上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

N杯話はまだ続く★

2009-11-13 | 09-10コンペとショー
U「いやいや。話題の若手達も充実でよかったね~。ブレジナ君は怪我でクワドは回避して、手堅くまとめてきたせいか、“無欲の勝利”って感じで。リッポン君も彼なりに力を出しました」
A「王子様、ボロデュリン君はいかが?」
U「FSで意外にスピードが無いなと。ロシア選手ってみんなスピード遅くない?どうしても全体の大きな流れに欠ける」
A「それはプルさんも昔言われてましたが」
U「でもこないだのロシア杯のプルさん見てたら、ちゃんと“現代的”に仕上げてきてましたよね」
A「プログラムもセンス良かったよね」
U「私はあれを見て“太平の眠りをさますプルシェンコ”と一句詠みました(笑)」
A「“たった一試合で夜も眠れず”(笑)」
U「眠れないのは、男子全員(笑)」
A「どうなんでしょうね~。プルさんがこのまま金メダルだったら、他の男子たちのこの4年間の苦労はナンだったんですか(笑)」
U「ほんとそうだよね(笑)。でもま、そうはいかないのがフィギュアの面白い所ではないでしょうか~ふふふ」
A「若手でイチオシはやっぱブレジナ君かな」
U「客観的に見てたら彼。でも私の見るダークホースは村上大介君」
A「もう一人のダイスケですね」
U「彼はナマで見た方がいいです。小柄なのに滑りが大きくダイナミック。そして意外に股関節が柔らかいので、ジャンプの前後が綺麗なの。特に着氷の姿勢が素晴しい。全ての技術で穴が無い」
A「これから伸びるには…表現かな」
U「モロゾフと一緒にいる限りこの路線だから…転機があるとしたら来年あたりかな。彼がウィルソンと組んだらすっごく面白そう。大介君は見かけは子供っぽいけど、頭の中身がかなり大人だと思うの。そこら辺に期待したいです」
A「他に目立った人は?」
U「アボットがゆかちゃんにコーチ変わって、どう来るかな~と思ってたんだけど、まだまだ見えないな~と」
A「彼は昨年躍進しましたもんね」
U「正直、昨年のプロの方が大好き(笑)。あのFSなら、あれで完璧に滑ったら私、世界チャンピオンでもいいな、と思うほどだったから」
A「えらく買ってますねえ」
U「踊りながらジャンプを跳び、感情を表現しながらスピンを回る…素晴しい!と初見ではびっくりしましたよ。でも確かにシーズン後半あれ?あれ?あれ?と質が落ちてしまったけど、評価は定まったと思う」
A「全米でさらに後輩のムロズ君がキターッ!のには吃驚しましたねえ」
U「そうなのよ!アボットに感嘆してたら、あの地味極まるムロズ君がまたこれ素晴しい。と」
A「アメリカの選手って、全米が一番素晴しくないですか(笑)」
U「あ、でもライサはきっちりワールドに合わせてきたもん。全米はワールドの切符だけ確保して、ちゃんと大事な一戦に集中した。そこが先輩の偉かったところ」
A「若手は確かに、目の前の試合に全力でぶつかってくるから怖いけれど、試合巧者なのはやはりベテランなのかな」
U「そういう意味でも、全米怖いです…ジョニーはせめて2位にはなって欲しい」
A「ジョニー、EXでもノリノリ!」
U「EXが一番良かった(笑)。プレッシャーかかってない時のジョニーは素晴しいのよね(笑)。でも、もうジョニーが納得するシーズンを過ごして欲しいです。楽しんで!って感じかな」
A「そのためにも、怪我なくGPF、五輪に出て欲しいですね」
U「GPF、混沌としてますね。男女とも。もう長野でもみんな、ポイント計算で頭が大混乱に(笑)」
A「大ちゃんとジョニーはファイナル行けるのかな」
U「ジョニーはほぼ行けるのでは。あとライサとベルナーが取るとして、ジョニーと誰か…がスケケナしだいかな」
A「大ちゃんは行った方がいいのかな?体力温存という手もありますが」
U「行けるのなら行った方がいいです。やっぱり見てて、全ては試合勘だな~と痛感したから。ギリギリでGPF行って、そこで良い成績でなくてもいいから、とにかく一試合でも多く出た方がいい」
A「真央ちゃんが四大陸に出るそうですが、そこで最終調整というのもいいかも」
U「いいですね。“あの”韓国だし」
A「その頃には、今現在とガラッと情勢が違ってるかもね」
U「真央ちゃんも大ちゃんも、絶好調になってるのかもしれませんよ」
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人気イケメン3人衆★

