中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

ミャオ(苗)族-12-

2006-09-10 00:47:50 | 中国のこと
 西江鎮から西へ朗徳上寨のミャオ族を訪ねる途中で、新橋(Xinqiao)郷大唐(Datang)村に立ち寄った。ここは超短裙ミャオの村で、ここではこの日に婚礼の様子を演じてくれるというと聞いていたので訪ねて回ったが、それらしい気配はなかった。村人に聞くと娘達は皆北隣の凱里(Kaili)市で開かれるミャオの祭に出かけてしまったそうだ。仕方なく村の中を見て回っていると、1人の中年のフランス人の男性に出会った。彼も婚礼の模擬儀式を見に来たらしい。



 ガイドの馮彦が交渉してくれて、彼も一緒に一軒の民家に行き、その家の若い女性に民族衣装を着けてもらうことにした。

 服装や銀の装飾品などはスカートが短い他は、「西江型」であった。



 この女性は部屋に置いてあるはたおり機を使って布を織る様子を見せてくれた。



 この村で出会ったフランス人はガイドもつけない独り旅のようだったが、このような外国人は他でもよく見かけた。見知らぬ異国の奥地にガイドブックを頼りに独り旅する積極さには感心するが、同じ独り旅でも私のようにガイドをつけた方が、行き先のいろいろなことについて知ることができ、現地の人との交流もできるのでいいのではないかと思う。貴州にはこれまで4回行ったが、すべて貴州省中国国際旅行社の馮彦が担当してくれた。彼女は貴州内のことを非常によく知っているし、私の好みも分かって細かい心遣いをしてくれる信頼できるガイドである。