上砂理佳のうぐいす日記

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北京五輪見てるかな?

2008-08-11 | フィギュアこんな話も
(いや、こんな画像じゃダメでしょー…淀川に降る火の玉のような)

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開幕前は「オリンピックだっけ~?」と、余り関心が無かったのに、イザ始まってみたら大興奮してしまうものですね~。
北島選手、まずは平泳ぎ100Mで金メダルとりましたっ!パチパチ★
今日は実況生中継を手に汗しながら…あの予選でTOPだった「ナントカオーエン」君?の存在が気にかかって仕方なかったのですが。ダークホースが怖いのがオリンピック。
でも北島選手、実に落ち着いていたあ~~~~。
オリンピックは焦ってはならん!
万全の調整をしてきて、落ち着いていた選手が勝つ!!!
…これや。これやでー。
逆に準決勝まで絶好調だったオーエン君は「勝ち」を意識して、固くなっていた感じ。ハンセンは最後まで波に乗り切れず終わってしまった。
アテネ五輪の「チョー気持ちいー!」より、なんかこう、シミジミとしたインタビューだったわ。泣いているなんて…。プレッシャーも凄かっただろし、4年前より更に重みのある金メダルだと思いました。

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さて、ナショナル・トレーニング・キャンプも終わった大ちゃんは、高槻のリンクに帰ってきたのかな(今、JR京都線車内のテレビでは“おばあちゃんの知恵袋”“脳トレ”、劇団四季の“オペラ座の怪人”“ウエストサイドストーリー”CM、が交互に流れてる。大ちゃんも見てるかなー)。
大阪はず~っと35℃以上キープの日々です。昨日の京都なんて36℃だったもんねー。バテるはずよね。

北京五輪、フィギュア選手たちも皆、中京合宿で一緒にTVで試合見てたのかな。そこで「ググッ」と、モチベーションが上がったことでしょうか。
考えてみたら、冬季五輪まであと1年半…。1年半しかない!!!
トリノの頃は「まだ4年もある」と思っていたのに、アッという間です。でもトリノ五輪からここまで、色々色々ありましたよね。密度濃かったなあ。

大ちゃんが最新ブログで、デトロイトの事、新プロの事…語ってましたが。
デトロイトは高校3年の時に行っていた…ということは、「ナイヤ」の年だよね。ロシアのあの小柄なおっちゃん=クドリャフツェフコーチに指導を受けていた頃を差しているのでしょうか?
クドリャフツェフは「ジャンプを跳ばせるのが上手い」コーチとして、つとに有名でしたよね。豪州の某男子選手が、どーしても跳べなかった3A。公式練習で十数分、かのコーチに指導を受けたら、「ヒョイッ」と跳べるよーになったという。そんなエピソードもあったわね(でも、クドリャフツェフってシカゴだったのでは?)。
「…まさかまたここに戻ってくるとは思いませんでした・笑」って^^; そりゃそーだろ(笑)。

でも、ミシェル・リーやJ・ロビンソンはダグ・リーコーチつながりかな?と思うけど、あのジェンキンスコーチとも面識があったのかなあ。
キャロル・ヘイス・ジェンキンスは、美姫ちゃんがトリノシーズンだけついていた、元金メダリストの女性コーチ。とても温厚で上品な…ハートフルな方でした。この方、大ちゃんの新コーチっつうか「監修」してくれないかな~。タラソワさんみたいなポジションで。いや私の個人的願望ですよ。
今、歌子先生、武史くん、トレーナーさんにみやけん先生(?)…と、日本の人が大ちゃんについていてくれて、それはそれで「意思疎通が容易である」という面がとても良いのだけど。
でももう一人、「外から客観的に見てくれる人」がいたらいいんじゃないかなーと思うんです。経験豊かな老獪コーチで。
日本の中だけで「Good!Good!」と思っていても、アチラ(欧米)から見たら「Why?」な面もあると思う。特に表現面で。だから「そんなんじゃ、世界の大舞台では通用しないよ。もっとこうしないと」と、時には言ってくれる人がいたらいいなー、と思うんですよね。
日本の良いところ、海外の良いところ…両方バランス良く取り入れられたら…佐藤有香ちゃんにもその辺り、アドバイスもらってるのかなあ。しかし、相変わらず「お姉ちゃん」格の人がいたら、大ちゃんも安心みたいですね(笑)。

福岡PIWでは大ちゃんきっと、ファンの皆から「振付は!?!?!?」と質問責めだったでしょうね。黙ってても目が「???」と語りかけてたりして(笑)。
私、FSはてっきり「濃い~いラテン」か「亀さん的オペラ」が来ると思ってたんですが。「Ocean Waves」が「2本作ったFSのうちの1本」だったとは!

