山田稔『こないだ』

この本にはカバーがない。
布張りの表紙と帯だけ。
表紙の一部を四角くへこませ、タイトルと著者名を印刷した紙を貼っている。帯と同じ薄い紙だ。
緑色の表紙と、ベージュの紙、刷り色は落ち着いた赤。
上品な和の趣。
本を開くと、見返しにも帯と同じ紙が使われている。さらに上品。
山田稔のエッセイ。
文中に出てくる作家の多くを、ぼくは知らない。
自分の教養のなさを思い知るとともに、絶版になってしまった作家の本に興味がわく。
山田稔の友人なのだから間違いない。
どうして山田稔の本を読むのだろう。
好きだから、面白いから、上手だから。
でもそれだけではない。しかしうまく説明ができない。
よくわからないから、また読む。
88歳の作家の本、いつまでもよみ続けられますように。
装丁は森本良成氏。(2018)

この本にはカバーがない。
布張りの表紙と帯だけ。
表紙の一部を四角くへこませ、タイトルと著者名を印刷した紙を貼っている。帯と同じ薄い紙だ。
緑色の表紙と、ベージュの紙、刷り色は落ち着いた赤。
上品な和の趣。
本を開くと、見返しにも帯と同じ紙が使われている。さらに上品。
山田稔のエッセイ。
文中に出てくる作家の多くを、ぼくは知らない。
自分の教養のなさを思い知るとともに、絶版になってしまった作家の本に興味がわく。
山田稔の友人なのだから間違いない。
どうして山田稔の本を読むのだろう。
好きだから、面白いから、上手だから。
でもそれだけではない。しかしうまく説明ができない。
よくわからないから、また読む。
88歳の作家の本、いつまでもよみ続けられますように。
装丁は森本良成氏。(2018)