上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

勝つためならOK?

2008-06-12 | フィギュアこんな話も
スピード社の水着騒動、一応日本では決着した感じだけど、関西のワイドショー「ちちんぷいぷい」でも、この問題、ちょっとやってましたよん。

日本水泳連盟の人が会見の最後の方で「これで(水着を自由化することにより)、選手は、試合結果を水着のせいには出来なくなる」と言ってましたが、これに対して司会の角さんが「えー?それはちょっと違うやろ?」とツッコミ入れたのですね。
そしたら、スポーツライターの方が「連盟は選手に対して“上から目線”で言い過ぎ。連盟の仕事は、選手のサポートであるべきなのに、メダルを取れ取れと言っておきながら、対応が後手後手にまわってる。あげくは責任の押し付けだ」…と、角さん同様に怒ってはりました。
どこのスポーツの世界でも、○○連盟って問題あるのかなあ…。
水泳連盟は、今年に入ってから、海外選手がスピード社の水着で世界新を連発!した際「気分の問題だろう~」と取り合わず、この土壇場で大騒ぎになるまで、積極的に動かなかったとか。
水着に関するルールの微妙な変更にも、対応出来てなかったとか。
国際水泳連盟の会議があっても、日本は英語とフランス語が堪能でないため、ほとんど話し合いに加われず置いてけぼり、とか。

いや~。水泳の事は門外漢なのでよく解りませんが、今回のこと、「コアな水泳ファン」はどう思うのでしょうね。
わたくし、単純に「五輪出場選手には、一律にスピード社製の水着を配布する」これでいいんちゃうか、と思うんですが。
または「一律にミズノにする」とか「一律にデサントにする」とか。
全員水着が一緒なら、条件は同じ!文句ないやろー。
そうなるとまた「海外選手は早くからスピード社水着に慣れてるから、遅れをとった日本や他国に不利」となるのだろうか…。
スポンサー契約の問題が絡むから、ややこしくなるのよね。
もう皆、フンドシ一丁で泳げ!^^;
「フジヤマのトビウオ」の時代は、船で何ヶ月も揺られて海外参戦、食うものも食わず五輪メダルだったのですよね…なんかさあ。
その頃の方が純粋に「スポーツ競技」だったような気がするわよ。

水着のことも、当の選手にとってみれば、人生かかってる一大事なんだろうけど、一人で脱ぎ着出来ず、3人がかりで30分かけてて着る(着せる)水着は、果たして水着と言えるのか。「せーえーのー!」で息とめて、そのワンチャンスに、背中のジッパーを「エイッ!」と全力で上げないといけないという。
一般にも売り出されるということですが、これって普通の人が着ようと思ったら、骨折するよ(笑)。いや真面目な話、そのうち「取扱い説明書」に、「この水着は決して一人では着ないで下さい。怪我の恐れがあります」って明記されるのでは。

外部の者から見れば、ちょっと「茶番」に見えてしまうこの事件。
これで、スピード社でない水着の選手が、世界新で金メダル獲ったら、わたしゃ拍手喝さいする(笑)。

★★★★★

「勝つためなら何やってもOK」…ってのは、私は好きじゃない。
(結局、それのエスカレートした形が「ドーピング」なんだろうと思う)
横綱が、立会いで正面からぶつからず、ヒョイと横に逃げてはたき込むってのは、みっともない。
相撲はスポーツではないから…と言われるかもしれないけど、「美学」「品格」ってものがあるやん~。今はそれが薄らいでると思う。
「どんな手を使ってでも」勝った先には、一体何があるのかな。
勝った結果で得た巨万の富や名誉を、社会に還元してくれたらいいけど、私腹を肥やす為だけだったらねー。しらけるわあ。

フィギュアスケートも、「モラル欠如」の時代なのだろうか。
トップスケーターの品格って何なのかな。
インタビューなどでは、ちょっと頭のまわる人なら、立派な事はいっくらでも言える。
でも、「その人のやっていること」を注意して見ていたら、「その人の本性」が、透けて見えるような気がする。
試合の結果は大事だけど、それ以上に大事なものも、確かにあるよ。
コメント (4)
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