府で警報レベルを超えたのは去年より1か月余り遅いようですが、流行は今月いっぱいは続き、大流行する恐れもあることから自治体などは、手洗いやマスクの着用など対策を徹底するよう呼びかけています。
「インフルエンザの予防」
・インフルエンザはウイルスがいる空気を吸い込むだけでもうつります。
・外出から帰宅した場合はすぐに手洗いとうがいを行いましょう。
・また、マスクは、ウイルスがマスクの織り目を楽に通過してしまうので、大きな効果は期待できないそうですが、かかった人が他の人にうつすことはある程度避けられ、冷たく乾燥した空気から、のどや鼻の粘膜を守るのには役立つようです。
「風邪の予防」
風邪は、せきやくしゃみを浴びるだけでなく、かかった人の鼻水や唾液がついた手で自分の鼻や口の粘膜に触れるとうつるため、丁寧なうがいや、石けんを使っての手洗いが効果的です。
特にうがいは、ウイルスに荒らされた粘膜に、さらに細菌がとりつく「2次感染」を防ぐため、重症化予防としての意味もあります。
また、鼻や口を覆って接触を避けるという意味や、鼻の中の温度と湿度を保つという意味で、マスクには、感染を予防する一定の効果が期待できます。
「民間療法」
昔から伝えられている民間療法も案外効果があるそうです。
その一つは紅茶でうがいをすることです。
ある雑誌によれば、風邪のひき始めの、喉がいがらっぽく感じられるときには、濃く入れた紅茶でうがいをするといいということです。
紅茶にはカテキンと言う物質が含まれていますが、このカテキンには細胞内へのウィルスの侵入を防ぐ効果があるそうで、副作用の心配等で薬はなるべく飲みたくないと言う人には、お試しになる価値がありそうです。
更に、風邪の予防には紅茶の他に、昔から塩水でうがいするのがよいと言われていることから、もし、風邪をひいたかなと思ったら、塩水にお酢を少し入れてうがいをするのもいいようです。
お酢には殺菌作用があるので、のどの痛みや炎症を抑える効果があって、結構効き目があるそうです。
このうがいは、風邪で喉がいがらっぽい時は勿論、喘息の人も呼吸が楽になるということです。
ただ、風邪のひき始めについてはこのような予防方法を試すこともできますが、こじらしてしまった時は早めに医療機関を受診してくださいね。
数日とは
2012年(平成24年)8月8日、民主党政権だった当時の野田首相は、自公両党との党首会談で、「近いうちに国民に信を問う」と発言して以来、「近いうちとは何時の事か?」と野党からよく追及されていましたが、発言から丁度100日後に、所謂、「近いうち解散」を行いました。
「近いうち」とは何日くらいを言うのでしょうか?
広辞苑を調べると、「近い」とは、②に時間の隔たりが小さい。と説明しており、一般的にはそう遠くない時期と理解されていると思います。
しかし、野田元総理の近いうちは100日が近いうちだったようで、一般とはかなりかけ離れた理解だったようです。
政治家に限らず私たち個人でも「近いうち」とか「数日内に」などの言葉をよく使いますが、そのニュアンスは、聞く人によって違ってきます。
ある調査機関が平成8年に(1996年)に「数日後とは何日ぐらい後のことを言うか」と、調査をしたところ、「数日後」の平均は「3.8日後」という結果だったそうです。
その6年後の平成14年(2002年)にも同じような調査を行い、「数日は何日ぐらいのことを言うか」と聞いたところ、「2~3日」と答える人が多く、平均は「3.4日」だったそうです。
この調査から、若い人ほど、「数日」を短い日数で考え、60才以上の人たちは、「数日」の感覚が長くなることがわかったようです。
しかし、年代差から見ても、「数日」はだんだん短くなってきている、と言うことでした。
「数日」の意味を国語辞書で調べてみると、「2日から10日に満たない日数」と幅をもたせているものや、「2、3日から、5、6日」と日数を限定するものなど、辞書によっていろいろです。
因みに、私がいつも利用している広辞苑では「2~3日から5~6日ほどの日数を言う語」と説明しています。
これらの辞書が示すように、「数日」とは「10日より短い日数」であれば、間違いとは言えませんが、受け取る人によって日数が異なるような表現はできるだけ避けて、具体的な日数を伝えるか、もし日数がはっきりしない場合は、「数日」に代えて、「2~3日(にさんにち)」とか「3~4日(さんよっか)」などの表現を使ったほうが無難のようです。
今、故田中角栄元総理が見直されているようです。
先日、某民放の番組で、元衆議院議員の石原慎太郎氏が次のように語っていました。
