本田美奈子. - 1986年のマリリン
運命の日
前回の『サマリー』へのアップ。なんで2017年8月15日書きかけのままその投稿がアップされなかったのか、今回その続きを書こうとしてやっと思い出した。
それは私にとって、今となっては「運命の日」とも言える2017年7月25日のことを書こうとしてその後書けずにいたせいだ。そう、詳しく書きたかった。同じように膝の故障で悩んでいる多くのランナーに少しでも役に立つように。
そういう思いが強すぎて、結局書けないまま1年半を要すことになった。この出来事は私の人生を象徴しているようにも思える。
難しい選択だ。中途半端なものでも出さないよりは意味がある。それはそうだが、そういうものはしばしばそれで終わってしまう。力のある人は、だから、そこから必ず、より大きくて確かなものへ昇華していく。そこに才能の差が出る。
横道にそれた。
7月25日。私は某市民病院で県内屈指だという膝の専門医の診察を受けた。それを紹介してくれたかかりつけ医の先生にはその点については大いに感謝している。
いろいろ書きたいところだが、今度こそ、最も重要なことに絞って、きっちり書くべき事を書いておかねばならない。同じ失敗は何度も許されないのだ。
膝については(他のことがどうかはわからない)専門医の診察を受けないと本当のことはわからない
これはきわめて重要なことだ。もうひとつ。
膝が痛いときは(他の部位にも概ね当てはまると思う)走り続けてはいけない。安静が最良の治療
そういうわけで、私はこの医師の診断(材料は持ち込んだMRIの画像と触診のみ)に従い、もう覚悟を決めていた手術を回避したばかりか(靱帯に損傷はないと診断されたため)こう言われた。
『痛くなければ(多少の違和感があっても)歩いてもいいし、なんなら軽いジョグだってしてかまわない。ただ、(痛みが出る)階段の上り下りだけは回避すべき』
なんというサプライズ。思いも寄らない僥倖が訪れた。
2017年の残り5か月。私はヨロコビを感じながら歩き、超スローペースでの短いジョグを積み重ねる。いつかそのうちにまた風を切って走れるようになるかもしれないという希望がそこには確かにあった。
《8月》
・15.9km 走った日:12日 《2017年8月のJOGNOTE》
《9月》
・33.6km 走った日:17日 《2017年9月のJOGNOTE》
《10月》
・0.3km 走った日:2日 《2017年10月のJOGNOTE》
《11月》
・5.4km 走った日:1日 《2017年11月のJOGNOTE》
《12月》
・54.6km 走った日:11日 《2017年12月のJOGNOTE》
この5か月、すべてウォーキングの距離の方が長かった。歩くことも、走っているのでは見えないこともいろいろあって楽しかった。特に鳥たちや草花にはずいぶん癒やされた。すべては小さな希望があればこそ、だったと思う。
ウォーキング
《8月》15日/19.1km
《9月》18日/34.3km
《10月》17日/39.1km
《11月》19日/66.4km
《12月》21日/73.5km
2017年、1年間の走行距離はわずかに195.6km。走った日は61日しかなかった。長い人生、そういう年もある。今はそう思える。
「もう走れないんだ」と思って、主に中古だが少しずつ買い集めたデジタル一眼レフカメラの装備一式はほとんど使っていない。

前回の『サマリー』へのアップ。なんで2017年8月15日書きかけのままその投稿がアップされなかったのか、今回その続きを書こうとしてやっと思い出した。
それは私にとって、今となっては「運命の日」とも言える2017年7月25日のことを書こうとしてその後書けずにいたせいだ。そう、詳しく書きたかった。同じように膝の故障で悩んでいる多くのランナーに少しでも役に立つように。
そういう思いが強すぎて、結局書けないまま1年半を要すことになった。この出来事は私の人生を象徴しているようにも思える。
難しい選択だ。中途半端なものでも出さないよりは意味がある。それはそうだが、そういうものはしばしばそれで終わってしまう。力のある人は、だから、そこから必ず、より大きくて確かなものへ昇華していく。そこに才能の差が出る。
横道にそれた。
7月25日。私は某市民病院で県内屈指だという膝の専門医の診察を受けた。それを紹介してくれたかかりつけ医の先生にはその点については大いに感謝している。
いろいろ書きたいところだが、今度こそ、最も重要なことに絞って、きっちり書くべき事を書いておかねばならない。同じ失敗は何度も許されないのだ。
膝については(他のことがどうかはわからない)専門医の診察を受けないと本当のことはわからない
これはきわめて重要なことだ。もうひとつ。
膝が痛いときは(他の部位にも概ね当てはまると思う)走り続けてはいけない。安静が最良の治療
そういうわけで、私はこの医師の診断(材料は持ち込んだMRIの画像と触診のみ)に従い、もう覚悟を決めていた手術を回避したばかりか(靱帯に損傷はないと診断されたため)こう言われた。
『痛くなければ(多少の違和感があっても)歩いてもいいし、なんなら軽いジョグだってしてかまわない。ただ、(痛みが出る)階段の上り下りだけは回避すべき』
なんというサプライズ。思いも寄らない僥倖が訪れた。
2017年の残り5か月。私はヨロコビを感じながら歩き、超スローペースでの短いジョグを積み重ねる。いつかそのうちにまた風を切って走れるようになるかもしれないという希望がそこには確かにあった。
《8月》
・15.9km 走った日:12日 《2017年8月のJOGNOTE》
《9月》
・33.6km 走った日:17日 《2017年9月のJOGNOTE》
《10月》
・0.3km 走った日:2日 《2017年10月のJOGNOTE》
《11月》
・5.4km 走った日:1日 《2017年11月のJOGNOTE》
《12月》
・54.6km 走った日:11日 《2017年12月のJOGNOTE》
この5か月、すべてウォーキングの距離の方が長かった。歩くことも、走っているのでは見えないこともいろいろあって楽しかった。特に鳥たちや草花にはずいぶん癒やされた。すべては小さな希望があればこそ、だったと思う。

《8月》15日/19.1km
《9月》18日/34.3km
《10月》17日/39.1km
《11月》19日/66.4km
《12月》21日/73.5km
2017年、1年間の走行距離はわずかに195.6km。走った日は61日しかなかった。長い人生、そういう年もある。今はそう思える。
「もう走れないんだ」と思って、主に中古だが少しずつ買い集めたデジタル一眼レフカメラの装備一式はほとんど使っていない。