オーレ・トシュテンセン『あるノルウェーの大工の日記』
海外文学のコーナー、面出しされた、少しだけ小さな本。
やや薄く色のついたカバー。幅広の白い帯。
日本語のタイトル文字、ハンドドリルと物差しのイラスト、そしてノルウェー語のタイトルすべてが濃いブルー。
太くないゴシックで組まれた日本語の、文字と文字の空きが絶妙。
カバーの紙の、ざわっとした質感の良さ。
帯を外してみる。
表紙の一番上にあるノルウェー語のタイトルと、同一円周上で、一番下にノルウェー語での著者名を配置してあるのがわかる。
そして、真ん中に二人用ノコギリのイラスト。
センスのいい、大人なデザイン。
ほかに工具のイラストはないのか探してみると、カバーの表4に折尺、カバーを外すとかなづちが出てきた。
丁寧に書かれたベテラン大工の仕事の話は、ときに専門的なのに図解がなくて要領を得ない。
でも、語り口がよく楽しいから、いいよ、先を続けてという気分になる。
ずっと持っていたい本。
デザインは水戸部功氏。(2017)
海外文学のコーナー、面出しされた、少しだけ小さな本。
やや薄く色のついたカバー。幅広の白い帯。
日本語のタイトル文字、ハンドドリルと物差しのイラスト、そしてノルウェー語のタイトルすべてが濃いブルー。
太くないゴシックで組まれた日本語の、文字と文字の空きが絶妙。
カバーの紙の、ざわっとした質感の良さ。
帯を外してみる。
表紙の一番上にあるノルウェー語のタイトルと、同一円周上で、一番下にノルウェー語での著者名を配置してあるのがわかる。
そして、真ん中に二人用ノコギリのイラスト。
センスのいい、大人なデザイン。
ほかに工具のイラストはないのか探してみると、カバーの表4に折尺、カバーを外すとかなづちが出てきた。
丁寧に書かれたベテラン大工の仕事の話は、ときに専門的なのに図解がなくて要領を得ない。
でも、語り口がよく楽しいから、いいよ、先を続けてという気分になる。
ずっと持っていたい本。
デザインは水戸部功氏。(2017)