NHK・Eテレの「ようこそ先輩」を、見ました。偶然というか・・・ 金曜7:25pm
以前、時々見ていたのですが、放送時間も変ったようで見ていませんでした。
今回は林真理子さんの去年の再放送・後編でした。前編も見たかった。
彼女の話すことを全部、聞きたかった。
「妄想力は未来へのトビラ」
林さんが“妄想”をテーマにしようと考えたのは、自身のつらい体験があったから。
中学時代、イジメにあった体験を子供たちに赤裸々に語る林さん。
それを乗り越えられたのは“妄想”の力だったのだと、林さんは語ります。
授業一日目の最後に林さんは「十年後のシンデレラ」という宿題を出しました。
十年後のシンデレラの世界を自由に妄想し、物語を書いてくるという課題です。
次の日、子どもたちは物語を林さんに提出。それから一対一で面談が始まります。
そこにつづられていたのは、離婚したシンデレラや
日に焼けてたくましくなった王子様など林さんも仰天の妄想物語。
6年生たちの書いた物語が、飛んでるので面白い~。
女子生徒: 王子様と結婚したけれど、自分の理想の人とは違っていた。
そこで、離婚して新たな人を見つけて再婚するシンデレラ。
男子生徒; お城で暮らしていたけれど、王子を辞めて、新たな仕事を始めた。
それで日焼けしてたくましくなった。普通の生活だけれど、親子で幸せに暮らしました。
女子生徒: シンデレラは結婚してから、むくむくと太ってしまい、これではいけないと姉たちの所へ帰り
(修行?)仲良く暮らし、また元のようにスマートになってお城に戻り幸せに暮らした。というようなお話~。
真理子さんのお話は、姉の1人は本当は優しい人だった。
王子様が家に来た時、王子様はひと目でシンデレラに心を奪われたことが、わかった。
姉はほっそりしていたしガラスの靴も履けたけれど、履けない振りをした。
姉の視点で、そんな感じのお話でした。
私だったら、これらのような、妄想物語は書けない~。妄想力がほしいです。
さすが、「十年後のシンデレラ」の課題も、林真理子さんらしい。
妄想する力、想像する力は、誰人も奪うことはできない。
(想像力のない人が苦手というか、単純な人が苦手かも)
ナチの収容所で生き延びた人々は希望を失わなかった人々と聞いたことがある。
吉川英治(だったと思う)に無人島に行くなら、どんな本を持っていくかと聞いたら、
何も持って行かない。自分の頭の中に物語が詰まっている。