新聞記事から:
力強い改革 今こそ安倍政権成果示せ
今後、安倍政権が取り組むべき課題など3氏に聞いた。
抜粋しました
憲法改正
司会:
今回の「憲法改正を阻止するために、改憲の発議に必要な3分の2をとらせてはいけない」
という発想は、国民投票法を作らせない発想と同じだ。
一方で、「3分の2をとれば、憲法改正が可能になるかもしれない」というのも幻想だ。
飯尾 潤氏 政策研究大学院大教授:
日本には「米国に押しつけられた」憲法を全面否定する「右派」と、
物神化する「左派」がいるが、多くの有権者は真ん中にいる。だから議論がかみ合わず、
いつまでたっても、憲法改正はできないし、逆にみんなが尊重するという意味での定着もしない。
憲法改正を実現している国では、与野党が合意して改正するのが普通だ。
野球で勝ったチームだけの意見で
ルールを変えるのはおかしいのと同じ。
負けた方も納得して初めてルールは変えられる。
日本でも民主党政権時代に、税と社会保障の一体改革について、
民主、自民、公明による3党合意があった。
憲法審査会で議論するうちに国民も理解が深まり、
政治家はおおむね一致したから国民に承認を求めようとなることが必要だ。
憲法を選挙の争点にしてはいけない。
司会: 全体として改憲賛成か反対かではなく、一つ一つ議論する作業が必要だ。
飯尾: これだけ安定した政権に謙虚さが必要だ。選挙で勝った、負けたの世界ではなく
静かな議論をすべきだ。参院で改憲勢力が3分の2を超えても憲法は急には変らない。
政治に望む
小林喜光氏 経済同友会代表幹事:
人々の幸せを考えると、必ずしもGDPだけではない。
規制を緩和し、新しい事業をスピード感を持って
展開できる状態にしないといけない。社会保障、格差問題などは全て連動しており、
省庁の縦割りでない、首相官邸には全体を見てほしい。
坂東真理子氏 昭和女子大理事長:
人材育成もイノベーションも百発百中はあり得ない。
100回やって成功が3つ、4つで上出来だ。
まず失敗を許容するような柔軟な社会作りに取り組むべきだ。
女性の進出は「出るくいは打たれる」という日本の風土を変える。
安倍政権の本当の実力が問われるのはこれからだ。
与野党ともに厳しいことも良いことも合わせて有権者と対話しなければいけない。
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言われている通りだと思いました。
野球のルール作りは、分かりやすい例をあげている。