『田中角栄は知識、行動力とも抜群で大好きだ。田中角栄については、嫌いな方も多いと思いますが、33本もの議員立法を成立させるなど、先見性と実行力は他に類を見ない政治家なのです。田中角栄に匹敵する政治家になるにはどうすればよいか、とよく考えるが、私の場合はさらに知識・教養を高めるとともに様々な場所を訪れ、多くの方々のお話を聞き、社会のあり方と問題について学ぶことが必要であると思う。』
その田中角栄が住んでいたのが東京都文京区目白台一丁目で、彼の自邸は2,575坪(約8,500m²)の敷地を誇り、「目白御殿」と呼ばれて、政財界の要人が常時ここを訪れたことから「目白詣で」といわれていました。
さて、今日のもう一つの目白(メジロ)は、同じ目白でも「目白詣で」の目白ではなく、野鳥のメジロです。
今年もわが家の庭にはつがいのメジロがやってきて、チロリアンランプの蜜を啄んでいます。
毎年、つがいで飛来しているので、もしかすると同じ鳥なのかもしれません。
一般的にメジロは、秋から冬には群れをなして、押し合いへし合いして木に止まる習性がある事から、この習性を称して「目白押し」と言い、大勢の人が先を争う様子の事を指すようになりました。
子供の遊びの中に、大勢で押し合い、押されて列外に出た者がまた端に加わって中の者を押し出す「目白押し」がありますが、野鳥の「目白押し」でも、押されてはみ出すメジロもいることでしょう。
わが家に飛来するメジロは2羽からせいぜい4羽なので、「目白押し」はみられませんが、一度見てみたいものです。
一方、嘗て、田中角栄が住んでいた東京都の「目白御殿」にも、当時の自民党の議員や財界の要人が押しかけていたことから、「目白詣で」ならぬ「政財界の目白押し」だったのかも知れません。
今、見直されていると言われている政治家田中角栄さん、草葉の陰からこの状況をどのように見ているのでしょうね。
「アクティブ・カウチポテト(active couch potato)」と言う言葉をご存知でしょうか?
「アクティブ・カウチポテト」の「アクティブ(active)」は活動的な、活発な、元気な等の意味、「カウチポテト(couch potato)」のカウチは寝いす、長椅子、寝床等の意味で、ポテトはポテトチップのポテトでジャガイモのことです。
この三つの単語が一つになってできた言葉が「アクティブ・カウチポテ」です。
意味は、「仕事の後には、寝いすに横たわってポテトチップを食べながらテレビやビデオを見て過ごすライフスタイルの人」、所謂、「運動もするけど座業時間が長い人」の事を指して使われる言葉です。
そして、このような人は死亡リスクが高まると言うことが最近の研究で分かった来たのだそうです。
研究では、1,700人強の男女の運動レベルを検討した結果、ものを書く、読むなどして1日に11時間以上を座って過ごす男性は、座業に費やす時間が1日7時間未満の男性に比べ、ポリープを発症するリスクが45%高かったそうです。
更に、座業中心の生活をしている男性は、たとえウォーキングやジョギング、ゴルフをしても、大腸ポリープの再発リスクが高いことが新たに報告されたということです。
オーストラリアやイギリスで、国を挙げて「座りすぎ」への対策が取り組まれているそうで、特に、オーストラリアでは20万人規模の調査が行われ、1日に11時間以上座っている人は、4時間未満の人と比べると、死亡リスクが1.4倍も高い結果が出たそうです。
長時間、椅子などに座り続けることで、血液の循環や代謝に異常をきたして、心筋梗塞や糖尿病、肥満など生活習慣病の発症リスクを高めると考えられているということです。
また、デスクワーク中心の女性は、立ち・歩きの多い仕事の女性に比べ、癌死亡リスクが60%以上高く、テレビをみるために1時間座り続けると平均寿命は22分短くなるなどが言われているようです。
なお、これはあくまで活動時間(起きている時間)内の統計で、就寝時間は除外しています。
「対策」
座り過ぎ対策としては、身体を動くことが大切とのことです。
座ることをこまめに中断し、立ち上がって動くことで血液中の糖や中性脂肪の値が改善されるそうです。
目安は20分~30分座り続けたら2分~3分立って動くこと。少なくとも1時間に一度は立ちあがった方が良いようです。
それに加えて軽めの運動を取り入れると更に良いようです。
例えば、家の中を歩いたり、立っているときも膝を曲げ伸ばししたり、踵の上下運動や足踏みをしたりするなどです。
日本人は1日平均8〜9時間座っているそうです。
死亡リスクを減らし、平均寿命を延ばすためにも、少なくとも1時間に一度は立ちあがり、身体を動かすような生活スタイルを取り入れていきたいものですね。