2009-11-13 | 09-10コンペとショー
薬と休養が効いて今日からボチボチ…動き始めてます。やはりN杯ともなるとアクセスがハンパでない。まともにレポしてないけどごめんなさい(笑)。

今回のジュベールは王者のオーラがありましたよね。SPからEXまで完璧に、会場を熱くさせました。やっぱり大きな華があります。五輪の金メダルの予想で、あまり最有力候補になってないのは、過去の「ここ一番!」に弱いイメージがあるからかもしれない。初戦が4位だったから心配してたけど、2戦目で目が覚めてきたというところか。
今回はFS最終滑走で他選手の様子を見た時点で「4回転は1度でも逃げ切れる」と踏んだので安全運転でよかったけれど、正直ジャンプの難度が低いとプログラムとしてはスカスカやな~と思ってしまう。逆に「クワドを2、3個入れる」ために、あえてそうしてるのかな。クワド全部入れば高得点が期待出来そうですがリスクも高い。
しかし、FSのプロはヤグがソルトレイクのEXでやってた「Anicient place」ですよね。もうっ。プロも、EXのトゥステップタ多用も「ヤグディンへのオマージュ」で満ち満ちている(笑)。
そんな解りやすさが好きです。ジュベ。憎らしいほど強気でこそ初めて彼のかわゆさが引き立つのです。でもダイスケが調子を上げてきて、ここにランビとプルさんが参戦してくると…ジュベの心理状態としてどうなるのか。そこが「五輪におけるジュベ」の注目ポイントです。

ジョニーはまた風邪をひいてたみたいなんですが、あんたってどーしていつも日本で体調を崩すのよ~(涙)。日本が暑すぎるからかな。
でもそんな中を「現時点で出来る精一杯」はやれました。アクセルは危なげなかったし、身体も動いてた。クワドはもう封印なんでしょうか。だとしたら寂しいです。やれば出来るのに!と歯がゆい思いなのは、私がファンだからでしょうか。
だってジョニー、世界ジュニアの頃からジャンプ構成が余り変わってないことになるのよ…クワドを封印するのなら、何か強烈な武器をアピールしないと、これ以上PCSが上がりきらないと思う。
今年のプロはD・ウィルソンに振付を頼んだようですが、新鮮味はあります。でもウィルソンはやはりジョニーの本領発揮!ではないと思う。ジョニーは高雅なクラシックの曲が一番フィットする。
ジョニーの良い所…姿勢が良く流れが良く気品があり、どこを切り取っても美しい絵になるところ。それを生かすにはやはり、クラシックなのですよ。
でもジョニーがこの曲で滑りたい!のならば仕方ないかな~なんて。。。。点が伸び悩むのは、選曲と、多分ステップがいまいち複雑でないところが原因かも。
ホテルでも多数のジョニーファンの方に会いました。今回、ジュベ、ジョニー、大ちゃん、小塚君、で人気を4分してたかな。「おっさん組」はもう最後のN杯かもしれない…そう思ったら熱いものが込み上げました。

小塚君はアップでもジャンプは全く問題なかったし、事前に「好調」と聞いてたので、やはり地元のプレッシャーだったのでしょう…声援もすごかった。
FSの時は私はキスクラに近いところだったので、コーチとのやりとりが上から見てて面白かった。信夫コーチが背中におまじない+ポンッ。くるりと回って小塚君の「いってきます」。あ~りりしい。可愛い(笑)。
SPのアクセルは跳んだ瞬間に「あかん!」と思いました。超・軸がナナメで。「あーっもう(怒)」は会場でもわかりました。
でもFSでは、そこそこ挽回できると思ったんですが、アクセルをミスしたことが翌日でも尾を引いてしまったような。「この踏み切りじゃ駄目なんじゃないか?」って、2日間のうちにグルグル頭の中が「困惑」で回っていたのでは。
でも、信夫コーチのお顔を見ていたら「余り深刻な問題ではない」という感じだったので、全ては五輪に照準を合わせて、で丁度いいのかも。ここで好調すぎるとまた後半下がってしまうものね。
4回転はもう完成してきてるので、ひたすらに試合で入れて降りる!転んでもとにかく入れる!今まさにその時期なんでしょうね。その姿勢が大好き。惚れるわ(笑)。
EXでは例の「脱ぎました→返しました→また着ました」で大盛り上がりでした。でも、「脱いだまま」でえーやんか?と思うのは私だけですか。だけですね。はい。
人気も株も上昇上昇!…で、あと彼がやることは、やっぱ「情熱的に滑る」これなのかなー。
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