ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

ひと言の思いやり ~小石川後楽園と彼岸花~

2019-09-21 | 公園・庭園・名所
ちょっと早かったようです。彼岸花です。
”そろそろ咲き出しました‟というネットの記事を見て、雨がふらないうちにと、
あたふた小石川後楽園へ出かけてみました。



入口から入ると、大泉水と呼ばれる池がいつものように目に飛び込んできました。
庭園の中央に位置する池は、周囲の緑を水面に写し、悠々とした風情です。
うっすらと色づいてきているような感じがします。





さてと、彼岸花はどこに。ぐるっと見回しても、花がみあたりません。
あてずっぽうに東の稲田の方向に歩いていくと、おっと案山子さんが立っているではありませんか。

早速案山子さんに、お尋ねしてみました。
お一人目の黄門様のようなお方。
「うーん咲き出しだとは聞いたが、さてどこだったかな。」



それではと、二人目の元気いっぱいの小学生。
「この後ろだよ! ちょっと早いかもね。」



彼岸花、発見!。確かにほとんどまだつぼみです。咲き始め数本といったところ。



ケアマネのRさんは、家庭訪問のたびに、開口一番、「全然心配してないから」と私のことを笑い飛ばします。
元気の人です。笑顔の人です。背中をドーンと押してくれる人です。

でも今日の私を見たら、いったいネットのどこをみてたのと、さすがに心配になるかも。というのも、ネットの記事は去年の記事だったんです。あはー。

コラムニストだった金平敬之助さんは、「ひと言で人は活きる ひと言で人は沈む」と、「ひと言の思いやり」の大事さを強調された人でした。

Rさんの「心配してないよ」の言葉は、私にとって、できることを考えましょうとの
叱咤激励なんです。
それは、ケアする一人ひとりに応じての「ひと言の思いやり、優しさ」なんです。

Rさんは近く異動になるとのこと。支えてもらっていただけに、「えぇー」です。





彼岸花は別名曼殊沙華。天に咲く花です。
繊細でいて、芯の強さを感じさせる花です。
花言葉は情熱。





Rさん、いつか会うことがあったら、「やっぱり心配なかったね」と言ってもらえるよう、頑張ります。

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