ヒマヒマノキ ~歩いて、見て、楽しんで~

庭園・街の花、まつり・名所。いろいろな出会いを,その時々の想いを交えて、皆様にお届けします。

雨の曳っかわせ ~埼玉・川越まつり~

2017-10-16 | まつり・イベント
あいにくの雨でした。雨の中の川越まつり。自然には勝てませんね。さてどんな状況か。

今年は10月15日・16日の両日にわたって行われました。二日目(16日)の夕方、西武池袋線の本川越駅を降り、改札口から駅前広場に出ると、傘を差しながらまつりに向かう人が通りを行き交っていました。雨模様のせいか例年に較べると人がやや少ないようです。それでも山車がやってくるとあっという間に人だかりがしてきます。



昨年(平成28年)12月に、川越まつりがユネスコの無形文化遺産に登録されました。その影響もあるのでしょう、外国人観光客の姿も結構見られました。
ただ残念なのは、いつもなら山車の上に見られるはずの人形が見られません。山車自体もビニールですっぽり覆われています。ビニールをつたって雨が滴になって落ちていきます。やむをえないでしょう。豪華絢爛な山車を雨に濡らすわけにはいきません。
そんな中でも、通りの仮設舞台でお囃子と舞が行われています。居囃子です。通りに止められた山車でも、同じように笛・太鼓の囃子と舞が繰り広げられています。

小雨が降る中では、山車の巡行は中止かと思っていました。しかし、通りを「先触れ」の提灯ががやってきます。曳き手が「そーれ、そーれ」の掛け声で山車を曳いてきます。提灯の明かりに浮かび上がった山車が大きくなってきます。舞い手や囃し方の姿が目の前に迫ります。こうでなきゃ。これが川越の山車です。まつりです。

恒例の「曳っかわせ」。これを待っていた観光客が山車を取り巻きます。二つの山車の先頭では、曳き手のたくさんの提灯が声援とともに上下・左右します。もっとも声は聞こえてきますが、見えません。見えているのは観光客の傘・傘・傘。今年は傘に取り囲まれた「曳っかわせ」になりました。


























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