飛騨の山猿マーベリック新聞

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☆ストレステストとひまわりの種

2011年07月07日 19時29分39秒 | ●YAMACHANの雑記帳


20110706 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/07/tanemaki-jul-6/
7月6日 ストレステストと菜の花プロジェクトが結局ダメな理由 小出裕章(MBS)
(全ての原発に対してストレステストをするという話が急遽出てきた。これについて。海江田経済産業大臣が全国の原発に新たな安全検査を実施すると表明。第一印象はどんなふうに聞かれますか?)
小出:ほんとに困った人たちだなと思います。(どういう意味でしょうか)何としても原発を進めたいというのですね。あの手この手を使って安全性を証明したい、あるいは説明したい。あるいは言葉が悪いけれども、騙したいというそういう事をやろうとしてるのですね彼等は。

(海江田大臣が仰っているのは地元の方々の理解を得るためのストレステストと考えていると。個々の部分ですかね)

小出:そうですね。もともと彼等は原発は絶対に安全だと、地元の連中は安全なものをなかなか安心だと思ってくれないと、言う不満を言いながらですね、来たわけですけれども、そんなことを言いながら彼等がやってきた原子力発電所は事故を起こしてしまったわけで、まずはそのことを反省しなくてはいけないし謝らなければいけないと思うのですけれども、そんなこともしないなまま住民が馬鹿だからもっと安心を与えてやろうというそういう態度のように私には見えます。

(このストレステストの項目や期間、どういう内容でテストをしていくかについては、内容を決めるのが誰かといいますと、経済産業省原子力安全・保安院、と原子力安全委員会が共同で詰めるんだそうです。これはつまり今までの原子力行政の責任者ですよね)

小出:そうですね。彼等が安全だと言い続けた福島第一原子力発電所が壊れているときに、また彼等が責任を持つとか言うようなことは常識から言ったら私は考えられないと思うのですけれどどうなのでしょうか。

(近藤さん、テストの内容を今までの責任者がまたつくるってそれをテストと呼ぶというのどうですかね?)

(近藤;小出さん、私はこれ唐突という気がしてるんですよ、この唐突さの中にある種の思惑があるというのは、これ総理がねやれといったんです。この機に及んで総理がやれといった思惑を私はつい考えてしまうんですよね。おそらくこれ2ヶ月3ヶ月かかるとおもうんですけれどね、その間延命ということを考えてはる方なので、海江田さんにしてみればまえ向いてGOをしたかったところへ持ってきて総理はおそらく私は何らかの形のひめたることがあるとおもうんですがね。政治的にはそういう動きにみえて仕方が無いんですが、先生はそういう事をあまりお感じにならないんですか?)

小出:はいわかりません。私政治のことにあまり知識もないし判断もできないですけど、まあ管さんという人の動きを見てるとまた随分わかんない方だなと私にはみえますので。

(近藤:随分わかんないんですよね。でこの再稼働については首相みずから海江田さんの方針にサインを示してたはずなんでね、それが今日の国会の論戦を聞いているとどうも海江田さんが一人で決めたみたいな形になっちゃってね)

小出:そうですよね。自分が任命した経済産業大臣じゃないですか。

(そうですよね。そういう事もあるしなんかちょっと動きかたがちぐはぐなんですよね彼等も)

小出:不思議だと私も思いました。

(では小出さんもよく知っていらっしゃる原子力安全委員会の斑目委員長の発言をご紹介したいと思います。今日の記者会見でこうおっしゃっております。斑目さんは原子力安全委員会のトップとして今回のストレステストを行う。そして内容を決める側の方ですね。で、「ストレステストで原発に大きな弱点が見つかった場合、対策を実施するまでは運転するべきではない」とおっしゃったそうです。これはどうお感じですか?)

小出:ストレステストというのをやると言ってるのですね。でもそれは多分、私は初めてそのストレステストという言葉を聞いたのですが、多分出来ることはコンピューターのシミュレーションです。ただコンピューターのシミュレーションなんてことは要するに想定してインプットしないことはもちろんなにもしないわけですし、要するにもともと想定外のことは想定外になってしまうのですから、まあ私から見ればやる価値もないようなものだと思います。で結局まあ安全委員会、安全保安院のですね、まあやりたいようにやって結局は安全でしたという結論を出すんだろうなと、今までの流れを見てると私にはそう思います。

(近藤:あのー先生。僕もそう思うんです。やる価値がどれだけあるのかという疑問なんです。ようするに国会の70日開催っちゅう数字がでてるわけですがその間ですね、こう言うことをやってますということで覆うようになるような形になるんじゃないかとおもうんですよね)

