決勝はジョコビッチ対フェデラー。ジョコビッチがフルセットを制す。
10時から生中継があったので「これは観るっきゃない!」と観はじめたが、暑さの中走ったせいで眠い。半分はうとうとしながら第3セットまで観た。お互いにほとんどブレーク・チャンスがない。2セットがタイ・ブレーク。チャンピオンシップ・ポイントを奪われながらもサービスエースでなんとかキープし、フェデラーが逆に第4セットを7-5で取り返した。ここであきらめた。
ここからは録画で見た。ファイナルセットは第6ゲームまでサービスゲームでは1ポイントも奪われてなかったフェデラーが、第7ゲーム、第8ゲームとデュースの連続ながら互いにキープ。4-4からの第9ゲームはジョコビッチのサービスゲーム。15-15からネット際のスマッシュをフェデラーがミスしてネットに引っかけたあたりからジョコビッチがペースをつかんだように見えた。
あるいはこのスマッシュミスはフェデラーの「疲れ」の証拠でもあったかもしれない。
サービスゲームをキープし5-4としたジョコビッチ。第5セットは中盤までフェデラー押し気味の展開だったのに潮目が変わった。うまく行ってる時ほど注意が必要だ! ワールドカップ直前の強化試合に3連勝した日本代表もこの罠にはまった。
第10ゲームフェデラーはサービスゲームをキープできず、スコア4-6で万事休す。
でも、この大会のフェデラーは久々に素晴らしい出来だった。32歳という年齢から限界説が取りざたされるこの頃だけど、少なくとも芝のコートではまだまだ世界一に限りなく近い位置にいることを証明した。
本当にどのプレーをとっても無駄がなく美しい。特にシングル・バックハンド。それとネットプレー。リスクを冒して攻めに出る勇気こそが実はフェデラーの魅力の最たるものだと思う。あまりにスマートなので観る者は忘れがちだけど。
王者にふさわしいテニススタイルにほれぼれする。他に代役はいない。
もちろんジョコビッチも素晴らしかった。わたしが注文をつけるとすれば、バックハンドが両手打ちである点くらい。それ以外はどのプレーもまとまっていてスキがない。そこがちょっとつまらないところだ。ときどき叫んだりするが、それは一瞬で、すぐに水を打ったように冷静さを取り戻す。このあたりの気持ちのコントロールの仕方が抜群だと思う。
優勝後には打って変わって柔和な表情を見せ涙をこらえ少年のように振舞えるオン・オフの切り替えも好感が持てる。その点は錦織に似てるかもなあ。
その錦織始め男子も若手が台頭し面白かった。女子も同様。ブシャール、ハレプ、ケルバーなど若くていきのいい選手を何人も観ることができて楽しい大会だった。日本の奈良、土居も2回戦で負けたけど、それぞれヴィーナス・ウイリアムス、マカロワを苦しめたし、日本のテニス界のレジェンドでもある伊達さんもマカロワに肉薄し話題をさらった。
10時から生中継があったので「これは観るっきゃない!」と観はじめたが、暑さの中走ったせいで眠い。半分はうとうとしながら第3セットまで観た。お互いにほとんどブレーク・チャンスがない。2セットがタイ・ブレーク。チャンピオンシップ・ポイントを奪われながらもサービスエースでなんとかキープし、フェデラーが逆に第4セットを7-5で取り返した。ここであきらめた。
ここからは録画で見た。ファイナルセットは第6ゲームまでサービスゲームでは1ポイントも奪われてなかったフェデラーが、第7ゲーム、第8ゲームとデュースの連続ながら互いにキープ。4-4からの第9ゲームはジョコビッチのサービスゲーム。15-15からネット際のスマッシュをフェデラーがミスしてネットに引っかけたあたりからジョコビッチがペースをつかんだように見えた。
あるいはこのスマッシュミスはフェデラーの「疲れ」の証拠でもあったかもしれない。
サービスゲームをキープし5-4としたジョコビッチ。第5セットは中盤までフェデラー押し気味の展開だったのに潮目が変わった。うまく行ってる時ほど注意が必要だ! ワールドカップ直前の強化試合に3連勝した日本代表もこの罠にはまった。
第10ゲームフェデラーはサービスゲームをキープできず、スコア4-6で万事休す。
でも、この大会のフェデラーは久々に素晴らしい出来だった。32歳という年齢から限界説が取りざたされるこの頃だけど、少なくとも芝のコートではまだまだ世界一に限りなく近い位置にいることを証明した。
本当にどのプレーをとっても無駄がなく美しい。特にシングル・バックハンド。それとネットプレー。リスクを冒して攻めに出る勇気こそが実はフェデラーの魅力の最たるものだと思う。あまりにスマートなので観る者は忘れがちだけど。
王者にふさわしいテニススタイルにほれぼれする。他に代役はいない。
もちろんジョコビッチも素晴らしかった。わたしが注文をつけるとすれば、バックハンドが両手打ちである点くらい。それ以外はどのプレーもまとまっていてスキがない。そこがちょっとつまらないところだ。ときどき叫んだりするが、それは一瞬で、すぐに水を打ったように冷静さを取り戻す。このあたりの気持ちのコントロールの仕方が抜群だと思う。
優勝後には打って変わって柔和な表情を見せ涙をこらえ少年のように振舞えるオン・オフの切り替えも好感が持てる。その点は錦織に似てるかもなあ。
その錦織始め男子も若手が台頭し面白かった。女子も同様。ブシャール、ハレプ、ケルバーなど若くていきのいい選手を何人も観ることができて楽しい大会だった。日本の奈良、土居も2回戦で負けたけど、それぞれヴィーナス・ウイリアムス、マカロワを苦しめたし、日本のテニス界のレジェンドでもある伊達さんもマカロワに肉薄し話題をさらった。