幼き頃、しっかりとしていて実は加工し辛い椿の葉に
指先で上手に切りこみを入れながら、
よく草履を作ったものでした。
庭に生えていた 数珠草の実を取っては
誰に教わるでもなく、針に糸を通し器用に
ハワイアンチックな(笑)自然そのものの光沢が美しい、
紫がかった数珠玉のネックレスを作ったものでした。
ある時、
ふざけて数珠玉を耳の中に入れたまま遊んでいたら、
耳の奥にどんどん入って取れなくなって、
恐怖におののき 心臓はバクバク
母に耳鼻科に連れて行かれ 無事 取って頂いた
くすぐったいような 懐かしい思い出。
私が子供の頃には、まだ自宅付近には、
田んぼや畑、茅葺屋根の立派なお家もあって
秋になると友達とススキを取ってきて
ふくろうを作りましたが、最近ではそのススキも
あまり見かけなくなりました。
また、春になって田んぼの水が干上がると
そこに入り、沢山の蓮華を摘んでは
フェアリーがつけているような、
花の冠を幾つも作ったり、その合間に真剣に
四葉のクローバーを探したり・・・・・・
友達の家の トマトのビニールハウスに入っては
水遣りのお手伝いと称しては(笑)自分でもいだ
フレッシュトマトを 熱気ムンムンの生温かい
ビニールハウスの中で、ガブリとほおばったり、
今でも あのトマトの独特の青臭さい香りと
その食感は、鮮明に残っています。
庭のイチジクの木に好んでとまっていた
噛まれると とても痛い、キューッ、キューッと
独特な鳴き方をする、ゴマダラカミキリや
ミヤマカミキリを捕まえては、その胴周りに
そっと糸をつけて飛ばせたり
(何度か飛んで貰った後にはちゃんと糸を外して逃がしました)
色んな植物や虫さんのお陰で、繊細ながらも、
色んなアイディアがポンポン浮かぶ何処か大胆で
ものおじしない おおらかさも兼ね備えた(?)
今の自分が在る、そんな気がしています。
先生のお弟子さんに以前 霊査頂いた時に、
「子供の頃の、伸び伸びとしていた あなたを
思いだしてごらんなさい」と言われた時、
何故か涙がドッと溢れました。そして一瞬のうちに
子供の頃の 【あの時の私】 が蘇りました。
「あぁ、そうだった。あの頃の私は走り回って
友達と遊ぶことが兎に角好きで、思ったことを
臆せず口に出来る子供だった。
そして固定観念もなかった。」と。
大人になった今、時々
「わたしをかまって。遊んで」という内容の
インナーチャイルドのカードがでると、
私は幼い日の 自分に そっと立ち返ります。
皆さんの、子供時代は如何でしたか?
辛い事が色々あっても、誰か1人は、
あなたをそっと見守り気にかけ愛してくれていた人が
いませんでしたか?
心が疲れてしまったり、
何となくやる気が起きない時は
あなたの子供時代にかえってみて、
色んな事を思い出してみるのもいいかもしれません。
何十分かあとには、愛の電池が満たされて
本来の、素敵なあなたの笑顔が
また 戻っているかもしれません。