上砂理佳のうぐいす日記

3月31日(月)から4月6日(日)まで銀座中央ギャラリーの「10×10版画展」に銅版画小品を出品します★

カンテ~レ特番★

2014-04-12 | うぐいすよもやま日記
ご近所の「さくらんぼの桜」は見事な花を咲かせ、散り、今はこんな感じ。
実がふくらんでいます。
今に、見事な熟したさくらんぼになりますよん。
実らせるためには、いったん花は散らねばならないのね。
散るからこそ、見事な美味しい実がなるのだわ。

今日はカンテ~レの大ちゃん特番!がありました。
ソチ直後のスタッフとの会食風景から始まるのは、お決まりの構成。
でも、最初に歌子先生の「この子はこんなに優しくて世界で闘っていけるのかしら…と心配になった」談話が紹介されました。
中学生の頃、クロアチアの大会で会場前の横断歩道を渡るとき、現地のおばあちゃんが無事に渡り切れるか!?見守るように後ろをゆっくり付いて歩いた…あの可愛いエピソードですね。
この話を冒頭に持ってくること、臨海や関大の選手仲間との楽しいやりとりを入れることで、大ちゃんが「優しい男の子」って事がよく解るようになっている。
終盤で、「彼は四年間、一切言い訳をしなかった。だから僕らは、この優しい男を応援したくなる」とつなぐので、そこに関テレの「高橋大輔像」がにじみ出ていると思ったな。

トリノ五輪直後の臨スポやら、歌子先生家下宿風景など、懐かしの映像も。関西テレビは持ってるよね~。
メインテーマは、バンクーバーからの「4年間の苦闘」なんですが、誇張も歪曲もなく淡々と進行。
メダルや順位とか「功績」にスポットを当てるのでなく、「いち人間」「いち選手」の軌跡として描いてるので、すんなり見ることが出来ます。
媚びなくていい。
必要以上に持ち上げなくていい。
頭身大の高橋大輔を掴んで、「彼は魅力的だから応援する」これでいいのです。

クライマックスは、やはりソチのビートルズメドレーで、曲と演技と大ちゃんのスケート人生をオーバーラップさせてますが、モロゾフを「重要ポイント」としてました。それはまあ納得かな。
ここよりも、モロゾフ二年目の「オペラ座」の練習風景や名古屋全日本に涙があふれます…止まらないよ。あの、「世界へ駆け上がっていくダイスケ」の頃だものね。全日本映像は「神道化師」もありました。
私には特に目新しい映像や情報は無いけど、桜の開花に神戸チャリティをかぶせて、司会する大ちゃん+インタビューでラスト。
大ちゃん、確かにアゴあたりがぷっくりしてる(笑)。
「まだ答えは出ていない」。インタビューはメディアに出ていたものと同じだけど、穏やかなええ表情です。
「僕達は、まだまだ高橋大輔を追い続けたい!」という明るいナレーションで番組は終わりました。

さすが関テレや!エールに満ちているぞ!
「だから僕たちはこの男を応援したくなる」。
そうそう!
勝つから好き、カリスマだから好き、それだけじゃないのよ。
ファンは、大ちゃんの弱いところは「優しさ」とイコールだってことも解ってる。
また、「弱そうに見えて強い」ことも解ってる。
赤の他人のおばあちゃんが横断歩道を渡り切れるか心配する感性の持ち主だからこそ、出来るスケートってのもあるのよ。
そんなもんはアスリートに必要ない、かもしれないけど、そうでなくなったら「高橋大輔」じゃなくなっちゃうやん。
関西テレビはちゃんとわかってるのです。今までも、神ドキュメント作ってきたしね。ディレクターさんの質かなあ。

しかし、同じように軌跡を追っているのに、あの日テレ制作ドキュメントと、こうも色合いが違うとは(;^_^A
テレビって恐い。編集次第でどのような印象操作も出来る。
関西テレビには「良かった」手紙を送ろ★
コメント (2)
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