有川&宮本組がフランスのミュリエルコーチの元で練習してたとき、アシストコーチが亀さんだった…そして、みやけんと亀さんはウマが合ってた…この辺りの事情、過去のワールド・フィギュアスケート誌にもちょくちょく出てきます。
私も全然このつながりに気付いてなかったんだけど、今になってみると「不思議なご縁」があったんだなあ。そう、フィギュアも「ご縁」の世界だよ。
(あ、WFS10号=プルさんの表紙の号に、ミュリエルコーチのインタもあり。72頁には“すっさまじく”オトコマエな亀さんが映っています。この号は大ちゃんやカートのインタビューもあるし、なかなか“買い”です!)

そう、みやけん(又は南里君)つながりで、亀さんと組んでみたのかなーと、そこは容易に想像できますが、「フィーリングが合った!」ってのも納得。
「亀・賢・大」=この3人、なんかこう「好奇心旺盛」な感じしませんか?「面白がり」というか。いつもヘンなこと考えてるというか(笑)。
亀さんが今まで作ってきたナンバーって、「王道・無難系」じゃない。アバンギャルド系…「平凡を嫌う系」ですよね。明らかに。
ミュリエルチームはいつも、芸術的センスに溢れた面白いプロを創ってくるのですが、亀さんもその源泉だったのね…そういう意味でも、このG・ウィンストンの曲を持ってくるのって、「狙ってる」のだと思います。同時に「ダイスケなら出来る!」と思ったのでは。

やっぱり意図としては「ボレロ」みたいな、1本のシンプルなメロディで「ずーっとずーっと流れて滑る」…その中で起伏をつけて、段々とテンションを高揚させて深い余韻を残す…そんなイメージなのかな。
しかし、わたしはこの選曲がとても興味深い!「平凡を嫌って」欲しいです。Daisukeの個性を浮き彫りにして欲しい。大ちゃんってやっぱ「抽象」だと思うんですよ。具象ではない。「ここでこう演技して演技して~」を意識し過ぎるとかえってギクシャクしてしまうので、イメージのままに滑る方が、ダイレクトに伝わるものがあると思うのね。
それに、ここんとこずっと大ちゃんの「流れるような滑り」を堪能しづらいナンバーが続いていたので、欲求不満ではありました。速いステップも「せくすぃー」も見たいけど、やっぱ本質は「滑るように滑るタカハシ」なのよ。それをもっともっと見たかった。

日経新聞の記事で答えているように(ちろさん、日経ありがと~)、リスクの高い演目ではありますよね。ミスが多いと締まりの無い印象になってしまう。
ちょっと昨年(昨季)のサブチェンコ&ゾルコビーのFSを連想しました。あれも、ミス多発のNHK杯では芸術的印象は決して良くなかった。なんか「さみし~い」気持ちになっちゃった。でも、最後の最後、世界選手権での息を呑むようなテンションは素晴しかった!涙が出ました。
あんなふうに成功してくれたらいいな、と思うけれど、それには技術力も更にアップさせないといけないですね…ほんと、大変だ。

「Ocean Waves」は、「まっさらな氷の塊」を与えられて、あとは大ちゃんがどう彫刻をほどこしていくか…私はそんなイメージです。
デザイン画は亀さんが描いてくれて、ある程度、形も削ってくれている。
でも、どう彫っていくかは、大ちゃんの技術とセンスしだい。
「色」が無いので、「造形美」のみで魅了しなくてはならない。色で誤魔化せない分、キツイです。
でも、上手く彫れたら「氷って!こんなに美しいものだったんだ!」…と感嘆させる事が出来ます。それは、バラや果物を描いた油絵よりも、もっともっとインパクトを与える事が出来ると思うんですよ。
「もう1本のFS」も激しく見たいけど、それも本音だけど…これはこれで、極めて欲しいな。極めまくって欲しい。

…と、福岡PIW見てないけど(笑)、関大ブログに応援メッセージしよかな。
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3 コメント

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もう、「残暑お見舞い」ね (うぐいす)
2008-08-13 00:48:26
>neneさん
仕事は今…四大陸は終わったけれど、本番の世界選手権が控えているので、気が抜けない…という感じです(笑)。でも、お盆なので休みますよ!

