都立薬用植物園の続きです。
園内にはいろいろの薬用植物が植えられています。
その中に紅葉しているものがいくつかありました。
ハゼノキです。
きれいに赤く色づくことでよく知られています。
ただしウルシ科の木ですので、”触るとかぶれることが
あるので注意”、というようなことが書かれていました。
高さは、10mくらいはあったかもしれません。
写真では葉が少しづつ落ちていて、実も茶褐色になって
いました。
ミツデカエデ(三手楓)というのだそうです。
これもかなり大きな木でした。
小枝のさきに3枚一組の葉がついている形状から
ミツデと言われるようで、手のひらのような
カエデの葉とはだいぶ異なっています。
これはギョリュウという樹です。
5~6mはあったと思います。ふわふわです。
リュウは柳と書き、樹が柳のように垂れて来る
ところから、名前がついているようです。
針のように細い葉ですが、落葉する広葉樹なんだ
そうです。紅葉するかどうかわかりませんが、
うっすらと黄色くなっていました。
近くの名札にムラサキセンダイハギとありました。
150㎝くらいの高さで、密になっていました。
ネット検索すると紫の花の写真はたくさん出てき
ましたが、色づいた葉の写真が見つかりません。
間違ってはいないと思うのですがー。
とにかくきれいに色づいた葉でした。
実がなっている樹です。
まずサンシュユです。
これは名札にノイバラと出ていました。
ノグルミというのだそうです。
クルミの仲間で、5m位はあったと思います。
サルトリイバラです。1mくらいの低木
だったように思います。
棘があるはずですがー。
ガマズミです。2mくらいでしたでしょうか。
タラヨウです。かなり大きな木でした。
別名ハガキの木と言うとネットに出ていますが、
謂れがよくわかりません。
ゴシュユというのだそうです。
ミカン科なのだそうですが、3mくらいあった
と思います。
ケチョウセンアサガオ(ナス科)で、大きな花がこんな実に
なるんですね。
ユリ科のタチシオデだそうです。
珍しいようです。
クコの赤い実です。
クコもナス科なんですね。
シコクビエだそうです。いわゆるヒエですね。
イネ科で、実を粉にして団子などにできるそうです。
かつては山間部に多く植えられていたとか。
今回、園内の草木を、チェックしながら歩いておられた
ガイドボランティアの方に、たまたま出会いました。
確か活動は休みのはずでしたが、少し離れてついて
こられるならどうぞ、と言って親切にして下さい
ました。
おかげで、珍しい樹々の場所などを知ることが
できました。ありがとうございました。
ミツデカエデ、ギョリュウなど初めて見ました。
赤い実が多いですね。サンシュユの赤が艶々して美味しそう^^
タラヨウ、別名「ハガキの木」の謂れはは葉の裏に尖ったもので字を書くと黒く跡が残るので、
古代インドで手紙や文書を書くのに用いた多羅樹の葉になぞらえてその名を付けられたと
郵便局の前のタラヨウの木の前に説明書きがありました。
ハガキの木の謂れを教えていただき、
ありがとうございました。
古代インドで用いられていた多羅樹の葉に
になぞらえて多羅葉(タラヨウ)という
名前がついたんですね。
葉書という名称も、このことと関係が
あるのかもしれませんね。
それにしても、実際に郵便局に植えられて
いたとは、ちょっとびっくりしました。