上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

「踊り心」復活!★

2009-11-24 | 09-10コンペとショー
私は今、個展の準備で追い込み中なんですが、GPFに行く為にはどーしても今週がんばっておかねばなりません。
お仕事関係の皆様、すみません(笑)。頑張ります。

U「スケカナ前に、一番おっきな絵を仕上げておいて良かった…こんなん、スケカナ後では放心状態で描けませんやん(笑)」
A「あなた、相変わらずパソコン開けられないんですね。どんだけヘタレなんですか(笑)」
U「ジョニーの全米2連覇あたりから開けられなくなった。でも、アメリカのニュースならまだいいけど、日本って最近フィギュアGPの公式練習の様子まで、ヤフーのTOPで出るじゃない。“高橋、4回転いまひとつ”とかさ(笑)。だから怖くて開けられないのよ」
A「異常や異常(笑)」
U「かえって、ナマ観戦の方がいいかもしれませんね。もう、逃げる場所ないもんね(笑)」
A「そんなんでオリンピックどーするんでしょうね(笑)」
U「ほんと、GPでこれだったら…でもなんかねー。このGPF進出はどーしても決めておきたかった。なんか、NHK杯であれだったから、もしこのカナダでも崩れてしまったら、大ちゃんの張り詰めてたテンションが、プッツリ切れてしまうような気がした」
A「そうですね。波に乗れるかどうか。分かれ目だったのかもね」
U「2戦続けて駄目だったら…もう自分はここまでなんじゃないか?って、今まで復活へ向けて“前へ前へ”って向いてきた気持ちが、一気に醒めてどーんと落ちちゃうような気がしたの」
A「そこまでは思わなかったけど。。。でも、国際舞台でいい演技を一つでも多く見せておくことは大事だな、と思いました」
U「こなだいも長野でお友達と言ってたんだけど、PCSって明らかにジャッジの“選手格付け”だよね~って」
A「“査定”って感じですよね(笑)」
U「大ちゃん、フィンランディア、N杯と、PCSはほぼ元のまんまだったじゃない。余り良くない出来だったにもかかわらず。だから、ジャッジは“ダイスケ!早よ復調してこんかい!完璧に滑ったら爆上げPCSは用意しとるんやさかい!”ってメッセージを送ってるな、と思った」
A「大阪弁のメッセージなんですか(笑)」
U「だからジャッジが“待ってて”くれてる間に、なんとか“ダイスケ健在!”を強固なものにしておかないと、今後、五輪に向けて苦しくなるな、と思ったのよ」
A「そういう意味でも今回のカナダは大事な一戦だったわけですね」
U「そうです!」
A「でも私、2位で良かったと思うよ」
U「私も思う~。アボットがクワド綺麗に決めてるし…あれでもし大ちゃんが優勝してたら、絶対また気がゆるむと思うんだ」
A「うんうん。ある程度の満足感は得ながらも“課題あり”の方がいいですよね」
U「何よりPCS高評価、FS1位、GPF切符ゲット、久々の表彰台…ごほうび多いから、精神衛生上この上なくいいですよね(笑)」
A「今回、N杯から時間ないからどうだろ~?と思ってたけど、SPもFSも良かったね~」
U「“キターッ!”こういうことを言うのか(笑)」
A「昔の大ちゃんが戻ってきた感じ」
U「“踊り心”復活!!!」
A「そのせいでか、レベルが取れてないけど、それはもう練習で慣らしていくしかないのかな。でも観客目線でいくと楽しめましたね~」
U「SPの“どやっ!”顔が(笑)」
A「キテましたね(笑)」
U「NHK杯の時のノリきれなさが、一掃されました」
A「うん。ノッてたよね」
U「だからPCSが低めであれ?だった。あとでニュース読んだら、ステップが慎重になって、切れ味を欠いていたということかな」
A「でも、パフォーマンス的には良かったから、もう少し欲しかったね」
U「SPのハイライトというか、驚き大賞はデニス・テン君でした」
A「びっくり!」
U「あんな事も出来るんだ~って!」
A「底知れぬ才能ですよね…最近のジュニアってすごいなー」
U「大ちゃん、踊りで負けてはいけない(笑)」
A「ちょっと、カナダの会場が音響割れてましたよね。eyeの中盤なんか、ガシャガシャしてて全くメロディーが聞こえなかった」
U「私も相当気になった。DOIの時に思った“ただ騒々しいだけ”の音になってしまってたら、やはり芸術的印象が…五輪会場であれはやめて欲しいから、みやけんに進言したいよ~」
A「みやけんに言ってもねえ…大ちゃんの関大ブログにメッセージを寄せるしかないのでは」
U「案外、当事者というのは気がつかないんですよ。部外者の方が状況がわかるってことあるやん」
A「あと、リンクが狭くて滑りにくそうでしたよね」
U「大ちゃん、FSのストレートラインあれって、リンクの縦の距離が足りなかったのではないでしょうか(笑)。なんか、足りないから折り返してステップしてるように見える(笑)」
A「画面で見てても、良く滑る氷っぽかったですよね。滑るからすぐ端まできちゃうような」
U「でも今回は…“これが高橋大輔だ!”を久々に見た思いです。“踊り心”復活!」
A「NHK杯の時は緊張の方が先に来て、楽しむどころじゃなかったのかな…短期間でこうも変わるものかと驚きました」
U「クワドが心配だったんだけど…どう考えても今回も降りられそうになかったから、せめて両足でも降りてくれ、と」
A「冒頭で転倒するとやっぱりあとのジャンプに響くし」
U「でも、な~んか終始落ち着いてたのが良かった」
A「前はあれだけアワアワしてたのに(笑)」
U「大人になったのよ(笑)。あはは」
A「それに、3-3を3-2にしてきたのは、しっかり“計算ドリル”効果が(笑)」
U「単に体力的に3Tつけられなかっただけ、とか(笑)」
A「ご本人に聞いてみたいわ。でもジェルソミーナ良かったね~。感動しましたよん」
U「私の中では、既にカートとジェフを越えたね(笑)。なんか…こんなに良かったっけ?ってびっくりしてしまった。N杯でナマで見てた時は、こちらも緊張で心底楽しめなかったから。だからカナダをTVで見て、感動で手が震えてしまいました」
A「気持ちとスケートが、ぴったり合ってる時の大ちゃんでしたよね」
U「なんなのよこれ!?あんた、そんなこと出来たんですか大ちゃん、みたいな。。。」
A「ミスは多かったけど、完成した時は凄いものになりそうですね」
U「多分、大ちゃん的にまだ5~6割の出来だと思うんですけど、それでもこの感動ってすごい」
A「大ちゃん、休んでいる間にもしかして“スーパー大輔”になっちゃったのかも(笑)」
U「というか、頭の中がオトナになったような気がする。だから、“こうこうこうしていけば、こういう絵が描ける”っていう道筋が、以前よりはっきりしてる感じ」
A「前は、明らかに行き当たりバッタリだったと思う(笑)。割と感覚まかせだったじゃない」
U「ええ。辛酸をなめて大人になったの(笑)。えーと、なんつうんですか。子供の感性でとらえた絵を大人(プロ)の技術で描く…そんな感じを目指してるような気がする」
A「あ、わかるわかる」
U「とにかく感動して手が震えましたよ。。。“ハートで滑る”大ちゃんの真骨頂ここにあり、を再び見られて。。。色々と復帰までの苦労を見てきてるから、余計に泣けるのかもね」
A「そうですね。大ちゃん自身が投影されてるわ。“ジェルソミーナ”」
U「スケートの中で生きている…そんな感じがします」
コメント
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