大ちゃんの「Ocean Waves」、平凡ではない選曲ですよね。
福岡で見られた方はごく少数だと思うので、私があれこれ言っても…とは思うんですが、こういう「美し系」な曲が大好きなので、もう~ワクワクします!
せっかくモロゾフ以外の振付師で滑れるのだし、ここがまた大ちゃんのターニングポイントになるのではないでしょうか。
しかし、「Winter Into Spring」のアルバムって、店でみつけるの苦労しました(笑)。「Autumn」なら必ずあるのに~。

>MAHALOさん
暑いですねー。熱中症にお気をつけて。
内芝選手に続き、柔道は、さっき谷本選手が金メダルに!
五輪を見てると、1年半後がもう想像出来て、テンション上がりまくりです~。やっぱり金メダルはいいですねえ。

福岡で見られた貴重な証人として(笑)、力強い言葉を有難うございます。
合宿では、連盟の人はどういう反応だったのかな。私、このままFSとして少なくとも年末までは滑るんじゃないか…と思うんですが。
よっぽど反応が悪かったら、年明けからFSを換えるとか。そのために2本作ったのかな~?とか思うのです。
大ちゃんの「ツィ~ツィ~」と流れるように滑るスケーティング。ホレボレですよね。ほんっとに期待しています。
そして、もう一つ上のステージへ…上がる!上がれると信じてます。そのために選んだ曲なのかもしれないですね。

GPS前に…日本国内のブロック大会とか、試運転で出てくれないかしら。COIも望みを捨ててないのですが(出ようよ~)。
しかし、今季は大ちゃんに驚かされてばっかりですね。でもこれは「序章」で、またまた大きなドラマが待ち受けているのでしょうか…^^;
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こんばんは。 (MAHALO)
2008-08-11 22:54:17
こちら九州もクソ暑い毎日ですよ。。。
オリンピック。。北島!仕事で見れなかった(泣)
(時差がないのも良し悪しですわ)
凄いわ。。昨日の柔道の内芝選手(関係ないけど同郷です)といい挫折を経験して
この時にピークを合わせる事が出来るのは凄いとしか
いいようがないですね。

PIW福岡のオーシャンを幸運にも見られた私は
うぐいすさんの言葉に一々頷いてましたわ。
ほんとスケーティングを堪能できるプロです(キッパリ)
モロゾフの所に居れば、どうやったらレベルが取れるか勝てるのかなんて
考える事もなかったんでしょうけど、
SP以上に難しい挑戦をしてるのだろうなと思います。
でもこれを表現する事が出来たらまた一つステージを
上がれると楽の演技を見て確信しました。
王道じゃない?音楽の盛り上がりに欠ける?
否定的な意見もあるようですが
まだ完成版を見ていないのに必要以上にネガティブに
なる必要はないのかなと。
願わくはグランプリシリーズの前に小さいコンペに出られたらいいなと思っています。
長々とすみませんでした。
残暑厳しいので夏バテにはお気をつけて
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残暑お見舞い申し上げます (nene)
2008-08-11 21:34:06
関西は相変わらず厳しい暑さですね。お仕事もひと段落されましたか?たぶん、長めの記事なのでちょっとは余裕ができたのでしょうか^^
まだ、見ていないのでなんともですが、私もこの選曲は”平凡”じゃなくてそこがいいわ!なんだか、まったりとしていて劇的だったり物語がないぶん、イメージや解釈が自由にできるし、”滑り”を堪能できるような気がします。新しい大輔サマの魅力が広がると思うし、”勝つ”ためのすべはもちろん十分に考えてくるでしょうし、信じているわ!!!
もう一つはみることができるのかなあ?よくばりですが、創ったものみんな見たいです^^
まだまだ暑さは厳しいですが、お元気で!

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