小出:まあ菅さんの延命のためかもしれません。

(なるほど。菅さんも玄海原発再稼働について地元の知事から来て下さいと言われてはりますから、行くのは嫌なのかもしれませんね。しかしストレステストはやっていますと言うことはできるかもしれませんが。このストレステスト、わたくしびっくりしましたことにテストが終了しなくても原発を再稼働する可能性があると説明されているんですけど、なんのためのテストなんですかね)

小出:もうとにかく原子力発電所をやるということだけは決まっているのですね。

(小出先生がもしもですよ、じゃあこうした原発の安全性を確かめるテストの内容を考えてくださいともし請われたら、先生はどういうふうに内容を考えられます)

小出:お断りします。

(断りますか。)

小出:どんなに考えても考え落としがありますし、考え落としたような事故が起きたときに原子力というのはもうとてつもないことになってしまいますので、もともとそういうのはやるべきではないというのが私の立場です。

(100%テストできると思うことが人間としてある種傲慢といいますか、無理なことであるというお考えなわけですね)

小出:そうです。人間というのはそういうものだと私は思います。

(はい。もう一つ。これはリスナーの方からのご質問で答えていただこうと思います。ラジオネームぴーちゃんという方は高校で理科を教えていらっしゃる先生のようでございます。第一原発の近辺で放射性物質を土壌から減らすためにひまわりを植えようと言う話が出ているようですが、植物に吸収された放射性物質は何処へ行くのでしょうか。)

小出;はい。植物の体に蓄積します。

(ひまわりのなかにつく席するのですか)

小出:そうです。

(じゃあ例えばヒマワリの種って、食べたりしますでしょ? ひまわりの種を食べたらその人は内部被ばくするんですか?)

小出:そうです。種のまま食べてはいけません。

(どうしたらいいんですか?)

小出:例えばそのウクライナというところでチェルノブイリの原子力発電所の事故のあと、菜の花プロジェクトというのをやってきました。それはどうするかというと菜の花を汚染した土地に植えるのですよね。そうすると菜の花に汚染したセシウム等が吸い上げられて菜の花として大きくなっていくのですが、それを集めてですね菜種油を絞ります。絞るとセシウムは油の方には来ないのです。そしてその油を使って、ディーゼルエンジンを動かしてようするにバイオディーゼルにするというそういう試みをしているのです。もちろんセシウム自身はもちろんなくなるわけではありませんので、あぶらのほうにはこないけれども、いわゆる菜の花の殆どの部分に残っているというそういう状態なのですね。

(その残っている菜の花はどうするんですか?)

小出:放射能をもったごみになってしまいます。

(放射性廃棄物に菜の花はならざるを得ない。じゃあそのまま土に帰すということは出来ないということですか?)

小出:もちろん帰してはいけなくて、また別の場所に処分をしなくてはいけなくなります。ただし土壌の中から菜の花が吸い上げられるという、まあ割合ですね。それはほんとに微々たるものであって、土壌の改良にも殆ど役に立たないと私は思います。

(私は菜の花やひまわりで土壌改良がドンドン進むんだとばかり思ってました)

小出:はい。皆さんそう思ってられると思いますけれども結局菜の花プロジェクトも私はダメだと思うし、ひまわりを飢えたところでダメですし、ひまわりを植えて種を食べるなんてことはもちろんしてはいけません。

(その種をも一回植えたらまたその土壌は汚染される?)

小出:放射能自身はどんなことやってもなくなりませんのでどっかに移動するということはありますけれども、決してなくなりませんし、菜の花を植えたらば結局菜の花が放射能のごみになります。

(近藤;先生なくならないということ事態がね原子力発電というものの矛盾を生んでるわけですよね。)

小出:そうです仰るとおりです。

(近藤:廃棄物をどう処理したらいいんかということが結論としてでてないものをよう認めましたね?)

