とても興味深い内容でした。
人生100年時代の自分らしい生き方とは
加藤俊徳(昭和大学客員教授)
私が知っている元気な80歳、90歳は、誰もが自分の脳が喜ぶこと、楽しいと
感じることを大切にしている。脳にとって、楽しいということは非常に
重要である。楽しいときは、脳が最も活発に活動しているときだからだ。
若いころは、ひとりでいても脳はよく働いてくれる。しかし50歳を過ぎると、
自力では段々動かなくなってくる。年をとって孤立することがよくないには、
そのためである。
欲は脳の成長のためには欠かせない。欲のない人は早くぼけてしまう。
自分はもう年だからと意欲を失うと、脳もだんだん衰えていく。
脳に良い生活で認知症予防
一般には女性のほうが、年をとっても脳は若々しい。
それは、女性は50歳以降も人との交流が多く、
趣味や自分らしい楽しみを持っているからだ。また家事によって、
生活のなかで脳を十分に使う習慣が身についている。
逆に男性は定年を迎えると、とたんに脳を使う機会が少なくなる。
そこで、定年後の男性は家事をなるべくするほうがいい。
人との交流がないと、脳は使われなくなり、認知症になる
リスクが一気に高まってしまう。
定年後の居場所、交流場所をつくることは非常に大事である。
大事なのが睡眠だ。12時前に寝床に入り、6時間以上は
必ず眠るようにしたい。
規則正しく、バランスの良い食生活も大切である。
コンビニ弁当やマーガリン、化学調味料などは控えたい。
手、足、口をよく動かすことで、海馬も記憶力も刺激される。
認知症予防のためには、1日1時間は何らかの運動をする必要がある。
カラオケで思いっきり口を開けて歌うことも効果的だ。
脳トレとして特におすすめしたいのが、利き手ではない方の手を使う。
右利きの人なら歯磨きや、マウスを左手で操作したりする。
孤独はアルツハイマー型認知症の発症リスクのひとつである。
現代社会はデジタル化により、人々はどんどん脳を使わなくなって
きている。鉛筆で字を書く機会が減ってきた。
しかし人の話を聞いて、ノートなどに写す作業は、
最高の記憶力のトレーニングだ。
デジタル化が避けられないないのなら、アナログ的なものとの
共存が大切だ。とりわけ私は、今こそ礼儀や思いやり、感謝といった、
日本人が昔から受け継いできた精神的な営みを大切にすべきだと思う。
そのようなものが、実は脳の健康や成長にとっても非常に重要なのだ。
いずれにしろこれからは、人生の本当の価値は定年後に決まる。
50代以降に、新たな才能を開花させる人も増えるだろう。
人生100年時代こそ、本当の自分らしい人生を生きられる、
最高の時代なのである。
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いつの頃からか、人生100年時代って言われるようになりましたね。
無趣味というような人は、注意した方がいいですね。
そういう人たまに、いますよね。余計なお世話って言われそうですが・・・
カラオケに行きたいと思っていても、なかなか行けなかった。
そして、行きました。以前、駅近くに2軒くらいあったみたいでしたが
1軒はつぶれたのかな!?
最近、CDを聴いている宇多田ヒカルの曲を~♪
音楽がぼけ防止には一番良いそですね。
(書道、写真、俳句)@お稽古を3つしている。
メンバーとの交流もあるし脳はいやでも使っているので、
ぼけない予感は十分なのですが・・・
もろもろ覚えられないし、以前なら簡単に理解できたと思うけれど・・・