三木奎吾の住宅探訪記 2nd

北海道の住宅メディア人が住まいの過去・現在・未来を探索します。
(旧タイトル:性能とデザイン いい家大研究)

東北住宅復興協議会(NEXTTOWN)発足

2012年06月20日 06時07分56秒 | Weblog





きのうは表題の会、発足式があり、
朝1番で札幌から仙台へ移動であります。
えらい遠くにあった台風が、急に接近してきているなか、
まったく影響なく、仙台へ到着、でありました。

この東北住宅復興協議会(NEXTTOWN)という組織は
地域の「建材流通店」や全国的な「建材メーカー」などが中心になって
地域の復興をめざす地場工務店を支援する目的の会。
昨年11月に「準備会」が出来てから、半年以上の会合を重ねながら、
きのう、正式に発足することになったものです。
理事長には、東北の建材流通業のなかから北洲の村上社長が就任されました。
昨日の就任挨拶では、
「美しい東北を復興させよう」というメッセージが発せられました。
さらに来賓として挨拶された住宅金融支援機構の東北支店東北復興支援室の
伊福室長からは、地域工務店による住宅復興支援のためには
建材流通店の情報力・ネットワーク組織力が事実上、その中心を担っている。
とくに施工能力を超えた棟数の住宅を今後少なくとも5年間以上、建てていくには
工務店のネットワーク化が必須であり、
その役割を触媒として担っていくのは、建材流通店だという認識が示されていました。
この会の基本的な役割、方向性を的確に表現した言葉だったと思います。
すでに宮城県などでは例年実績の倍増程度の住宅着工が
進んできていますが、地域の製造業である住宅建築組織の
施工能力には、おのずと限界があり、
それを超えた施工が求められているのが、これからということになるわけですね。
国交省や、各県などでは、こうした現実に踏まえて
「地域型住宅ブランド化事業」の先鞭を付ける形の
「地域型復興住宅」を施工する主体として、工務店組織ネットワークが
構想され、応募も求められてきたのですが、
現実的には、資材物流流通を担っている地域建材店が、こうした活動には
まさに主役的な動きを行っていけると思われます。
今後の具体的な動きが大いに期待される
東北住宅復興協議会(NEXTTOWN)の正式発足だと思います。

ということですが、
きのうの会の次第を見ていたら、なんと最後のところにわたしの名前がある。
会の締めに、「中締め」挨拶を依頼されていたのですね(汗)。
まぁわたしも、一定の任務も与えられてきたワケですので
断るわけにも行かず、神妙にお受けしたのですが、
会の進行とともに、最後の挨拶というのは大変だと認識を深めさせられた次第(笑)。
いろんな方たちが発言されているなか、真逆なことを言うわけにも行かないわけで、
注意深くお話しを聞いていなければならない。
みなさん大変ご立派な意見や、軽妙なお話しやらされていますので、
「あらま、すばらしい」と思いつつ、
最後の挨拶のことが頭から離れない(笑)。
で、お酒も慎重に飲まなければならず、そういう意味でも大変であります。
まぁ最後は、「しょがない」清水の舞台から不格好でもなんでもいいから
早く飛び降りたい一心で一気にお話しいたしました。
なんとかめでたしめでたし、ということで、
ホッと安堵の1日でした。やれやれ、ふ~~~。



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