小出:昔から原子力発電所というものはトイレのないマンションだと言われてきたわけですけれども、それを承知の上でここまできてしまったわけですよね。

(近藤:そうかトイレのないマンションですか)

小出:はい。


☆国会議員の先生達に御願い。
トイレの無いマンションに住んでから原発を推進してくれないかな~・・・(^^)
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☆朝日社説もやっと米海兵隊の新型輸送機オスプレイ・24機配備を非難し始めた

2011年07月07日 12時38分57秒 | ●YAMACHANの雑記帳


http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
「朝日新聞社説」米軍新型機―不実な導入に異議あり
米政府は先月、米海兵隊の新型輸送機オスプレイを24機、来年10月から沖縄県の普天間飛行場に配備していく計画を明らかにした。これを受けて、日本政府もやっと重い口を開き、地元自治体に正式に伝えた。 オスプレイはヘリコプターのような上下動も、飛行機のような高速の水平飛行もできる。現在の輸送ヘリに比べて速度は2倍、エンジン出力は3倍あり、航続距離は4倍に延びる。 これほどの高性能機が導入されたら、普天間飛行場は返還されるどころか、将来も固定化されてしまうのではないか。 こんな疑念が膨らみ、沖縄側は導入を受け入れる環境にはない。仲井真弘多知事は政府に反対を訴え、飛行場のある宜野湾市などでは抗議集会や撤回を求める決議が相次いでいる。 根っこには、導入をひた隠しにしてきた日本政府の不実な対応への強い不信感がある。米側が1996年、普天間返還を盛り込んだ日米特別行動委員会(SACO)の文書案に、オスプレイの機種名を書き込もうとした際に、日本側の要請で削除されたことが公開された公文書で判明している。さらに民主党に政権交代したあとも、「正式な通告がない」という態度を続けてきた。これほど露骨に沖縄県民や国内の世論をないがしろにして、結果として欺いてきたことが信じられない。 安全性や騒音への懸念も大きい。開発段階で4度、墜落し、30人が犠牲になっている。米軍の正式導入後も、アフガニスタンで墜落した。騒音も「より静かになる」という日米両政府の説明には疑問符がつく。
それでも日本政府は「単なる機種の更新」であり、拒否する法的な権限はないという。それに同機以外の選択肢も見あたらないという見解だ。
だが、本当にそうなのか。
 たとえば、仲井真知事はオスプレイの航続距離の長さに着目し「県外でも運用できる」と主張している。この見方には一定の説得性がある。 民主党政権は普天間から九州への訓練移転を探ったが、現有ヘリの航続距離の短さが一因で頓挫した経緯があるからだ。 先の日米協議で、普天間の移設完了目標2014年の先送りを決めた。それだけに新型機を導入する前に、政府は訓練の県外移転の可能性や別の選択肢の有無などを、米側と改めて協議すべきだ。 そうした姿勢こそが沖縄の信頼を回復する道につながる。導入をごり押ししてはいけない。
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☆九電やらせメール事件

2011年07月07日 09時42分36秒 | ●YAMACHANの雑記帳
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110706/k10014031741000.html
九電 原発再開へメールを依頼
先月26日、佐賀市で行われた九州電力玄海原子力発電所についての国主催の説明会で、運転再開などを巡って住民から質問を受け付けた際、九州電力が、関連会社に対し、運転再開を容認する立場でメールを送るよう指示していたことが分かりました。九州電力の眞部利應社長は「説明会の信頼性を損なう結果となった」と述べ、謝罪しました。玄海原発の2号機と3号機の運転再開に向けて、国は先月26日、佐賀市で住民から質問を受け付ける説明会を開きました。この説明会は、地元のケーブルテレビやインターネットで中継され、放送中、メールやファックスでも意見を受け付けました。

九州電力の眞部利應社長は6日夜、福岡市の本店で記者会見を開き、説明会の4日前、九州電力の本店から社内の一部と、関連会社4社に対し、玄海原発の運転再開を容認する立場でメールを送るよう指示していたことを認めました。眞部社長は「説明会の信頼性を損なう結果となったことを心からおわび申し上げたい」と述べ謝罪しました。実際、番組にどのくらいのメールが送られたかは分からないとしています。そのうえで眞部社長は「原子力の安全性を事業者の立場から意見を述べて住民の理解を深めたいと考えた」と答えました。眞部社長は問題の責任は自分にあるとしましたが、進退については「まだ、そこまで考えていない」と述べるにとどまりました。今回の問題を受けて海江田経済産業大臣は6日夜、「玄海原子力発電所の安全対策などについて、さまざまな立場からの率直な意見や質問に答えるという番組の趣旨を損なう言語道断の行為で、番組を主催した経済産業省として極めて遺憾である」という談話を出しました。そのうえで、海江田大臣は、資源エネルギー庁の細野長官が九州電力の眞部社長に対し、厳重注意を行うとともに、原因の究明と再発防止策を報告するよう指示したことを明らかにしました。
☆覆水盆に返らず。いよいよ脱原発が決まったな~・・・

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