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「スターリンの葬送狂騒曲」面白そう

2018-08-02 07:14:17 | 映画

コメント欄は閉じておきます。

興味深い映画の紹介記事を読みました。

ロシアで上映禁止って、相当に面白いのでしょうね。只で宣伝してもらった映画です。

スターリンを題材にした映画はコメディーで描かないと見たくない。

これは彼の死後の映画ですが。

 

ソビエト連邦最高指導者ヨシフ・スターリンの死をきっかけに巻き起こる

権力争いをブラックユーモアたっぷりに描き、

ロシア政府に上映禁止の措置を受けた異色コメディ「スターリンの葬送狂騒曲」で、

フルシチョフを演じて芸達者ぶりを見せつけた個性派、

スティーブ・ブシェーミが作品について語った。

 

「物語の始まりは、『The Death of Stalin(スターリンの死)

というタイトル(原題)通り。スターリンが死に、すべてが大混乱に陥る」と、

フルシチョフは閣僚のひとりで、政治局の一員であり、農業大臣でもある。

スターリンのちょう愛を受け続け、

おどけた道化役として実にうまく彼は立ち回っていたんだ。

 

表向きは厳粛な国葬の準備を進めながら、そのフルシチョフと

スターリンの腹心だったマレンコフ、そして秘密警察警備隊長のベリヤの3人が、

権力の座を求めてウソと裏切りを仕掛け合い、

狂気のイス取りゲームがヒートアップしていく。

そのゲスなエピソードのほとんどが、実話だというから驚きだ。

元アナウンサーの松平定知さんのコメント。

「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」という芭蕉の句がありますが

「面白うてやがて恐ろしの映画かな」というところでしょうか。

 

フルシチョフは村夫子然(そんぶうし)として会話力にたけたところがある。

また、マレンコフのような「空気の読めない気の弱い人」は、

どの社会にもいます。これはこれで笑えました。

こういうドラマチックで、ドラスティックな権力闘争は、

洋の東西を問わず、国を超え、時を超え、何処でもいつでも繰り返される。

「人間の業」そのもの。

笑って描くしかない現代社会、というより人間社会へのいわば宿業に

警鐘を鳴らす本作品を、ご覧頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 


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