三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

学生の匠07_優秀賞2

2007年08月04日 05時58分22秒 | リプラン&事業


学生の匠、ことしの「優秀賞」2点目の作品です。
これは室蘭工業大学・笹木圭輔君を代表とするチームの作品。
ことしは室蘭工大の学生さんたち、気合いが入っていたのか、
3チームが入選しているという当たり年。

断面と平面の2つの視点から高低差を付けたり、
視線や意識を操作してあいまいに領域を分けることで、
ひとり暮らしに必要なプライベートな空間を中心に作り出しています。
断面的には、大型の収納家具とも言える30cm程度の高さを持った床を造作し、
通常の床面との高低差で、空間に無意識な差異を生まれさせます。
広さの限られたマンションに大きな収納スペースも確保させるわけ。
施主さんの身長なども考慮しています。
一方で、平面プランでは、自然木っぽい造作のルーバー装置を考案。
空間や意識の「抜け」によって、あいまいに空間が仕分けられ、
しかも全体としての広がりは残ります。
さらにロールスクリーン・可動扉などの「仕掛け」で、
プライベートとパブリックの利用変化を付けているプランです。
名付けて「アフォーダンスの森」、という作品でした。

おとといからきのうにかけて
多くのみなさんがこのブログを訪問していただけたようです。
政治ネタがすこし関心をいただいたのかも知れません。  うむむ。
ペルシャ湾での洋上作戦への自衛隊の協力延長について、
アメリカ側から小沢民主党に対して、働きかけが盛んなようです。
日本の政治状況の流動化で、2重権力的な状況が出てきているかも知れません。
歴史的には、鎌倉の武家によるクーデター権力と、
既存の王朝権力機構との2重権力状況が日本では、あったわけですが、
こういう状況では、柔軟に、しかも原則をきちんと通していくという
「戦略的対応力」が両方に問われることになると思います。
民主党にしてみれば、これまでの主張を具体的に実現するチャンスでもあります。
小沢さんは、「対等な日米関係」という主張を通せばいい。
ある意味では、冷戦終結後、もっとも大きな日米関係の節目になるかも知れない。
日本とアメリカの長い付き合いのなかで、
きちんと戦略的に話し合う機会を持つのは悪いことではない。
アメリカは極東地域について、どうしたいと基本的に考えているのか、
日本は自分自身の安全保障をどうすべきなのか、
「対等な立場」で、話し合う必要があります。
そういう胆力を持って、小沢さんは話し合いに臨んで欲しい。
どうも統治能力、直感力において疑問が大きい安倍さんよりも
本当の日米外交は、こっちの話し合いの方が重要性があると思えます。


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コメント
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