1945年の大空襲を奇跡的に免れた壁画、
「君主の行列」。
歴代ザクセン君主(1123~1904)が、
約100メートルに渡る壁に描かれている。
壁画が描かれているのは、欧州で初めて生み出された、
隣町の磁器「マイセン」。
この通りは、アウグストゥス王にちなんで、
アウグストゥス通りと名づけられた。
あちらこちらから、こんな風にどっさどっさ文化遺産が現れると、
この街の底力を見せつけられた気がする。
この街が、もし大戦火に会わず今も戦前のままの状態だったら、
果たしてどんな街になっていただろう?
想像を絶する歴史テーマパークに違いない。
アジアのごちゃごちゃした国に生まれ育ったものとしては、
ここまで生活観がないとちょっとさびしいけどね。