ミャオ族の人口は約40万人で貴州省に最も多く(約50%)居住しているが、その他に雲南、湖北、湖南、広西、四川にも住んでいる。
湖南省の西部を湘西(xiangxie)と言い、ここに湘西土家(Tujia)族苗族自治州がある。この自治州の貴州省との省界あたりにある鳳凰(Fenghuang)という明清時代の古い城市は、近年観光都市として整備され、内外の観光客が多く訪れている。
この城市には沱江(Tuojiang)という川が流れ、両岸に古い家が並んで風情ある風景を作っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/91/6888341297d852962fdd48a934f0325e.jpg)
沱江に面して建てられたこの建物は、長い柱で床が支えられた高床式のもので吊脚楼(diaojiaolou)と言い、このように水に面した所でも山の斜面でも至る所に見られる。山間部のミャオ族の住居はほとんどが吊脚楼である。斜面に家を建てようとすれば、どうしてもこのような構造になるだろう。山の斜面に建てられる家屋は、斜面の下側に面して吊脚があり後方は地面に接しているから、家屋の前面は2階建てで後方は平屋になっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/d4/effab7b3184d42a2234f61c9bfba6b94.jpg)
沱江のほとりで、1人のミャオ族の女性が小さな木製の織機を使って細い帯を織っていた。この女性は龍玉門さんと言い、前にインタネットでこの女性に関する記事を読んだことがあった。鳳凰を訪れたらぜひ会いたいと思っていたので、彼女の姿を見つけた時は嬉しくて、近寄って挨拶しいきさつを話すと、彼女も打ち解けて一緒に写真を撮らせてくれた。貰った名刺には「苗族花帯織芸」とあり、彼女は苗族の伝統工芸品の花帯というものを織っている。花帯はさまざまな伝統的なシンボルを織り込んだ美しいもので、民族衣装の紐や乳幼児を背負うためのものだそうだが、意中の男性の心を繋ぎ止めておく意味もあると聞いた。1本の花帯を織り上げるのには1週間ほどかかるそうだが、1本は40元(約560円)という安さだった。
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龍さんが織った携帯電話のストラップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/14/b01115513d118e9e0742dcfc179479f1.jpg)
鳳凰にはミャオ族が多く住んでいる。街には物売りの女性の姿もよく見られる。
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1日の商売を終えて帰る婦人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/75/6a52d18c06a7ac7565990f8f0529b6c1.jpg)
この店は豚や鶏の燻製肉を売るミャオ族の店で、ガイドの馮彦と運転手の張さんは家に買って帰ると言って入った。「腊肉」は燻製肉を意味している。店の主人は40歳代だったが私に「日本人か」と尋ねたので、そうだと答えると急に両手を組んで顔の前で軽く上下させる拱手(伝統的な中国の礼)をした。その様子が何となくユーモラスだったので思わず笑ってしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/af/195dff96f169f240025231ebce179829.jpg)
この店は別の腊肉店。さまざまな燻製肉を売っているが、米国のコミック映画のバットマンのようなのは豚の顔の部分。グロテスクなようなユーモラスなようなものだが、どうやって食べるのか、刻んで野菜などと一緒に炒めたりするのではないか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1a/ac955a71c0f7a5a109987a9b89def5de.jpg)
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朝の鳳凰の街並み
湖南省の西部を湘西(xiangxie)と言い、ここに湘西土家(Tujia)族苗族自治州がある。この自治州の貴州省との省界あたりにある鳳凰(Fenghuang)という明清時代の古い城市は、近年観光都市として整備され、内外の観光客が多く訪れている。
この城市には沱江(Tuojiang)という川が流れ、両岸に古い家が並んで風情ある風景を作っている。
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沱江に面して建てられたこの建物は、長い柱で床が支えられた高床式のもので吊脚楼(diaojiaolou)と言い、このように水に面した所でも山の斜面でも至る所に見られる。山間部のミャオ族の住居はほとんどが吊脚楼である。斜面に家を建てようとすれば、どうしてもこのような構造になるだろう。山の斜面に建てられる家屋は、斜面の下側に面して吊脚があり後方は地面に接しているから、家屋の前面は2階建てで後方は平屋になっている。
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沱江のほとりで、1人のミャオ族の女性が小さな木製の織機を使って細い帯を織っていた。この女性は龍玉門さんと言い、前にインタネットでこの女性に関する記事を読んだことがあった。鳳凰を訪れたらぜひ会いたいと思っていたので、彼女の姿を見つけた時は嬉しくて、近寄って挨拶しいきさつを話すと、彼女も打ち解けて一緒に写真を撮らせてくれた。貰った名刺には「苗族花帯織芸」とあり、彼女は苗族の伝統工芸品の花帯というものを織っている。花帯はさまざまな伝統的なシンボルを織り込んだ美しいもので、民族衣装の紐や乳幼児を背負うためのものだそうだが、意中の男性の心を繋ぎ止めておく意味もあると聞いた。1本の花帯を織り上げるのには1週間ほどかかるそうだが、1本は40元(約560円)という安さだった。
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龍さんが織った携帯電話のストラップ
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鳳凰にはミャオ族が多く住んでいる。街には物売りの女性の姿もよく見られる。
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1日の商売を終えて帰る婦人。
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この店は豚や鶏の燻製肉を売るミャオ族の店で、ガイドの馮彦と運転手の張さんは家に買って帰ると言って入った。「腊肉」は燻製肉を意味している。店の主人は40歳代だったが私に「日本人か」と尋ねたので、そうだと答えると急に両手を組んで顔の前で軽く上下させる拱手(伝統的な中国の礼)をした。その様子が何となくユーモラスだったので思わず笑ってしまった。
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この店は別の腊肉店。さまざまな燻製肉を売っているが、米国のコミック映画のバットマンのようなのは豚の顔の部分。グロテスクなようなユーモラスなようなものだが、どうやって食べるのか、刻んで野菜などと一緒に炒めたりするのではないか。
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朝の鳳凰の街並み
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