上砂理佳のうぐいす日記

巨匠漫画家、楳図かずおさん逝去。あべのハルカスで私も見た「楳図展」は金沢21世紀美術館で9月に開催されていました★

現実と絵空事と★

2011-04-06 | うぐいすよもやま日記
今日から明日は(いや昨日から?)風向きからして、西日本また北海道あたりまでにも、放射性物質が拡散する、という予報が出ています。
ソースはドイツのニュースより。でもこのドイツの拡散予想も、もともとのソースは日本の気象庁のデータらしい?
テレビの天気予報も、花粉予報を出す位なんだから「今週の放射能予想」を出しても良いのではないでしょうか。他国は心配してくれているのに、当の日本は黙っているという。このギャップはなんなんでしょうか。
ネットで集めた情報から察する限り、なるべく屋内にいる、外を歩く時はマスクと帽子。大人はまあよしとして、妊婦さんと子供は特に気をつける。私の住む関西ではそれぐらいで対処出来そうです。
みんな、薄々ネット等で情報を見てるせいか、花見シーズンたけなわなのに、外はとても静かです。例年なら平日でも、花見客で車も人もワサワサしてるのですが。

茨城の沖でとれた「コウナゴ」というのは、西日本でいうところの「イカナゴ」と同じだと思いますが、規準値越えの放射性物質検出はショッキングでした。
今年の西日本のイカナゴは割と豊漁だったようで、ここ数年より価格が下がり、うちの「イカナゴの釘煮」作りも、まあまあ…でした。なのでホッとしていたらこのような事に。
これからどうなるのか、予測もつきません。だけど、最悪の場合を鑑みて、政府は早期に手を打って欲しい。つうか「集団催眠」にでもかかってんのか?という位、危機感無し。鈍い。
守るべき者として何を最優先で考えるか。それはどう考えても、「乳幼児・子供・お母さん・これから子供を作るであろう全ての若者」の順でしょう。
私の年齢だともう子供は産まないので、「あとまわし」です。そうしかありません。
私の母なんかも「もうあと残り少ない人生なんだから、汚染されたものを食べても発症する前にあの世に行ってるよ」というスタンスです。
ごもっともです。虚無的とも言えますが、あのテレビに出てくる「心配ない」学者達も、60歳以上が大多数と思われるので、似たような心境かもしれません。
しかし、未来を担う子供達に対しては、中高年以上の人間は責任を持たねばなりません。今の政府や各機関のやり方を見ていると、本気で子供を守る気があるのか、誠に疑わしいです。

私のブログが最近ずっと原発関係ばかりなので、読んでくれてる方は「上砂、大丈夫か?気が狂ったか?」と思うかもしれません。
大丈夫です。私は宗教と詐欺だけにはひっかからない自信があります(笑)。
わたしは、現実を直視しない姿勢というのが、とても嫌いなのです。
普段わたしが仕事として制作している絵は、現実とはかけ離れた「絵空事」です。ファンタジーです。
でも、ファンタジーの中に埋没しきっているというのも嫌いなのです。
「現実」と「絵空事」の両輪が動いていないと、誠に気持ちが悪い。
だから、今は現実を注意深く見ている、という事です。
コメント
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